新緑 山笑う。20170423。 2017/04/23
ほんの少し前まで、桜の開花が遅れるなど、寒さが続いていましたが、このところ、めっきりと暖かくなり、満開の桜が散った後は、我が家の横の「妙見山」は、快晴の青空を背景にして、「笑う」がごとく、モコモコと一気に新緑が広がっています。

晩春を味わう間もなく、陽気は、すでに初夏です。

季節の移り変わりの「不思議さ」は、まさしく不思議としか言いようがなく、旬の野菜を味わうたびに、感謝と嬉しさで、思わず笑ってしまいます。

その笑いが反射しているかのような、「山の新緑」の輝きです。
第一回(平成29年2月)定例議会 意見と要望。20170222。 2017/04/22
意見、要望
 地域、諸団体からの要望をこのたびの平成29年度予算にどのように予算化したのか、をお聞きしましたが、この事業、あの事業です、というような、具体的な事業予算について、ご答弁がありませんでした。
 ただ、ご答弁の内容からは、どの事業予算についても、市民福祉のための予算ではあるけれども、このたびの、この予算については100%、地域や諸団体からの要望があっての予算です、とは言い難い、という事と理解しておきます。
 例えば、このたびの予算で「道路維持関係費」として、163,000千円が提出されていますが、鳴門市全体に対応するための予算であるものの、その中で、道路維持補修費、71,200千円などは、この予算額で、鳴門市内全域をすぐにでも維持補修するとは考えにくく、特に危険な道路など、優先順位をつけての予算であると思います。
 しかしながら、地域、諸団体の方々は、まさに地域の現場において、現場の問題を解決するための事業予算を要望されるのであります。
 これからも、あらゆる機会を通して、市民の皆様からのご意見やご要望をお聞きして、鳴門市のまちづくりとなる施策に反映していきたい、とのことでありますので、今後も、より一層、そのように努めて頂くように意見・要望としておきます。

 次に、条例の制定について、であります。
 ご答弁にありましたように、この法律の改正の趣旨、育児・介護休業法の改正の趣旨は、妊娠・出産・育児期や家族の介護が必要な時期に、男女ともに離職することなく働き続けることができるよう、仕事と家庭が両立できる社会の実現を目指し、雇用環境を整備するというものであります。
 地方公務員については、しっかりと、この改正の趣旨に沿った対応が行われることでしょう、そして、鳴門市内の事業所において、比較的規模の大きい企業は、速やかに対応し、社内で問題なく運用されているとのことでしたが、中小規模以下の企業の対応状況は、法の趣旨に沿った就業規則の見直しが速やかに行われているといえる企業が、非常に少ないということであります。
 この点、現在の、若い方々の働き方の問題として、重要なことであります。今後、関係機関と連携しながら、鳴門市内の職場で働く方々の、よりよい就労環境づくりに取り組んでいただきたいと、願っております。

 次に、新学校給食センターが稼動すれば、経費も削減される。学校給食費の徴収について、公会計化するに当たり、それよりも、給食費を完全に無償にするように、との質問をしました。
 ご答弁は、鳴門市では、年間100万食程度の給食調理をしていて、無償化するには、多額の経費が要るので、完全なる無償化はできない、とのお考えでありました。
 この給食費の無償化については、近い将来において、必ずや、実現することでありましょう。
 この点、引き続き、議会で議論して、提案していきたいと思います。

 次に、安全なまちづくりについて、耐震対策について、津波対策について、避難後の場所・生活について、であります。
 ご答弁は、
小・中学校の体育館や徳島県の施設や民間施設を「指定避難所」として指定していて、これら施設で「新耐震基準」に適合する施設や耐震改修により地震に対して安全な構造であると判断できる施設については施設自体が倒壊するなどの大きな被害は生じないであろうから、優先的に避難所として使用したいと考えており、地震発生後に「避難所」として開設する場合には、施設の安全性を十分見定めた後に、使用する、とのことであります。

 次に、橋梁の耐震化につきましては、
ご答弁は、
市内737橋のうち、広域避難路等に架かる主要な橋梁10橋を選定し、年次計画的に耐震補強を施していて、現在、「撫養川大橋」「城見橋」「文明橋」「板東跨線橋」「大正橋」「木津神橋」「大代谷橋」の7橋について落橋防止対策工事が完了しており、平成30年度には全ての主要橋梁について同様の対策工事が完了する予定とのことであります。

 次に、津波対策について、でありますが、
ご答弁は、
南海トラフ巨大地震等の大規模災害が発生した場合、行政自身も被災する可能性が高く、行政機関による救助・救援活動には限界があり、行政が、地震や津波に強いまちづくりを進めるという「公助」以外に、自らの生命・財産は自らで守るという「自助」、自分たちの地域は自分たちで共に支え合うという「共助」、それぞれが役割を十分に果たすとともに、相互の密接な連携・協働が大切であると考えています。
 今後とも、「人命を守ることを最優先にした震災に負けないまちづくり」の実現に向けて、「公助」としての防災対策を推進していくとともに、「自助」、「共助」の取り組みをより一層推進するため、市民の皆様への防災意識の普及・啓発に、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、避難後の場所・生活について。
ご答弁は、
 東日本大震災では、避難所における「生活の質」には課題が多く、また、この4月に発生した熊本地震でも、同様であり、実際に被災地に避難所運営要員として派遣した職員からは、責任者や役割分担が不明確な避難所では、避難者への情報提供や物資供給の面で混乱していたとの報告があり、このような教訓を踏まえ、災害時に円滑な避難所運営が実施できるよう、鳴門市では、現在、地域住民による避難所の自主運営を行うための役割を定めた、「避難所運営マニュアル」を作成しているとのこと。
 また、避難所生活に最低限必要となる食料、水などについては、県の「南海トラフ地震に対応した備蓄方針」にもとづき計画的な整備をしており、多数の方が避難することが想定される小・中学校などの施設を中心に物資の保管を順次すすめている。
 LPガス設備のように持ち運びが容易で直ちに使用可能な物資、保存期限が短いなど直接備蓄に向かない物資、段ボールベッドや段ボールパーテーションのように大量に必要となり十分な保管場所が必要となる物資などについても、民間企業等と物資の供給や輸送に関する災害時応援協定を締結し、災害時の円滑な物資の調達体制の整備に努めているとのことであります。
 順次、早急なる対応がなされていくように、要望しておきます。
 災害の後、生活弱者の方々を、他の市町村に受け入れてもらったりすることは、大切なことであろうかと思います。常日頃から、県外の市町村と協議して、滞在できる場所を提供し会うことを提携しておくべきであります。
 また、避難訓練も、あらゆる季節や時間帯において、早朝や深夜も含めて、常日頃から、行っておくことが大事であると思いますし、職員や議員も災害時にどのような行動を取ればいいのか、日頃からの訓練や申し合わせが必要であります。対応マニュアルの作成が急がれます。
 また、被災されているかもしれませんが、銀行員、郵便局員の方々の外交カブ、オートバイ・モトクロス愛好者の皆さんにも、集まっていただき、実際に市内を走る訓練も必要ではないでしょうか。

 次に、「2025年問題」について、生活支援・医療介護について、地域支援について
 推進母体の設立について、全国の助け合い活動支援に実績があり国の政策方針にも深く関与している「公益財団法人 さわやか福祉財団」と連携しながら、準備を進めている、とのことであります。
 私は、この「2025年問題」は、まさに、日本の歴史上始まっての国難であると感じています。
 そして、その対応に、すべての社会システムの再構築が必要となってくるように思います。
 その1つに、高齢者の自動車運転者・ドライバーの増加による様々な弊害が起こる中で、免許証の返納制度とそれに変わる汽車、タクシーなどの交通手段の確保、きめ細かいバス路線の充実があげられます。
 と言いつつも、これだけ便利な車社会を経験した高齢者の皆さんの中で、簡単に免許証を返納される方は、少ないのではないでしょうか。
 そこで、都会に、不適合なディーゼル・トラックの乗り入れ禁止があるように、鳴門市内の国道、県道、市道、すべて、制限速度を40キロ以下に規制するとか、新たな考え方、システムの導入が必要となってくるように思われます。
 多くの知恵を出し合いながら、この問題に対応していきましょう。

