鳴門市林崎小学校 平成29年度 卒業式。20180315。 2018/03/15
本日3/15(木)、講堂に暖かな日差しを受けて、鳴門市林崎小学校 平成29年度 卒業式が挙行されました。

ご卒業、おめでとうございます。

卒業生は52名、証書番号は「14355~14406」です。
愛校歌斉唱、卒業証書授与、学校長式辞、来賓祝辞、別れのことば、保護者あいさつ、校歌斉唱。

配布された小学校新聞を見ると、林崎小学校では、年間を通してほぼ毎日のように行事があります。それらを通して、子どもたちが成長してきた様子がよく解ります。

歌にしろ、態度にしても、立派に成長した子どもたちを見て、「六年間の成長ぶり」に感動・感激しました。

中学校での活躍を祈っています。
東日本大震災 7年。20180311。 2018/03/11
(写真は、四国霊場第一番霊山寺の多宝塔)

7年になります。
死者・行方不明者の数は、1万8千人以上、そして、いまなお避難生活を続けている人が、約7万3千人であり、魚介類や野菜など食料品は、「放射能汚染」を心配する消費者から嫌がられて、値段が安い、などの震災後の『復興』は、遅々として進んでいない状態であります。

釜石の漁港に視察に行きましたが、水揚げされた魚介類の放射能検査を徹底していて、安全には問題ありませんと、その検査室での検査過程を見せていただきました。それでも消費者は敬遠している状況が続いています。

そして一番の問題、多くを原子力発電に依存する日本のエネルギー問題をどうするのか、であります。

これだけの「文明社会」たる日本となってきているにも関わらず、ここ7年、毎年必ず、この時期になると、同じ『テーマ』が語られて、何か月かすると、「語り」が消え去ります。

国では、いつものごとく与野党が『金に関係する白黒』を罵倒し合ってばかりで、震災後の避難者対策やエネルギー対策について、全身全霊をかけた「語り」が進められている様子が見えてきません。

日本のどこででも起こりうる「災難」に対して、国も県も市町村も「災難後」に真剣に対応してもらえる、との信頼があってこそ、国が成り立っているのであり、今のような状態が続くようでは、国家の存続は危うくなってきます。

佐藤栄作氏が、人は必ず死ぬ、死を見据えて国政に当たる「顔」をした政治家が居なくなってきている、このような意味合いの言葉を残していますが、今こそ、国政を司る方に、日本国の方向を強く「語って」いただきたいと思います。
第30回 阿波勝浦 ビッグひな祭り。20180311。 2018/03/11
今日も行ってきました。この期間で、3回目になります。行きも帰りも、車が「ひっきりなし」で、大にぎわいの勝浦です。

今年で、30周年。徳島県勝浦郡勝浦町の「ひな祭り」。特設の展示会場「人形文化交流館」において、2/18から4/8まで 開催しています。
主催は、ビッグひな祭り実興委員会/NPO法人阿波勝浦井戸端塾であり、勝浦町は「後援」(この点、多くの場合、このような行事に、県や市・町・村の『税金』をいくら使っているのか、がよく問題となります)となっています。
入場料は、一般は300円。

会場中央には、ピラミッド型の100段のひな壇(8m)、ひな人形が約3万体、まさに豪華絢爛の日本一のひな祭りであります。
会場の舞台では、様々なイベント(カラオケ、マジックショー、笛・尺八の演奏、フラダンスなど)があり、4月4日(水)には、台湾から2,000人の「花見ツアー」が予定されているとのことであり、素晴らしい町内の伝統行事となっています。

関連行事として、ふれあいの里「さかもと」を中心に「おひな様の奥座敷」、坂本おひな街道、勝浦さくら祭りがあります。

若い親子連れや老夫婦、老若のグループなど、行き交う人たちが、みんな、ニコニコ顔でした。私もほのぼのとして、気持ちゆったりと過ごしてきました。

身近に感じ、親しみのある、情緒あふれる、この行事。いつまでも、いつまでも、続けていただきたいと、願っています。
鳴門市第二中学校 第71回卒業式。20180309。 2018/03/09
本日、平成30年3月9日 鳴門市第二中学校 第71回卒業式。

