第三回(平成28年9月)定例議会 質問 @。20160921。 2016/11/25
会派・創心クラブ 代表質問です。
初 問 1つ目、市長の政治姿勢について、質問の要旨は、 委託料について、バス路線について 2つ目に、教育行政について、質問の要旨は、 学区制について、二学期制について、質問してまいります。
この第3回定例会の開会日に、市長から、市長所信及び議案説明がありました。 市長所信では、最初に、職員の不祥事の報告がありました。 このところ、鳴門市の中で、教育関係での事件や事故が続いています。徹底した抜本的な改善、対応が必要であります。 次に、公用車を使用しているにも関わらず、役員等を務める団体から交通費を受け取っていた問題について、お詫びがありました。 この交通費の問題は、認識不足であった、とは言いますが、一番目のご報告の、職員の不祥事と同等に、いや、それ以上に、深刻な問題である、と思います。 すなわち、県内の市長、町長が役員などを勤める団体の事務処理のあり方の問題、そして、受け取る側の、市長、町長の公金、公のお金に対する姿勢の問題であります。 会議に出席したとき、この交通費を、どこで、どのような方法で、受け取っていたのでしょうか。 通常、このような会議の時は、受付で、表書きに「交通費」と書いた現金の入った封筒などを受け取り、出席者名簿に、出席と交通費受領の印鑑を押すなり、自署、サインをしたりするものですが、どのような行き違いがあったのでしょうか、よく理解できません。 この件で、市民は、市長の出席する団体の会議のあり方に大きな不信感を持つに至ったのであります。 今、市民からの不信感を払拭しなければなりません。
一方、議員も同様に、議員としての姿勢が問われています。 政務活動費の不正取得について、元兵庫県議会議員、元徳島県議会議員など、そして、最近では、富山県議会、富山市議会でも、議員の公金に対する姿勢が問われており、大きな問題となっています。 私たち議会の権限は、地方自治法の第96条に定められています。 その中で、議会が、条例を制定したり、改正や廃止したりすること、また、予算を定めることや、決算を認定することは、とても大事なことでありますが、その議会の構成員である議員が、公金に対して、不正をはたらくということになると、議員の資質が問われ、議会全体への信用が無くなります。予算審議や決算審査、条例の制定など、できるはずがありません。 行政に関わる議員も公務員も、常に、その行動は、公平にして、公正でなくてはならない、ということを自覚して、質問に入ります。
『委託料について』質問します。 委託料については、予算審議の際に、委託内容である事業名と、委託の予算額は提示されていますが、委託先については、『未定』が、数多く見受けられます。 そして、『委託先が未定である』中で、予算が可決承認されているのであります。 今年度、平成28年度の当初予算から、一般会計について、具体的に申しますと、 企画総務部の当初予算では、 委託先が「130」件、委託料の合計が「203,504」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「11」件で委託料が「57,185」千円、 経済建設部の当初予算では、 委託先が「24」件、委託料の合計が「442,676」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「24」件で委託料が「109,255」千円、 市民環境部の当初予算では、 委託先が「77」件、委託料の合計が「358,272」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「11」件で委託料が「191,213」千円、 健康福祉部の当初予算では、 委託先が「164」件、委託料の合計が「652,758」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「10」件で委託料が「197,540」千円、 教育委員会の当初予算では、 委託先が「106」件、委託料の合計が「213,809」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「3」件で委託料が「43,345」千円、 消防本部の当初予算では、 委託先が「25」件、委託料の合計が「38,844」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「3」件で委託料が「8,110」千円、
今年度、平成28年度の当初の一般会計予算総額は250億2,500万円であります。 この予算額のうち、総委託先が「743」件、総委託料が「1,909,863」千円、一般会計全体の「7.6」%を占めています。 この予算審議の時に、委託先が未定の件数が「681」件、予算金額にして「1,303,215」千円、一般会計全体の「5.2」%を占めています。
次に、企業会計では、資本的支出と収益的支出を合計して申し上げますが、 水道会計では、支出予算が「2,385,183」千円であり、この予算額のうち、総委託先が「42」件、総委託料が「259,660」千円、会計予算全体の「10.8」%を占めています。 ます。 その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「2」件で委託料が「64,659」千円、 委託先が未定の件数が「40」件、予算金額にして「195,001」千円、支出会計全体の「8.1」%を占めています。
ボートレース会計では、支出予算が「47,683,919」千円であり、この予算額のうち、総委託先が「112」件、総委託料が「3,319,237」千円、会計全体の「6.9」%を占めています。 その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「12」件で委託料が「503,790」千円、 委託先が未定の件数が「100」件、予算金額にして「2,815,447」千円、会計全体の「5.9」%を占めています。
以上のように、予算審議のときに、委託先の決まっていない委託料予算を審議し、承認してきています。 委託料予算が承認された後には、年度内に委託先が選定されて、事業が行われるのでしょうが、その選定方法、結果について、また、事業の成果報告については、多くの場合、決算審査において、審査されるまで、議会が認知、知ることはありません。 委託先の選定方法に問題は無いと思いますが、今一度、委託先の選定方法をお聞きして、問題なり、課題がありましたら、検討していきたいと思います。 ここで、質問ですが、予算の中の「委託先」の選定方法について、お伺いします。 ご答弁により、再問します。
次に、『バス路線』について、質問します。 このバス路線については、第1回定例会で、広域行政の視点から、質問しました。 徳島バスが、この4月から7つの系統を廃止することになり、鳴門線では、徳島と岡崎海岸の系統、徳島と小鳴門橋の系統が廃止になる、ということで、もっと広域的にバス路線を見直し、検討する必要がある、と申し上げました。 今回は、この広域という視点に加えて、実質的に、バスを利用する市民の皆さんが、積極的にバスを利用するようになるには、どのようなバス路線にすべきなのか、という視点から、質問してまいります。 まずは、もう一度、鳴門市内を走るバス路線の「現状」について、お聞きします。
ご答弁により、再問します。
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