 最後に、ASAトライアングルを結ぶサイクリングツーリズム推進事業ですが、鳴門大橋をトラック便で輸送するのも、いいアイデアでありますが、高齢者の方々には、鳴門海峡を海上輸送して、船旅を満喫していただくのも、なかなかの趣があるように、思います。
 以上。
第一回(平成29年2月)定例議会 質問の要旨 答弁。20170222。 2017/04/22
【質】市長や関係職員が地域諸団体に出向き、お聞きした課題や要望を平成29年度当初予算の中に、どのように予算化したのか。
【答】緊急性、必要性、公平性、費用対効果などを見きわめ予算化をしています。

【質】育児・介護休業法の改正に伴い、市内の事業所において、改正の趣旨や内容が十分に周知されているか。
【答】総じて企業規模により対応が難しい状況であり、よりよい就労環境づくりに取り組みます。

【質】学校給食に必要な経費は調理施設の管理費、調理員の人件費、食材費、燃料費、光熱水費、運搬費などである。そのうち保護者から学校給食費として食材費と調理用の燃料費を徴収している。
 新学校給食センター稼動に伴い、経費の面でかなりの効率化が図られるので、学校給食費を完全に無償にできないか。
【答】無償化するには多額の経費が必要であり、給食費は引き続き御負担いただきます。

【質】地震など災害の時、橋が落ちていると避難できない。橋の耐震化はどのようになっているのか。
【答】市内に737橋あり、主要な10橋の内、7橋は落橋防止対策工事が完了しています。

【質】津波対策は、どのような対策を取っているのか。
【答】自助・共助への一層の取り組みを推進します。

【質】団塊の世代が後期高齢者となる「2025年問題」。高齢者の生活支援や医療介護、病弱者への支援、介護予防、独り暮らしの方や、いわゆる老・老介護の家庭を支え合う地域づくりをどのように進めていくのか、市の「2025年問題」に対する基本的な方針、対策について。
【答】地域福祉計画の策定作業をしています。本市独自の地域包括ケアシステムの構築を図り、対応していきます。
第一回(平成29年2月)定例議会 質問 その➂。20170222。 2017/04/22
次に、「2025年問題」について
 質問の要旨は、生活支援・医療介護について
        地域支援について
 ここ何十年かの間、「少子化・高齢化」の問題が、社会構造の中の様々な分野に多大な影響を及ぼすこと、例えば、青年層が減るに伴って、労働者人口も減っていき、消費が減速して、経済が低迷化していく中で、一方では、高齢者が増えて、社会保障費などの増大により、自治体の収支予算・財政が破綻していくのでは、との予測が広がってきていました。
 実際に、団塊の世代が、後期高齢者となる「2025年問題」と言われる、いまだかつて歴史上において、日本の国が経験したことの無い、誰もが経験したことの無い状況になってきているのであります。

 ここで、質問ですが、高齢者の生活支援や医療介護、病弱者への支援、介護予防、そして独り暮らしの方や、いわゆる老・老介護の家庭を地域で支え合うような地域づくりをどのように進めていくのか、
 鳴門市の「2025年問題」に対する基本的な方針なり、考え方、対策等をお伺いします
第一回(平成29年2月)定例議会 質問 その➁。20170222。 2017/04/22
    次に、安全なまちづくりについて
        耐震対策について
        津波対策について
        避難後の場所・生活について

 阪神大震災から、今年、1月17日で22年となりました。あの時、6,434人が亡くなりました。
 3月11日には、東日本大震災から、6年となります。15,894人が亡くなり、行方不明は、2,561人です。いまだに心の傷は、癒えていませんし、地域や住宅などの復興、社会整備もまだまだ整ってはいません。そして、昨年の4月には、熊本で大地震がありました。
 いまだに多くの方々が、避難所での生活、仮住まいの生活を送られています。
 わが国・日本が、これだけの文化的、文明的な成長を成し遂げているとはいえ、災害の後の「復興・復旧」には、多大なる労力が必要であり、なかなか、すぐには、元には戻らないことが分かります。
 これらを教訓として、日本各地の地方自治体では、地震対策・津波対策が進められています。
 私たちの鳴門市では、今後、30年以内に70%程度の確立で発生が予想される南海トラフ巨大地震への対策が、ますます大事となっています。
 対策と言いましても、様々な事が予想され、想定されますが、なんと言いましても、阪神大震災や東日本大震災、熊本大地震などの災害前の対策、災害の後の対応など、実際の現場の様子から、多くの教訓を学び取ることができるのであります。
 現在、鳴門市では、小学校や中学校など多くの公共施設に耐震工事が進められています。
 また、新しい消防本部の建物などは、最新の耐震設計のもとに新築されました。そして現在、消防の川東分団の建物も、耐震設計で新築されていまして、この3月5日には、完成となります。
 これらの施設は災害が起こった後、被災した市民が避難する施設として大事な施設であったり、地震などの災害が起こっても倒壊しないように作られたりしています。
 その耐震対策は、間違いなく、十分でありましょうか。耐震の言葉のごとく、字のごとく、まさしく地震に耐えられるようになっているのでしょうか。
 また、災害の後に、避難するに当たって、例えば、撫養町の立岩地区などは、旧塩田の跡地であり、間に多くの細い川が通っていて、そこに、生活道路としての橋が架かっていますが、地震などで、それらの橋が落橋、つまりは橋が落ちて使えなくなると、避難することもできません。
 橋梁、橋の耐震化は、問題は無いのでしょうか。どのようになっているのでしょうか。

 次に、津波対策でありますが、どのような対策を取っているのか、お伺いします。

 次に、災害の後のことですが、避難する場所や、その避難場所での日々の生活について、であります。飲料水の確保、食べ物や衣服など物資の調達や確保の方法について、寝る場所やトイレの確保、また、安否確認の方法など、様々な事が想定されます。
 そして、鳴門市の地形から見てみますと、地域によって、海岸線、海側や山間部、市内の平坦地などの地形によっても、対応策も違ってくると思われますが、それぞれの地域に応じて、どのような対策が検討されているのでしょうか、お伺いします。
第一回(平成29年2月)定例議会 質問 その@。20170222。 2017/04/22
 1つ、地域諸団体からの行政要望について
      質問の要旨は、
        平成29年度予算への反映について
        条例の制定について
 2つ、安全なまちづくりについて
      質問の要旨は、
        耐震対策について
        津波対策について
        避難後の場所・生活について
 3つ、「2025年問題」について
      質問の要旨は、
        生活支援・医療介護について
        地域支援について

地域諸団体からの行政要望について
        平成29年度予算への反映について
        条例の制定について

 毎年のことですが、当初予算には、今までに、議会において、ここ本会議での一般質問や委員会の中で取り上げられたり、提案されたりした事業が、数多く事業予算案として、出てきます。
 平成29年度当初予算(案)の概要から、2つ3つ、見てみますと、鳴門駅周辺整備事業、これは鳴門市の公共交通の中心地である鳴門駅周辺を整備して、バス、JR、タクシーなどの交通環境の整備と市民利用者の利便性を図ってはどうか、との提案が、議会からありました。
 また、ASAトライアングルを結ぶサイクリングツーリズム推進事業は、観光と市民の健康づくりにと、もう三十年ほども前から、自転車愛好家やその団体が、提案してきていたことであります。
 また、移住交流支援事業の空き家バンク活用事業やお試し滞在助成事業なども、空き家対策として、多くの議員が、ここからの一般質問の中や委員会の中で提案してきた事業であります。
 そしてまた、手入れ砂の購入のための「ブランド産地振興補助金」の創設などは、議会の委員会において、昨年、鳴門市が管理する鳴門町八木の鼻の亀浦漁港内の堆積土砂を、2100万円の予算で、除去する際に、その砂を、なると金時やラッキョウの砂地畑に利用できないのか、との意見や要望があり、その際に、理事者側から、手入れ砂を入手しやすいシステムを検討したい、との答弁があったりして、このたびの「ブランド産地振興補助金」の創設となっていると思います。

 このように、議会や諸団体からの意見・要望などにより、数多くの事業が予算化されてきています。
 もちろん、今回の平成29年度当初予算に限らず、今まで、議会や諸団体からの意見・要望などにより、数多くの事業が行われてきたのであります。