男子53名 女子47名 計100名が、卒業しました。

例年の様に、感動的な式典でありました。学校長の式辞、在校生の送辞、卒業生の答辞、そして校歌斉唱、感極まりました。
卒業生の前途洋々たるを祈っています。

現在でも県立高等学校の卒業式で歌われている「仰げば尊し」と「蛍の光」は、今年も、歌われませんでした。
最近では、高校生になって、卒業式で「初めて聞く」らしく、高校の先生方の歌詞指導は、苦労されている、とのことであります。

これらの歌が、鳴門市の小学校・中学校の卒業式から「消えた」のは、『なぜか』。
その明確な理由は、不明です。

伝統的な、この歌を、なぜに消し去ったのか。出席しているほとんどの保護者(両親や家族)が知っている、自分の卒業式で歌った、これらの歌を、今になって、なぜ、止めてしまったのか。『歌詞が問題だった』のか、これらに『替わる歌が生まれた』のか、不明です。

高校生には十分に「通用する」けれど、小学生・中学生には、「通用しなくなった」のか、不明です。

そのうちに、これらの歌が、消え去るということのないように、願っています。
第1回(平成30年2月)定例議会 質問項目。20180214。 2018/02/16
平成30年 第1回定例会 一般質問項目。

  会派 創心クラブ 代表質問。

  質問日時 平成30年2月20日。
       午前11時ころ{登壇は、二番目}。

【質問項目】
1.市長の政治姿勢について
   (1)平成30年度当初予算について
     財源について
      {自主財源の現状とこれからの方針} 
     委託料について
      {一般会計に占める、委託料事業の割合}
     少子化対策について
      {対策事業の効果・現状とこれからの方針}

2.公共施設について
   (1)市役所本庁舎整備事業について
     基本計画について
       {コンセプト、原因・目的・デザイン・効果など}
   (2)市立図書館等{学校、保育所、幼稚園、公民館、給食センター、消防署など}の
     耐震化について
      基本計画について
      耐震工事について
       {Is値について} 
   (3)公設地方卸売市場について

3.国際交流事業について
   (1)リューネブルク市との交流について
   (2)張家界市との交流について
     経済・文化交流について{現状とこれからの展望}
   (3)バングラデシュとの交流について
     友好・親善都市としての方向性について
バングラデシュ訪問ミッション。その@。20180118。 2018/01/20
1月13日から18日まで、バングラデシュに行ってきました。

「バングラデシュ訪問ミッション」として、こちら日本の「鳴門市」とバングラデシュの「ナラヤンゴンジ市」との国際的な経済や文化の交流活動を、より広く大きく深めるために訪問しました。
訪問者は、中岸敏昭・中岸商店会長(鳴門商工会議所会頭)、富田純弘・富田製薬社長(鳴門商工会議所副会頭)、平石公宣・丸久社長、美馬秀夫・美馬商事社長、銀行の方3名、そして、三津良裕の8名です。

【なぜ】なのか。
その「背景」をご紹介しますと、経済交流を深めると共に、鳴門市とナラヤンゴンジ市の姉妹都市計画があるから、であります。

平成27(2015)年。バングラデシュに縫製工場を置き、現地の多くの方を雇っている、鳴門市の丸久社長のご尽力により、バングラデシュ・阿波踊りプロジェクトが、バングラデシュ舞踊団を招待して、阿波踊りと共演したところ、大反響となりました。

しかし、翌年の平成28(2016)年7月、バングラデシュで邦人7人を含む22人が死亡した飲食店襲撃テロがあり、バングラデシュの治安・安全が危惧されるようになりました。

しかし、バングラデシュ政府の方から、両国のより一層の平和的な友好を、との願いのもと、このイベントをバングラデシュ人民共和国文化庁の公式行事としたいとの要望がありました。

そこで、平成29(2017)年8月にバングラデシュ・阿波踊りプロジェクトが開催され、バングラデシュ人民共和国文化庁の公式行事としてバングラデシュ舞踊団が鳴門市と徳島市を訪れ、「インターナショナルフェスティバルinうずしおふれあい公園」「鳴門公園 千畳敷」「徳島中央公園 徳島城博物館」で阿波踊りとのコラボレーションがあり、国際平和交流が大成功しました。
また、バングラデシュ舞踊団は、NHK「熱演 真昼の阿波おどり2017」に出演しました。

同時に、駐日バングラデシュ人民共和国大使館 ラバブ・ファティマ特命全権大使、
駐日バングラデシュ人民共和国大使館 商務参事官 モハメド・ハサン・アリフ氏、
バングラデシュ人民共和国文化庁 秘書官 ケラモット・アリ氏、
日本バングラデシュ協会 会長 堀口松城氏、
日本バングラデシュ協会 監事 河合卓雄氏が、鳴門市役所へ「表敬訪問」されて、
市長、副市長、市議会議長に対して、ラバブ・ファティマ特命全権大使から「両国の踊りのつながりだけでなく、鳴門市の公的なバングラデシュ訪問の要望」が出され、丸久の平石社長から「商工会議所、ニュービジネス協議会などで、経済ミッションとして、バングラデシュを訪問したいので、市議会の方にもご参加願いたい」との意向がしめされました。
そこで「バングラデシュと鳴門市が、文化面のみならず、様々な分野でのつながりを強化していくように取り組んでいく」という合意がなされました。

そして、鳴門市で鳴門商工会議所が主催して、NHK徳島放送局、四国放送、徳島新聞社、一般社団協会 日本バングラデシュ協会、ジェトロ徳島、公益財団法人 徳島県国際交流協会が後援する「日本バングラデシュ経済フォーラムin鳴門」が開催されました。

バングラデシュ大使館ファティマ特命全権大使の挨拶で開会し、日本企業の進出を支えているJETROの鈴木企画部海外地域戦略主幹の基調講演、バングラデシュで事業を行っている日系企業の代表として富田純弘・富田製薬社長、平石公宣・丸久社長、バングラデシュ人民共和国文化庁の秘書官 ケラモット・アリ氏、駐日バングラデシュ人民共和国大使館 商務参事官 モハメド・ハサン・アリフ氏、バングラデシュのNew Vision Solutions Ltd.会長 モクタル・ブンヤン氏、鳴門教育大 山下学長、徳島大学 高石副学長の方々が「中小規模の日系企業の、バングラデシュへの進出の現状・可能性について」討論が行われました。

【その➁につづく】
徳島県立高等学校 通学区域。20180109。  2018/01/09
新春の「徳島新聞」に、大きく取り上げられました。

やっと やっと 動き始めているようです。

徳島県立高等学校の通学区域の是正・訂正・改正・変更だけでなく、撤廃について、であります。【詳しくは、この活動日誌「2017/12/13」付をご覧ください】

今年も、この行政課題を抜本的に取り上げてまいります。

皆様の「ご意見・ご要望」をお聞かせください。
迎春 2018(平成30)年 元旦。20180101。
 2018/01/08
新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、まことにお世話になりました。

今年も よろしくお願いします。
徳島県高等学校通学区域について「市議会での質問」。20171213。 2017/12/13
★市議会において、この「通学区域」の問題点を指摘して、徳島県教育委員会に対して、「学区制の改善・廃止」を求めるように、提案してきました。
 ここ最近の「市議会の質問、提案、要望」です。