 一方、地域の方々からの意見や要望が、今回の平成29年度当初予算案において、どのように事業予算に反映されているのでしょうか。

 前回の平成28年、第4回定例会で、地域の課題については、地域の方々から、直接にご要望をお聞きすることが大事であるとの趣旨で、「地域からの行政への要望について、各地区の実情に対応するために、どのような連携を図っているのか」と、質問させていただきました。
 ご答弁として、市長が、各地区自治振興会の総会や定例会等に出向いて行き、直接地域の皆様から、地域における課題や要望等についてお聞かせいただいたり、また、市民活動推進課の職員が、各地区の総会や行事、イベント等に現場に赴き、地域で活動される皆様方から直接ご意見等をお聞かせいただいたりしています、とのご答弁がありました。

 ここで、質問ですが、では実際に、市長や関係職員が、各地域の諸団体に出向き、地域における、どのような課題や要望をお聞きしたのか、そして、地域における、それらの課題や要望を、このたびの平成29年度当初予算の中に、どのように予算化したのか、お伺いします。

 次に、条例の制定について、の質問ですが、このたびの、議案第15号は、「地方公務員の育児休業等に関する法律及び育児休業、介護休業等、育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」でありますが、
 議案説明書では、この議案第15号は、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い、関連する条例についての改正を行うものであります、と説明しています。

 ここで、質問ですが、このような育児・介護休業法の改正に伴い、地方公務員のみならず、市内の事業所、会社で働く方々にも、育児休業、介護休業等において、同様な改正が伴ってくることと思いますが、市内の事業所、会社において、市役所と同等に、改正の趣旨や改正の内容が十分に周知され、徹底されるのでしょうか、お伺いします。

 次に、議案第17号「鳴門市学校給食費徴収条例の制定について」でありますが、条例を読んで見ますと、この条例の施行に関し、必要な事項は、規則で定める、としていて、詳細な内容については、この条例からは、よく判りません。
 しかしながら、議案説明書では、この議案第17号は、新学校給食センター稼動に合わせて学校給食費の公会計化を段階的に行うため、学校給食費の徴収に関し必要な事項について、新たに条例を制定するものであります、と説明しています。
 すなわち、このたびの条例の制定は、給食費の徴収方法を明確化、透明化、正確化にするため、そして各学校での給食費を徴収する担当の先生方のご苦労を軽減して、その分を授業・学習に専念していただくため、との趣旨が見えてまいります。

 さて、質問でありますが、新学校給食センター稼動に合わせて、学校給食費を完全無償に出来ないのか、との質問であります。
 と申しますのは、学校給食を行うには、様々な経費を必要としています。調理施設の管理費、調理員の人件費、食材費、燃料費、光熱水費、運搬費などありますが、鳴門市では、そのうち、保護者から学校給食費として徴収しているのは、食材費と調理用の燃料費であります。
 このたび、新学校給食センターが稼動するに伴い、それぞれの学校で作られている給食が、大麻学校給食センターとともに、市内で2箇所で作られるようになります。
 当然に、すべての経費の面からして、かなりの効率化が図られるものと思われます。どれほどの効率なのか、その計算は、詳しい数字・金額として、算出できているものと思います。

 ここで、質問ですが、新学校給食センター稼動に合わせて学校給食費を完全無償に出来るのか、出来ないのか、お伺いします。
精華幼稚園 入園式。20170412。 2017/04/21
43名が、入園しました。

みんな、みんな、かわいい、かわいい。

いっぱい遊んで、いっぱい食べて、いっぱい歌ってください。
園歌のように、つよいからだをつくり、すなおにのぴてください。

みんなで、見守っています。
林崎小学校 入学式。20170411。 2017/04/21
55名が入学しました。

校訓は、「至誠」です。真っ直ぐに、明るく、大きく育ってください。

みんなで、応援しています。
鳴門市精華幼稚園 修了証書授与式。20170317。 2017/04/21
修了児童、55名。

名前を呼ばれて、元気な声で「はい」。修了証書をいただき、お父さんやお母さん、御家の方に誇らしげに見せていました。

四月には、一年生。元気に通ってください。待っています。
鳴門市林崎小学校 卒業式。20170316。 2017/04/21
本年度の卒業生、60名。

あの子もこの子も、大きくなって、卒業していきます。

これから、多くの出会いがあり、多くの歓びと苦難がありましょう。
どうか、仲間と共に、励まし合い、助け合いながら、進んでいってほしいです。

中学校での、活躍を期待しています。
鳴門市第二中学校 卒業式。20170310。 2017/04/21
今年度の卒業生は、男子66名、女子49名、合計115名。

みんな、この三年間で、立派に成長しました。

それぞれの進路に向かって、今日、懐かしの学び舎を去っていきました。

前途に幸多かれと祈ります。
なるとあそびリンピック 2017。20170211。 2017/02/11
鳴門市林崎小学校の講堂で、開催されました。

「子どもの街をつくる会」の主催で、平成4年から開催されています。
地域の老人会、婦人会、民生児童委員会、PTAの保護者・先生方、80人、子どもたちは、幼児、幼稚園、小学生が49人、合計で129人が集まりました。

種目は、お手玉、空き缶つみ、紙バクダン、けん玉、豆つまみ皿うつし、木ごま。
みんなが、それぞれに挑戦しました。

空き缶つみは、一分間で何個の空き缶を積み上げられるか、ですが今までの記録は「14個」です。
また、お手玉は、2個のお手玉を、落とさずに交互に何回投げあげられるかで、記録は1400回以上です。
豆つまみは、割りばしで、1分間に、豆を皿から皿へ、何個移動させられるかで、記録は60個以上です。1秒間に1個づつでも大変なことですが。

最後には、講堂いっぱいに、全員で紙ひこうきを飛ばしました。

地域の方々も、ワイワイと楽しみながら、交流を深めました。
第四回(平成28年12月)定例議会 質問 その➂。20161208。 2016/12/09
初問 安全なまちづくりについて
      質問の要旨は、
        住人不在の家屋について
        高齢者の自動車運転について

 鳴門市の住人不在の家屋について、でありますが、この家屋の状況には、二通り、あります。
 1つは、まったくの空き家として、倒壊の危険性のある空き家であります。この状況はどうなっているのでしょうか。
 2つに、将来的に住人不在の家屋になる可能性が高い独居高齢者、いわゆる、一人暮らしの高齢者の世帯の方への対策について、とのように取り組んでいるのか、お伺いします。

再問
 今後の空家等への対応について 倒壊危険度の高い空き家についてどのように対応するのか、再問します。

次に、高齢者の自動車運転について、であります。
 少子化・高齢化の波は、様々な分野において、想像以上の問題や課題を作り出しています。
 その中で、特に、命に関わることですが、最近、全国的に、高齢ドライバーによる死亡交通事故が多発しています。
 鳴門市では、どうでしょうか。鳴門市の状況と、高齢者の交通安全対策について、市として、どのように取り組んでいるのか、お伺いします。

意見、
 免許返納でバス半額、バス事業者への県からの財政支援がない。バス路線を充実化すること。
 割引サービスは、県内で広がっている。タクシー会社19社、個人タクシー59業者 、
 美馬市デマンドバス、つるぎ町コミュニティバス、海陽町営バス。
第四回(平成28年12月)定例議会 質問 その➁。20161208。 2016/12/09
自治振興会との連携について、
       地域の行政要望について
       連絡所の業務について