●平成28年第3回定例会

【質 問】学区制について

徳島県の県立高等学校の通学区域について、質問します。
 通学区域が、県内全域、いわゆる全県一区である併設型高等学校や専門学科、総合学科の通学区域については、除きます。
 すなわち、全日制普通科の学区制について、質問します。
 鳴門市教育委員会に対して、このような質問を行うことは、なかなか難しい判断ではありますが、あえて、申し上げます。
 と申しますのは、この全日制普通科の学区制の制定については、徳島県教育委員会から、基本方針が示され、実施されているからであります。
 しかしながら、その基本方針なり、実施方法が、県立高校の全日制普通化を受験しようとする鳴門市の生徒たちにとって、いや、鳴門市以外の市町村の生徒たちにとっても、余りにも不平等であり、不公平であり、無配慮であり、そして、知恵の無い制度であるとの視点から、質問するものであります。

 まず、私が思っている、感じていることですが、この学区制の難点をいくつか申し上げますので、今年度の、鳴門市の高校入試についての状況について、ご答弁をいただきたいと思います。
 鳴門市は、第2学区に属していて、ここには9つの高等学校があります。すなわち、鳴門、板野、阿波、名西、阿波西、穴吹、脇町、辻、池田、この高等学校です。
 しかし、鳴門市で、自宅から通学可能な高等学校は、実質的には、鳴門、鳴門渦潮、板野高等学校の3校しかありません。
 鳴門市から、池田高等学校や脇町高等学校を受験することは、この自宅からの通学可能と言う点からして、なかなか現実的ではありません。
 また当然に、西のほうの、池田や脇町から見ても、同様のことであり、鳴門市の高等学校を受験することは、なかなかありません。
 この距離間隔をみれば、第2学区の選定がいかに、現実離れしているか、よく解ります。どのような観点から、この学区の線引きになったのか、線引きを誰がどのような考えで行ったのか、まったく理解できません。

 一方、鳴門市に隣接する松茂町、北島町、藍住町は、同じ第2学区の地域に入りながらも、第3学区、すなわち、徳島市と同じように、県立の城東、城南、城北、徳島北高等学校、徳島市立高等学校も選択できます。
 鳴門市からは、なぜ選択できないのでしょうか。このような地域間の不公平、そして選択の幅が余りにも不公平であるということ、これもまったく理解できない点であります。
 平成16年度から導入された、この3学区制は、県議会や公立高等学校入学者選抜制度改善検討委員会での審議を踏まえて決定したとされていますが、当初から、以上のような、多くの問題を露呈しつつ、不公平である課題を解決できないままに、毎年、続けられてきました。
 鳴門市として、もう、これ以上、このような不公平な制度の存続を認めていくわけには、いきません。抜本的な変更が必要であると主張すべきであります。

 ここで、私たちの共通認識のために、@状況について質問します。今年度、平成28年度の高校入試は、どのような状況であったのでしょうか。
 そして、鳴門市の全日制普通科高等学校のA通学区域について、鳴門市としてどのような問題意識を持ち、徳島県教育委員会に、どのような提案なり、要望をしてきているのでしょうか、質問します。
 ご答弁により、再問します。