 鳴門市内の各地域には、「地区社会福祉協議会」や「町内会」「老人会」「婦人会」「地域の安全を守る会」「PTA」など、多くの団体があり、様々な活動をしていますが、その団体に所属していない個人は、地域の活動に参加できません。
 そのような中で、地区に暮らす住民であれば、だれでも気軽に、地域活動、コミュニティ活動に参加できるようにと、地区自治振興会が発足し、平成8年5月17日には、13地区の自治振興会が集まって、鳴門市自治振興会連合会が設立されました。
 その後、地域での「体育・文化・環境・福祉・安全」に関する事業が活発に行われています。
 地区に住む住民の方々の要望が容易に集約されたり、地域で出来ることは地域でやっていこうとしたりする「地域自治」活動も活発であります。
 とは言っても、地域の課題、例えば、道路の修理対策、集会所の立替や公民館の管理・運用、保育所・幼稚園・小学校・中学校や児童館などの安全対策、高齢者の家庭への見守りなどは、行政との連携でやらねばならない事業であります。
 現在、市内にある14の地区自治振興会がありますが、各地域によって、そのような地域の課題や行政への要望は多様にして、様々に異なると思いますが、すべてに事業予算が伴います。
 例えば、松茂町などは、行政から各地区に出向いて行って、地区の要望を聞いて、事業予算化しているようであります。地域の課題については、個人から、また、議員からの提案や要望を受けるのではなく、鳴門市で言えば、市内にある14の地区自治振興会に出向いて行って、地域の要望を聞いて、事業予算に反映していく、ということであります。

 そこで、質問です。各地域によって、行政への要望は異なりますが、各地区の実情や要望に対応するため、自治振興会とどのように連携を図っているのでしょうか。

 次に、連絡所の業務について、であります。
 連絡所は、地域の住民にとって、親しみのある身近な行政機関として、とても大切な場所であると思いますが、このたび、何箇所かの連絡所を廃止するようです。
 その具体的な取り組みについて、お伺いします。
第四回(平成28年12月)定例議会 質問 その@。20161208。 2016/12/09
中国湖南省張家界市との交流について

初問 この第4回定例会の開会日の市長の市長所信で
「去る11月4日から7日にかけて、中国湖南省張家界市に親善訪問を行い、関係者の方々と直接お会いして、文化・観光・経済など幅広い分野での意見交換を行いました。これからも、お互いの総合的な発展を目指して、交流・連携を進めてまいりたいと考えています」
との報告がありました。
 どのような意見交換をされたのか、その内容について、お伺いします。
 また、張家界市は、近年、年間に5000万人以上の観光客が訪れる観光都市として、目覚しい発展を遂げているとのことですが、その発展の様子について、お伺いします。

再問 中国湖南省張家界市との交流について
 ご答弁は、意見交換として、双方の市民が親しみを持ち合い、互いの都市を訪れるように促すことにしましょう。
 また、朱国軍主任から、今年の5月に鳴門を訪問した時の鳴門鯛や鳴門金時、レンコン等のおいしさに感動したので、広く張家界市民にも周知したいと言うご提言を頂き、改めて、鳴門の農産物などが、おいしいことを、外から教えていただいたこと。
 さらに、世界遺産である武陵源風景区を有する張家界市から、鳴門海峡の世界遺産登録に向けて、応援したいというエールを頂いたこと。
 そしてまた、張家界市の目覚しい発展の様子については、張家界荷花(かかく)空港では、昨年、旅客ターミナルが新設され、現在も拡張工事が進められていたり、高速道路や新幹線など、広域交通網の整備が急ピッチで進められていたりすること。
 また、中心市街地や観光地には、大型ホテルの建設工事が進められており、張家界大峡谷には、世界一の高さといわれるガラスのつり橋がオープンする等、観光客の受入環境整備が進められていること。
 年間5000万人を超える観光客数は、年30%伸びており、9月には、世界中から観光業界関係者が会する「国際旅行商大会」が開催される等、さらに注目が集まっていること。

 このような、観光都市である友好都市・張家界市の目覚しい発展の様子をお聞きしました。
 発展する張家界市の観光施策を参考にして、観光都市・鳴門の観光振興に、何らかの新しい展望なり、方策なりが見出されたのではないかと思います。
 これからの、鳴門市の観光振興ビジョンについて、お伺いします。

意見 中国湖南省張家界市との交流について
 鳴門市の観光振興についてお伺いしました。
 ご答弁では、多様化する観光客のニーズを的確に捉え、「渦潮」だけに依存するのではなく、新たな地域資源の発掘を行い、アイテムを構築していくことが観光都市としての魅力の向上につながるものであると考えており、
 また、鳴門の魅力を広く情報発信することが重要であり、現在、様々なセールスプロモーションをはじめ、広域観光圏を活用した海外へのアプローチも戦略的に行っていること、
 そしてまた、観光客への受入環境整備が必要であり、鳴門市うずしお観光協会や民間事業者、市民ボランティアの皆様の力を集め、まさに官民一体となって取り組む体制を築くことが観光都市・鳴門の発展につながるものと考えている、とのご答弁でありました。

 年間に5000万人もの観光客を集める張家界市の観光資源、地域資源と、鳴門市の観光資源とを、比較することは、スケール規模や歴史的な違いもあり、なかなか難しいことではありますが、「観光」により、多くの方々、観光客に来ていただけるようにするには、どのようにすればいいのか、この原点は、同じであろうかと思います。

 世界遺産である武陵源の風景区を有する張家界市、という美しいイメージが広がって、観光客がどっと押し寄せてくる、
 一方、鳴門は、鳴門という名前、それだけでも大きなブランドであり、世界遺産の登録に向けた鳴門海峡、渦潮、四国88箇所霊場の一番・二番さんのある町、第九初演の町、金時やレンコンなどの農産物、鳴門鯛やわかめなどの海産物のおいしい所、それだけで全国的に、観光都市・鳴門の美しいイメージが作られていて、観光については、張家界市に負けないくらい、発展の可能性があると思います。
四国霊場の世界遺産登録をめざす霊場へ。20161128。 2016/11/30
(写真は、九番・法輪寺の太子堂の前です)

議員6名で、朝8時30分から、五番・地蔵寺をスタートして、10番・切幡寺まで。

清々しい微風を受けて、多くの団体の方々もお参りしていました。

みんなで「般若心経」をあげていきました。

世界遺産登録に向けて、何点か、気になるところがありますが、個人でも、グループでも、回っている方の後姿は、真剣で美しい祈りの姿でありました。
この「お遍路文化」は、どこにもない、貴重な歴史的な遺産であります。
私たちは、物質、経済、そして資産至上主義の今の世にあって、心を込めて回っていくこの遍路の旅を、大切に残していかねばなりません。

世界遺産に登録されようが、されまいが、これから先も、多くの方々の「祈りの場」として、残っていくことでしょう。
第三回(平成28年9月)定例議会 質問 ➃。20160921 2016/11/25
意見、要望 委託料
      バス路線
      学区制、二学期制

 予算審議のときに、委託先が「未定」の委託料について、委託先を決めるときに、法令等の規定に基づき、必要な事案については、議会に事前審議をお願いしている、また、公募プロポーザル方式での選定結果は、鳴門市の公式ウエブサイトに公表している、とのご答弁でありました。
 すべての委託料について、その委託方法が、必ず適正、かつ誠実であるとの前提でありますが、後々の決算審査の時まで、すべての委託先が公開されないよりも、委託先が決まり次第に公開したらどうですか、と提案しました。検討の余地があろうかと、思います。

 次に、バス路線については、コミュニティバスやデマンド交通、フリー乗降の可能性の調査研究など、適切に対応していきたい、とのご答弁でありました。
 要望としては、鳴門市のバス路線を徹底的に分析して、鳴門市全体を網羅するような
バス路線として構築していただきたいと思います。
 今、乗客数が少ないから、道路が狭いから、入りくんでいるから、などの理由で路線から外れている地域があります。停留所まで遠い地域もあります。
 また、これから高齢化が進む中で、自動車を運転しなくなる年齢の方々が増えてまいります。
 その方々は、市内の移動において、バスを利用したいと、バス路線の充実に期待しています。
 市民の要望に答えられるバス路線となりますように、将来的なご検討をいただきたいと思います。

 次に、二学期制については、全国の約20%の自治体で二学期制を採用していますが、約80%の自治体が、まだまだ三学期制のままであります。
 鳴門市では、日本の風土に合った三学期制を二学期制に変更してから、10年が経ちました。その成果は、あったのでしょうか。

 教育とは、徳育、知育、体育であります。その実践には、制度が必要であり、情緒が必要であり、環境が必要であります。
 制度に無理があったり、急激に環境を変えたりすると、必ず、子どもたちの情緒が育たなくなります。
 学期の初めには、必ず始業式があり、終わりには、終業式がある、先生は、教壇という一歩上の場所に立って、子どもたちを教え導いてこそ、先生であり、給食は、トラックで配ってくるものでなく、自校方式でもって、身近な調理員さんが作った食事をいただいてこそ、食の教育であります。
 また、卒業式から「蛍の光」や「仰げば尊し」の歌が消えてから、何年も経ちます。出席者全員が、親子が、教職員が、地域の方々が、子どもたちと共に、小学校六年間、中学校三年間の日々の思い出を心に刻み、周りの方々に感謝する式が、卒業式であり、全員が共通に歌える歌が「蛍の光」や「仰げば尊し」でありました。
 その風景が、消えてしまいました。
 今の学校は、多くの古きよき環境が失われつつあるように思われて成りません。その「ひずみ」が、じわじわっと現れて、事件や事故に繋がっていくのではないでしょうか。
 まずは、三学期制に戻して、学校の環境を安定させることである、と思います。

 次に、学区制については、
 平成28年5月16日に、鳴門市教育委員会から、徳島県教育委員会に、高等学校の選択肢の拡大と、全県的な選抜のあり方の検討について要望した、とのことであります。
 鳴門市は、徳島県教育委員会に対して、これからも、徹底的に、繰り返し、繰り返し、提案や要望を行っていくべきであります。
 子どもたちの「受験の時期」は、人生において、その瞬間しかありません。
 全日制普通科も、全県一区にすべきであり、徳島県立高校でありながら、徳島県の中で制限されて、受験できない高校である、というならば、県立ということにはなりません。
 徳島県の学区制のような制度が、いかに矛盾に満ちた、不公平な制度であるか、徳島県教育委員会は、どうして分からないのでしょうか。
 鳴門市から、もっともっと、強く要望していきましょう。

 このように県立全日制普通科高等学校の「学区制」の問題、課題について検討することは、徳島県教育委員会が所管することである、と言っても、徳島県下の市町村全域にわたる、広域的な行政課題であり、私たち鳴門市にとって、最も重要な行政課題であります。
 これからの行政は、広域・連携行政、というのが重要なポイントとなると思います。

 第1回定例議会の会派代表質問において、水道事業、消防、ごみ処理、火葬場、病院、道路管理、鉄道、バスなど、それぞれについて、鳴門市と他の市町村との連携的な行政運営について、広域行政の実態と今後の方向性について、お伺いしました。

 その質問の中で、例えば水道事業については、浄水場の改築に当たり、近隣市町村との間で広域化することや水質管理、水量の管理などについても、上流の市町村と広域に連携することが大事なことであると申し上げました。
 その時のご答弁は、
「今年度より浄水場の近い北島町と検査費用の削減を図るため、原水の水質検査の一部について業務の連携を始めたところであります。今後も現在策定中の水道事業ビジョンの目標実現に向けて推進すべき施策の一つである広域化や業務の共同化についての調査検討を引き続き行ってまいりたい」
との、見解でありました。

 私たちの会派のメンバーと他の会派の有志の方々共々に、北島町の町長さんや議会の方々とお会いして、水道事業について、広域に連携して行きましょう、とのお話をしてまいりましたが、今期定例会に開会日に市長所信の中で、
「広域化の一環として、北島町から浄水場の共同建設、維持管理等で連携を図る、いわゆる『共同化』についての申し入れがあり、検討するため、担当者レベルの会を設けることとしました」
との、ご報告がありました。
 これからの広域行政の方向性を指し示す、まことに時期を得た事業であると、喜ばしいことであり、大いに賛同いたします。

 最後に、昨日、台風16号の接近に伴い、大雨により、新池川や旧吉野川の水位が、氾濫注意水位に達して、河川に接する多数の地区に避難準備情報が発令されました。
 見て廻りますと、大津町の徳長、吉永あたりの鳴門金時の畑が水没して、民家が孤立している所もありましたが、あの大雨が、あと何時間か降り続いていたら、どうなっていたであろうか、と恐ろしくなってまいりました。
 大雨に伴う、河川の水量、市内の水路、農業用水路の変化について、十分に調査して、氾濫させないような対策を取っていかねばなりません。
 ここ最近、全国各地に「想定外」と思われるような災害が発生しています。確かに、自然のことですから、「想定外」があるでしょうが、昨日の今日です。情報を十分に集約・分析して、次の大雨に備えるべきであります。
 台風一過、青空が見えたら、誰でもが、ほっとします。大雨も河川の氾濫警戒もなかったかのように思いがちですが、今こそ、対応策を考える絶好の時期であります。
 対応策の「報告」を待っています。

 以上で、会派創心クラブの代表質問を終わります。
第三回(平成28年9月)定例議会 質問 ➂。20160921 2016/11/25
初問 学区制について
   2学期制について

 次に、徳島県の県立高等学校の通学区域について、質問します。
 通学区域が、県内全域、いわゆる全県一区である併設型高等学校や専門学科、総合学科の通学区域については、除きます。
 すなわち、全日制普通科の学区制について、質問します。
 鳴門市教育委員会に対して、このような質問を行うことは、なかなか難しい判断ではありますが、あえて、申し上げます。
 と申しますのは、この全日制普通科の学区制の制定については、徳島県教育委員会から、基本方針が示され、実施されているからであります。
 しかしながら、その基本方針なり、実施方法が、県立高校の全日制普通化を受験しようとする鳴門市の生徒たちにとって、いや、鳴門市以外の市町村の生徒たちにとっても、余りにも不平等であり、不公平であり、無配慮であり、そして、知恵の無い制度であるとの視点から、質問するものであります。

 まず、私が思っている、感じていることですが、この学区制の難点をいくつか申し上げますので、今年度の、鳴門市の高校入試についての状況について、ご答弁をいただきたいと思います。
 鳴門市は、第2学区に属していて、ここには★9つの高等学校があります。すなわち、鳴門、板野、阿波、名西、阿波西、穴吹、脇町、★辻、池田、この高等学校です。
 しかし、鳴門市で、自宅から通学可能な高等学校は、実質的には、鳴門、鳴門渦潮、板野高等学校の3校しかありません。
 鳴門市から、池田高等学校や脇町高等学校を受験することは、この自宅からの通学可能と言う点からして、なかなか現実的ではありません。
 また当然に、西のほうの、池田や脇町から見ても、同様のことであり、鳴門市の高等学校を受験することは、なかなかありません。
 この距離間隔をみれば、第2学区の選定がいかに、現実離れしているか、よく解ります。どのような観点から、この学区の線引きになったのか、線引きを誰がどのような考えで行ったのか、まったく理解できません。
 一方、鳴門市に隣接する松茂町、北島町、藍住町は、同じ第2学区の地域に入りながらも、第3学区、すなわち、徳島市と同じように、県立の城東、城南、城北、徳島北高等学校、徳島市立高等学校も選択できます。
 鳴門市からは、なぜ選択できないのでしょうか。このような地域間の不公平、そして選択の幅が余りにも不公平であるということ、これもまったく理解できない点であります。
 平成16年度から導入された、この3学区制は、県議会や公立高等学校入学者選抜制度改善検討委員会での審議を踏まえて決定したとされていますが、当初から、以上のような、多くの問題を露呈しつつ、不公平である課題を解決できないままに、毎年、続けられてきました。
 鳴門市として、もう、これ以上、このような不公平な制度の存続を認めていくわけには、いきません。抜本的な変更が必要であると主張すべきであります。

 ここで、私たちの共通認識のために、@状況について質問します。今年度、平成28年度の高校入試は、どのような状況であったのでしょうか。
 そして、鳴門市の全日制普通科高等学校のA通学区域について、鳴門市としてどのような問題意識を持ち、徳島県教育委員会に、どのような提案なり、要望をしてきているのでしょうか、質問します。
 ご答弁により、再問します。