【意見・要望】
 学区制については、平成28年5月16日、ことしの5月16日に、鳴門市教育委員会から徳島県教育委員会に高等学校の選択肢の拡大と全県的な選抜のあり方の検討について要望したとのことであります。また、市長は5月23日に開催された平成28年度知事・市町村会議において、学区制に関する問題提起と要望を県に対して直接行われたとの御答弁でありました。
 鳴門市は、徳島県教育委員会に対し、これからも徹底的に繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し提案や要望を行っていくべきであります。
 子供たちの受験の時期は、人生においてその瞬間しかありません。
 全日制普通科を全県1区にすべきであり、徳島県立高校でありながら、徳島県の中で制限されて受験できない高校があるというならば、県立という看板にはなりません。徳島県の学区制のような制度がいかに矛盾に満ちた不公平な制度であるか、徳島県教育委員会はどうしてわからないのでしょうか。
 鳴門市からもっともっと強く要望していきましょう。
 このように、県立全日制普通科高等学校の学区制の問題、課題について検討することは、徳島県教育委員会の所管であるといっても、徳島県下市町村全域にわたる広域的な行政課題であり、私たち鳴門市にとって最も重要な行政課題であります。
 これからの行政は、広域連携行政というのが重要なポイントになると思います。
 第1回定例議会の会派代表質問において、水道事業、消防、ごみ処理、火葬場、病院、道路管理、鉄道、バスなどそれぞれについて鳴門市と他の市町村との連携的な行政運営について広域行政の実態と今後の方向性についてお伺いしました。その質問の中で、例えば水道事業については、浄水場の改築に当たり、近隣市町村との間で広域化すること、水質管理、水量の管理などについても上流の市町村と広域に連携することが大事なことであると申し上げました。
 そのときの御答弁は、今年度より浄水場の近い北島町と検査費用の削減を図るため、原水の水質検査の一部について業務の連携を始めたところであります。今後も現在策定中の水道事業ビジョンの目標実現に向けて、推進すべき施策の一つである広域化や業務の共同化についての調査検討を引き続き行ってまいりたいとの見解でありました。
 私たちの会派のメンバーと他の会派の有志の方々ともどもに、北島町の町長さんや議会の方々とお会いして、水道事業について広域に連携していきましょうとのお話し合いをしてまいりましたが、今期定例会に開会日に市長の所信の中で、広域化の一環として、北島町から浄水場の共同建設、維持管理等で連携を図るいわゆる共同化についての申し入れがあり、検討するため担当者レベルの会を設けることとしましたとの御報告がありました。
 これからの広域行政の方向性を指し示すまことに時期を得た事業であると喜ばしいことであり、大いに賛同いたします。


●平成29年第2回定例会

【質 問】学区制について

徳島県の県立高等学校の通学区域について、これも以前に質問しました、引き続きの質問であります。
 通学区域が県内全域、いわゆる全県1区である併設型高等学校や専門学校、総合学科の通学区域については除きます。
 すなわち、全日制普通科の学区制、通学区域について質問いたします。
 徳島県立の高等学校のことであります。鳴門市教育委員会に対して通学区域についての質問を行うことは、なかなか難しい判断であります。と申しますのは、この全日制普通科の学区制の制定については、徳島県教育委員会から基本方針が示され、実施されているからであります。
 しかしながら、その基本方針なり実施方法が、県立高等学校の全日制普通科を受験しようとする鳴門市の生徒たちにとって、いや鳴門市以外の市町村の生徒たちにとっても、余りにも不平等であり、不公平であり、そして知恵のない制度であるとの視点から質問するものであります。
 毎回のことであり、同じことを申し上げることになりますが、この学区制の難点を幾つか指摘させていただきます。
 鳴門市は、第2学区に属しております。ここには、9つの高等学校があります。すなわち、鳴門、板野、阿波、名西、阿波西、穴吹、脇町、辻、池田、この9つの高等学校が第2学区にあります。
 しかし、鳴門市で自宅から通学可能な高等学校は、実質的には鳴門高等学校、鳴門渦潮高等学校、板野高等学校の3校しかありません。鳴門市から池田高等学校や脇町高等学校を受験することは、この自宅からの通学可能という点からして、なかなか現実的ではありません。

 一方、西のほうの池田や脇町から見ても同様のことであり、鳴門市内の高等学校を受験することはなかなかありません。この距離間隔を見れば、第2学区の選定がいかに現実離れしているかよくわかります。どのような観点から、このような学区の線引きになったのか、誰が、どのような考えで行ったのか、全く理解できません。
 一方、鳴門市に隣接する松茂町、北島町、藍住町は、同じ第2学区の地域に入りながらも第3学区、すなわち徳島市と同じように、県立の城東、城南、城北、徳島北高等学校、徳島市立高等学校も選択できます。鳴門市からはなぜ選択できないのでしょうか。このような地域間の不公平、そして選択の幅が余りにも不公平であるということ、これも全く理解できない点であります。