 次に、2学期制についてでありますが、鳴門市では平成17年度から市内の幼稚園、小学校、中学校に2学期制を導入しました。
 鳴門市の2学期制導入の方針としては、教育活動全体にゆとりを持たせ、教師と子供がしっかりと向かい合い、学校生活における満足感が得られるように、授業時数の確保や特色ある学校づくりの観点から2学期制を導入したということであります。
 今まで、日本の四季折々を通じて1学期、2学期、3学期があり、なおかつ学期の初めにはちゃんとした始業式、そして終業式、また入学式、卒業式あり、そういうような伝統ある行事といいますか制度として、3学期が定着しておりました。
 それが、学校週5日制が始まり、土曜日の授業日数が少なくなった分を、2学期制にしたら中間の始業式終業式がなくなるので、その日数で補えるという、この2日の時間帯に授業をすることによって賄うというような論点から、2学期制にするということもありました。
 果たして、そのような授業時間的な視点からの2学期制の導入など、それほど大事なことなのでしょうか。
 今となっても、私は、3学期制に戻したらどうかというような思いがいたします。
 それで、鳴門市は今現在この2学期制についてどのように検討され、問題点、課題点を持ち、これからどのようにされていくのか、お伺いいたします。
 御答弁により、再問いたします。
第三回(平成28年9月)定例議会 質問 ➁。20160921。 2016/11/25
再問 委託料
   バス路線

 予算の中の「委託先」の選定方法について、どのように選定しているのか、お伺いしました。

 関係法令に基づき、
予定委託料が50万円以上は、原則、一般競争入札や指名競争入札の方法で委託先の選定を行っている、
50万円未満は、競争の原理の働く、見積もり合わせなどの方法により、随意契約で委託先の選定を行っている、
とのことであます。
 また、指定管理者の選定などは、プロポーザル方式などで、委託先を選定している、とのことであります。

 一般の工事請負契約の締結、例えば、学校給食センターの新築工事などについては、議会の議決を求める、として、細かく一件ごとに議案として、提出されます。

 一方、この委託料については、委託先の選定方法は、法令に基づいてであり、法令等に規定が無い限り、委託料がどれほど多額でも、議会の議決を伴わずに、一般競争入札や指名競争入札の方法で、委託先が決まってしまっている、ということになります。
 理解できますが、私が、申し上げたいのは、予算審議の時には、委託事業と委託予算金額だけを審議していますので、その後、委託先の選定方法や、委託先が決定すれば、決算審査まで待たずに、決定の都度、随時に、そのことを議会に報告できないか、ということであります。

 ご答弁により、再問します。

 次に、バス路線について、現状をお聞きしました。
 徳島バスの「自社路線」、徳島バスに補助金を出しての「協定路線」、鳴門市からの委託運行の「地域バス路線」があり、「バス路線」全体の利用者は、年々に増加していて、内訳として、現金利用者数は、横ばいではあるが、高齢者等無料優待券の利用者は、増加しているとのことであります。

 さて、鳴門市の自動車保有台数の推移、特に、普通車、小型車、軽四輪車の合計台数ですが、平成18年には、33,456台、平成27年には、35,964台です。
 内訳として、この10年間で、普通車が816台の増加、小型車は、2,656台の減少、一方、軽四輪車は4,348台の増加であり、これは鳴門市の道路事情とバス路線の不備な点を反映していると思われます。
 また、平成27年度で、高齢者の運転免許保有割合は、高齢者数が17,813人に対して、60%の10,743人でありますが、これから5年後、10年後、15年後の将来、間違いなく、高齢者の運転者が減少していきます。そして、移動手段に、市内バス路線を頻繁に使うようになるでしょう。
 こうした見通しの中で、今のバス路線で、いいのかどうか、であります。
 これからも、乗車料金だけで運営できない中で、路線の行き渡っていない地域、また、バスの便数、バスの形態、協定路線か、地域バスか、検討しなければなりません。
 鳴門市のこれからのバス事業、バス路線について、将来の見込み、5年後、10年後の対応を、どのように考えているのでしょうか、お伺いします。

 ご答弁により、再問します。
第三回(平成28年9月)定例議会 質問 @。20160921。 2016/11/25
会派・創心クラブ 代表質問です。

初 問  
1つ目、市長の政治姿勢について、質問の要旨は、
      委託料について、バス路線について
2つ目に、教育行政について、質問の要旨は、
      学区制について、二学期制について、質問してまいります。

この第3回定例会の開会日に、市長から、市長所信及び議案説明がありました。
市長所信では、最初に、職員の不祥事の報告がありました。
このところ、鳴門市の中で、教育関係での事件や事故が続いています。徹底した抜本的な改善、対応が必要であります。
 次に、公用車を使用しているにも関わらず、役員等を務める団体から交通費を受け取っていた問題について、お詫びがありました。
 この交通費の問題は、認識不足であった、とは言いますが、一番目のご報告の、職員の不祥事と同等に、いや、それ以上に、深刻な問題である、と思います。
 すなわち、県内の市長、町長が役員などを勤める団体の事務処理のあり方の問題、そして、受け取る側の、市長、町長の公金、公のお金に対する姿勢の問題であります。
 会議に出席したとき、この交通費を、どこで、どのような方法で、受け取っていたのでしょうか。
 通常、このような会議の時は、受付で、表書きに「交通費」と書いた現金の入った封筒などを受け取り、出席者名簿に、出席と交通費受領の印鑑を押すなり、自署、サインをしたりするものですが、どのような行き違いがあったのでしょうか、よく理解できません。
 この件で、市民は、市長の出席する団体の会議のあり方に大きな不信感を持つに至ったのであります。
 今、市民からの不信感を払拭しなければなりません。

 一方、議員も同様に、議員としての姿勢が問われています。
 政務活動費の不正取得について、元兵庫県議会議員、元徳島県議会議員など、そして、最近では、富山県議会、富山市議会でも、議員の公金に対する姿勢が問われており、大きな問題となっています。
 私たち議会の権限は、地方自治法の第96条に定められています。
 その中で、議会が、条例を制定したり、改正や廃止したりすること、また、予算を定めることや、決算を認定することは、とても大事なことでありますが、その議会の構成員である議員が、公金に対して、不正をはたらくということになると、議員の資質が問われ、議会全体への信用が無くなります。予算審議や決算審査、条例の制定など、できるはずがありません。
 行政に関わる議員も公務員も、常に、その行動は、公平にして、公正でなくてはならない、ということを自覚して、質問に入ります。

 『委託料について』質問します。
 委託料については、予算審議の際に、委託内容である事業名と、委託の予算額は提示されていますが、委託先については、『未定』が、数多く見受けられます。
 そして、『委託先が未定である』中で、予算が可決承認されているのであります。
 今年度、平成28年度の当初予算から、一般会計について、具体的に申しますと、
 企画総務部の当初予算では、
委託先が「130」件、委託料の合計が「203,504」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「11」件で委託料が「57,185」千円、
 経済建設部の当初予算では、
委託先が「24」件、委託料の合計が「442,676」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「24」件で委託料が「109,255」千円、
 市民環境部の当初予算では、
委託先が「77」件、委託料の合計が「358,272」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「11」件で委託料が「191,213」千円、
 健康福祉部の当初予算では、
委託先が「164」件、委託料の合計が「652,758」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「10」件で委託料が「197,540」千円、
 教育委員会の当初予算では、
委託先が「106」件、委託料の合計が「213,809」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「3」件で委託料が「43,345」千円、
 消防本部の当初予算では、
委託先が「25」件、委託料の合計が「38,844」千円、その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「3」件で委託料が「8,110」千円、

 今年度、平成28年度の当初の一般会計予算総額は250億2,500万円であります。
 この予算額のうち、総委託先が「743」件、総委託料が「1,909,863」千円、一般会計全体の「7.6」%を占めています。
 この予算審議の時に、委託先が未定の件数が「681」件、予算金額にして「1,303,215」千円、一般会計全体の「5.2」%を占めています。

 次に、企業会計では、資本的支出と収益的支出を合計して申し上げますが、
 水道会計では、支出予算が「2,385,183」千円であり、この予算額のうち、総委託先が「42」件、総委託料が「259,660」千円、会計予算全体の「10.8」%を占めています。
ます。
 その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「2」件で委託料が「64,659」千円、
 委託先が未定の件数が「40」件、予算金額にして「195,001」千円、支出会計全体の「8.1」%を占めています。

 ボートレース会計では、支出予算が「47,683,919」千円であり、この予算額のうち、総委託先が「112」件、総委託料が「3,319,237」千円、会計全体の「6.9」%を占めています。
 その内、予算審議の段階で、委託先が決まっている件数が「12」件で委託料が「503,790」千円、
 委託先が未定の件数が「100」件、予算金額にして「2,815,447」千円、会計全体の「5.9」%を占めています。

 以上のように、予算審議のときに、委託先の決まっていない委託料予算を審議し、承認してきています。
 委託料予算が承認された後には、年度内に委託先が選定されて、事業が行われるのでしょうが、その選定方法、結果について、また、事業の成果報告については、多くの場合、決算審査において、審査されるまで、議会が認知、知ることはありません。
 委託先の選定方法に問題は無いと思いますが、今一度、委託先の選定方法をお聞きして、問題なり、課題がありましたら、検討していきたいと思います。
 ここで、質問ですが、予算の中の「委託先」の選定方法について、お伺いします。
 ご答弁により、再問します。

 次に、『バス路線』について、質問します。
 このバス路線については、第1回定例会で、広域行政の視点から、質問しました。
 徳島バスが、この4月から7つの系統を廃止することになり、鳴門線では、徳島と岡崎海岸の系統、徳島と小鳴門橋の系統が廃止になる、ということで、もっと広域的にバス路線を見直し、検討する必要がある、と申し上げました。
 今回は、この広域という視点に加えて、実質的に、バスを利用する市民の皆さんが、積極的にバスを利用するようになるには、どのようなバス路線にすべきなのか、という視点から、質問してまいります。
 まずは、もう一度、鳴門市内を走るバス路線の「現状」について、お聞きします。

 ご答弁により、再問します。
震災避難でいじめ。20161116。 2016/11/18
東日本大震災、津波の「被害」は想像を絶するものでした。そして、東京電力福島第1原発の事故による「被害」も、凄まじいものでした。(今も続いています。過去の形ではありません……)

石巻市を訪れて、家屋、農業、商業、漁業などの復興は、徐々にではありますが、進んでいるように見受けられますが、何よりも何よりも、亡くなった方々、行方不明の方々、そして、いまだに避難所生活を送っている方々のことを思う「心の痛み」の復興は、進んでいるのでしょうか。

福島県から横浜市に自主避難した子どもが「いじめ」を受けていたことが、16日の朝刊で報じられました。

【信じがたい、痛ましい、情けのない内容】であります。

18日の報道によれば、県警察からの情報提供に対し、学校(先生方)も、情報を把握していた横浜市教育委員会も、積極的に対応せずに『放置していた』とのことであります。

なぜ、彼がこちらに転校してきたのか、なぜ原発事故が起きたのか、なぜ賠償金が出るのか、このような現在の「現象(結果)」には、必ず「現象(原因)」があり、その原因が無ければ、この結果も無いことを、学校(先生方)は、どうして話ができないのか、その原因に彼が何も関係していないこと、もし原発事故がなければ、もし津波がなければ、もし地震がなければ、彼は、彼の同級生は、家族は、近所の方は、地域の方は、この5年8か月の間、厳しい冬からうららかな春へ、暑い夏から味覚と収穫の秋への穏やかな「日常生活」を送ってきていたはずであります。

私は、一瞬に街を崩壊した「あの津波の猛威」の様子の映像を、何度、見たことでしょう。見るたびに、めまいがして、気分が悪くなってきて、心で「もう、止めてください」と思いながら目を伏せます。

彼は、おそらく、映像ではなく、朝まで一緒にいた回りの方が亡くなったり、行方不明になったりしたことを、小学校2年生で、実際に経験して、横浜市に避難してきたことでしょう。

彼は「ばいきん」扱いされ、「いじめ」られて死のうとしたけれど、止まり、その「いじめ」を訴えても、一番の「信頼先」の周りの誰もが、何にも聞いてくれないなんて、それは何と言ったらいいのか、同じく人間として生まれ、『情』が通じない、解り合えない連中と「人生の時期」を過ごさねばならない「その無念さ」を思うと、今、どのような言葉にも表しきれません。
彼の心に一生の間残るであろう「人間不信という津波」は、いつまで経っても止むことはないでしょう。あぁ、何と惨いことであろうか。
ただただ、早期の解決を祈るばかりです。すみません。

あれから、5年8か月が経過しました。
その後の復興、振興を行政視察させていただく中で、日本がこれだけの文化・文明社会でありながら、いまだに避難所生活を余儀なくされたり、精神的に衰弱している方もいるようです。それに対して、私は、何と無力なのかと感じ入り、帰ってまいりました。すみません。

もう一度、心から、がんばれ東日本。
市議会・常任委員会・行政視察。そのA。20161117。 2016/11/18
(写真は、伊豆沼農産の直売所、レストラン)

次に、11月17日、宮城県登米市に行政視察してきました。

登米市は「6次産業化、農産物のブランド化」について、であります。

ここは、石巻市の北方にあり、人口は約82,000人、面積は東京23区とほぼ同じの536㎢。ラムサール条約湿地の伊豆沼・内沼や北上川、長沼など、水資源が豊かな処です。

特色として、農業経営体は6,306、稲作は10,981ha、豚は67,579頭など、県内1位。
      本州最大の和牛産地で、頭数が25,402頭。

その中でも、環境保全型農業が特徴で、稲わらは、飼料・敷料として利用され、家畜の排せつ物は適正処理されて、有機センターに持ち込まれ、ここで有機質肥料の生産・供給があり、たい肥として水田場に還元されている。地域丸ごとの環境循環農業を目指している。

登米ブランドとして、米類・肉類の中から、13品目を選定して、認証している。

ふるさと創生ベンチャー起業支援事業として、農業(6次産業化)、商業、工業分野における新規創業を支援している。
起業された業種として、飲食店、飲食料品小売業などがある。

農業における人づくりは、
これまでは、「作る」ことが主眼であり、農業技術中心の「生産者」であった。
これからは、「作って、売る」マネジメントの視点、儲けを出す「経営者」として。

国の補助事業を活用した、伊豆沼農産の直売所、レストランは、観光・交流の拠点となっていて、6次産業化の先駆者として、全国に知られている。

【鳴門は、「なると」の地名自体がブランドであり、これを冠した、全国に発信する農業・漁業の振興が可能であることを、教えていただきました。】
市議会・常任委員会・行政視察。20161116。   2016/11/18
平成28年11月16日〜17日、宮城県石巻市、登米市に行政視察してきました。

石巻市は「震災後の水産業の振興・復興」について、登米市は「6次産業化、農産物のブランド化」について、であります。

石巻市の水産は、世界三大漁場である金華山沖を控えた水産都市であり、市の沿岸地域の集落のほとんどに漁港(44漁港・58箇所)があり、石巻漁港には約200種類の水産物が水揚げされ、全国でも有数の水揚げ量があります。
水揚げ状況は、震災前と現在と比較すれば、水揚げ数量の復旧率が80.7%、水揚げ金額の復旧率が99.8%となっており、徐々に回復しつつあります。
その中でも、2015(平成27)年9月1日に新しい「石巻市水産物地方卸売市場」がオープンして業務を開始したことで、ますますの振興が図られています。総事業費が191億7千6百万円、荷さばき施設、水揚げゾーンの前の岩壁の長さは約880メートルで、施設の中は、徹底した衛生管理がなされていて、市場のイメージが一新されました。
特に、魚類の放射能汚染に対する「検査システム」は、国際水準を大きくクリアーしていて、この漁港に水揚げされた魚介類が、「風評被害が払しょくされて」、震災前以上に、全国的に流通するようにとの、熱い思いが込められています。

石巻市の東日本大震災の被害状況は、
人的被害 死者数 3,1811人、行方不明者 419人
建物被害 全 壊  20,039棟 半壊 13,048棟 
     一部損壊 23,615棟

これからの、より一層の振興を願うばかりです。
秋祭り。そのA。20161006。 2016/10/13
下の境内には、平成3年に復活した「祭りの出店」があります。

それも、氏子の「青年部」が集まってきて、子どもたちやみんなが喜びそうな、昔ながらの「店」を並べています。
昼時には、境内では、押すな押すなの盛況になります。

太鼓の音、店から漂う匂い、ワイワイ、ガヤガヤ。皆さん、やっぱり好きなんやねぇ。

言葉にできない、何とも言えない、共感の情緒が広がります。



秋祭り。20161006。 2016/10/13
弁財天市杵島姫神社の「秋例大祭」です。

心配していた雨も上がり、多くの人が集まり、今年も秋祭りが行われました。

平成17年に修繕した「御神輿」が、ご神事が終わり、午前11時30分すぎに本殿の前から、大勢の氏子さんが待ち受ける境内へと、急な階段を慎重に下りていきました。

ノーベル賞と老子のことば。20161005。 2016/10/05
(写真は、徳島新聞の記事から)

老子のことばです。

第17章(淳風)
太上、下知有之。其次、親之譽之。其次、畏之。其次、侮之。信不足焉。悠兮其貴言。功成事遂、百姓皆謂我自然。

現代語訳しますと、
いちばん善いリーダー・支配者というのは、自分があれをしている、これをした、とのことを言い知らしめるのではなく、人民が、リーダー・支配者がいるんだな、との存在を知っているだけである。その次に善いリーダー・支配者は、人民から親しまれ、誉められる。その次のリーダー・支配者は、人民から恐れられ、最悪で最低のリーダー・支配者は人民から侮られ、軽蔑される。いちばん善いリーダー・支配者は、事が成れば、うまく治めることができたならば、退き控えていて、ゆったりとしている。そして事が成ったり、物事がうまくいったりしたことについて、人民たちが「これは、自分たちが成し遂げたのだ、うまくいったなぁ」と言う。

だれもが、どこにいても、このように「何事についても、自分たちが、主体的に、やっていて、幸せな毎日があるんだなぁ」と感じ取れる社会になれば、と思います。

毎日の新聞のトップを飾るニュースは、多くの場合「私が、我が」主張して、相手と言い合った結果、最悪の自己顕示をさらけ出すかのような内容であります。
最近では、東京都の「豊洲問題」、それに絡み合う都知事と都議会の「やり取り」などは、現代日本のリーダー・指導者の姿として、困惑と混迷の象徴であるかのような観がいたします。

一方、そこに飛び込んできた、ビッグニュース。細胞リサイクルを解明した「大隅良典氏 ノーベル医学生理学賞」。
そして、そのコメント(徳島新聞の記事から)が、
「(研究者の方に)ベーシックなことをやっているといいこともある、というメッセージが伝われば」
「未来のために基礎的な研究を支える社会になってほしい」
「若い研究者が生まれてくる体制をつくらないと日本の科学は空洞化する」

このたびのノーベル賞がなければ、細胞の「オートファジー」など知るすべもなく、また、このような解明が「がん・難病治療法の研究に役立つ」と期待され、病気に苦しむ人たちに、「光」を放つことは間違いなく、素晴らしいことであります。
大隅さんは、「基礎的な研究の大切さが、若者の意識からだんだん薄れてきている」と訴え、「基礎科学の研究の芽生えを引き上げるシステムが大事だろう」と述べています。

老子のことば同様に、人生で、家庭で、社会において、すべては、私たちの身の回りのすぐそこにある「地道だけど当たり前の基礎・基本」こそが大事です、と言われているように思います。
つい忘れがちなことですが、平凡だけど幸せな毎日こそ、基礎・基本です。地道な基礎研究者・大隅さん、ありがとうございます。
第22回川東地区三世代ふれあいフェスティバル。20160910。 2016/09/12
今年で、22回目になります。主催は「子どもの街をつくる会」です。

子どもたち、大人たちともに、約80名、合計で約160名が、小学校の講堂に集まりました。

目的は、
「子どもたち、高齢者や成人が一堂に会し、楽しい集いをもつことで、豊かな人間関係と地域の絆を深めるとともに、この集いで学んだことが、日常生活の豊かさの創造に発展することを目的として、この活動を実施するものです」

川東地区とは、林崎小学校校区をいいます。この校区の各団体である「老人会」「婦人会」「民生児童委員協議会」「自治振興会」「子ども会連合会」が集まりました。

おはじき、おてだま、けん玉、木ごま、輪投げ、ホールインワンゲーム、などの競技をしながら、和気あいあいと、行われました。

子どもたちは、それぞれに、各コーナーの大人の名人から、「コツ」を伝授され、上達の早いこと、それはそれは素晴らしい出来事であります。
特に、木ごまで、「回せられる」ようになった瞬間の感動は、最高です。

地域の連携と安全、それがここにあります。
四国霊場と遍路道。公衆電話。20160826。 2016/08/30
(写真は、12番・焼山寺の境内にある公衆電話です)

『この気持ちを、今、届けたい、伝えたい、聞いて欲しい』

この公衆電話は、そおぉっと、静かに、ずうぅっと、ここに立っています。

ほんの少し(?)前、若いころ、田舎の家に電話するため、十円玉を数枚、握りしめて、下宿を出て、赤電話を探しました。電話機に、十円玉を一枚ずつ入れて、ダイヤルを回して、つながると同時に、その後は充分な話もできないままに、十円玉は「急速に」落ちていきました。

持っていた十円玉を使い切り、途中で話が途切れたまま、心残りを置き去りにして、その赤電話からトボトボと下宿に帰りました。
下宿の、寒さを防ぎきれない薄っぺらい布団の中で、田舎の父母を思いつつ、眠れない眠りにつきました。

昭和40年ころに、父は「近い将来になぁ、小型の無線機をみんなが持つ様になるぞぅ、便利になるぞぅ」と言っていましたが、このように劇的な成長の中で、現在、いつでも、どこででも、何時間でも、携帯電話で会話ができるようになるとは、何と凄い事でしょうか。

それでも、ここには、公衆電話があります。心の声を届けられるようにと。
四国霊場と遍路道。20160825。 2016/08/30
(写真は、88番・大窪寺です)

四国霊場と遍路道、鳴門海峡の渦潮を世界遺産に登録へ、との動きがあります。
どちらも「鳴門市」に縁の深いことですが、まだまだ活動は低迷しています。

なぜでしょうか。

なぜ、登録への「声」があるのか、しかし、なぜ、動きが活発でないのか、であります。
そう思いつつ、先日から、もう一度、遍路をはじめています。
回っていて思います。『この霊場と遍路道は、やはり素晴らしい』と。

「定年退職したら、仕事を息子に譲ったら、回ってみます」と言う方がいますが、誰かから「回りましょう」との声をかけられたり、自分が「ふと」思ったりしたら、その時こそが『お遍路さんのご縁』であります。
男女、宗派、年齢、仕事・肩書などに関係はありません。ご縁こそ、吉日であります。

この快晴無風の炎天下に、白装束の団体の方々、ご家族の方、一人歩きの方など、杖を突きつつ、多くの方々が、回っています。

もうそこには、世界遺産の声はありません。祈りの心があるだけであります。
天神祭り。菅原道真公。20160724。 2016/08/08
(参道の階段にろうそくを灯しました)

天神さんのお祭りをしました。天神さんは、祭神の菅原道真公の命日にちなんだ縁日です。
地域では、「夏祭り」とも言っています。

菅原道真(すがわら の みちざね)公は、平安時代の貴族であり、漢詩人、政治家でした。
参議・菅原是善の三男で、宇多天皇に重用されて、醍醐天皇の時には右大臣を務めました。
しかし、事件がもとで、大宰府へ左遷され、そこで没しました。
死後に、天変地異が多発したことから、朝廷は道真公の祟りであると恐れて、天満天神として信仰の対象としました。
そして、現在は『学問の神』として親しまれています。

四国のことでは、仁和4年(888年)、讃岐の国で大干ばつが起こり、その時、讃岐守だった道真公は、日照りを心痛して、城山で七日七晩、祭文を読上げたところ、見事に雨が降った、といわれています。
民衆は喜び、踊り狂いました。それが『滝宮の念仏踊』の起源とされています。

おとぎ話『桃太郎』は、道真公が讃岐守に就いていた時に、当地に伝わる昔話をもとに作り上げ、それを各地に伝えた、という説があります。
また、『竹取物語』の作者も、道真公ではないか、という説があります。

今年は、多くの親・子どもたちが集まって、お参りしました。みんな、勉強がよく出来ます様に、真剣に祈っていました。

これからが、ことしの夏・本番です。