 この制度は、平成16年度から導入されました。この第3学区制は、徳島県議会や公立高等学校入学者選抜制度改善検討委員会での審議を踏まえて決定したとされています。
 では、どのような審議があったのでしょうか。
 このように、当初から多くの問題を露呈しつつ、不公平である課題を抱え込んだままに、毎年続けられてきました。
 鳴門市として、もうこれ以上、このような不公平な制度の存続を認めていくわけにはいきません。抜本的な変更が必要であると主張すべきであります。
 再度、お伺いします。鳴門市の全日制普通科高等学校の通学区域について、鳴門市としてどのような問題意識を持ち、徳島県教育委員会にどのような提案なり要望をしてきているのでしょうか、質問します。
 御答弁により再問します。

【意見・要望】
 通学区域についてでありますが、御答弁は、昨年の平成28年5月16日、県の教育委員会に高等学校の選択肢の拡大と全県的な選択のあり方の検討について要望した。また、市長が平成28年5月23日に開催された知事・市町村長会議で学区制に関する問題提起と要望を行ったとのことであります。
  1年経過しておりますが、御答弁は前回と全く同じ内容であります。
 そして、総合教育会議などの場において学区制のあり方も含めた検討について、県教育委員会に対して必要に応じた働きかけを行ってまいりたいと考えておりますとのことでありますが、この御答弁はわかるようでわからんような表現であります。鳴門市に不公平な学区制のもとで、もう二度と平成28年度のような高等学校入学試験の結果、これを経験したくありません。徳島県の学区制は矛盾に満ちた不公平な制度であります。鳴門市からもっともっと強く要望していきましょう。
 子供たちの受験はまさに一生に一回。貴重な一回の人生体験であります。選択肢であります。徳島県教育委員会に対して提案や要望をことしにするのでしょうか、来年にするのでしょうか、10年後にするのでしょうか。
 例えば鳴門市から藍住町や北島町、松茂町、徳島市に住所を変更して中学校から鳴門市を離れたり、さまざまな方法で高校受験に臨んでいる生徒もいます。
 鳴門市の人口減少の一つの要因がこの通学区域にあります。
 そのように思いませんか。今回はこれ以上申し上げません。
徳島県高等学校通学区域について。20171213。 2017/12/13
徳島県の高等学校の「通学区」について、その「矛盾し、不公平であり、無配慮極まりないこと」の点を指摘して、その改善・廃止を訴えてきました。

市議会において、最近では、平成28年第3回定例会、平成29年第2回定例会の「本会議での質問」で取り上げました。

やっと、鳴門市も、近隣の町も「その気になった」のでしょうか。

本日の徳島新聞に「高校学区制廃止」「板野・石井両町長も要望」「鳴門市長と歩調合せ」との記事が載りました。
三世代ふれあいクリスマス会。20171209。 2017/12/13
今年も、「子どもの街をつくる会」が主催して、林崎小学校の講堂において、地域の皆さんが参加して「ふれあいクリスマス会」を開催しました。

平成4年から始まりました。26回を迎えます。当時、小学生で参加した子どもが、最近では「保護者、父・母」として参加している方もいます。

今年も、参加者が180名を超えていました。

キャンドルの火を見つめながら、この一年間を振り返り、自分の健康に感謝したり、家族や周りの人たちに感謝したり、そして、ゲームでは、みんなと一緒になって、ジャンケンしたり、走り回ったりで、楽しいふれあい会でした。
第4回(平成29年11月)定例議会 質問項目。 2017/11/30
@中小企業の振興政策ついて。
   (鳴門市の中小企業の現状と、これからの目標)
 土地改良事業の見直しについて。
   (農業用排水機場の整備について)

➁安心・安全なまちづくりについて。
  公共施設
   (保育所、幼稚園、小学校、中学校の整備について)
  市街地の整備
   (道路保全、LED街灯、カーブミラーの増設について) 

B市民協働によるまちづくりについて
   (町内会、自治振興会、各団体などの参画によるまちづくりの推進)

その他、提案・要望項目として、
  @2025問題について
  ➁渦潮・四国霊場の世界遺産について
  B子育て支援(貧困対策について)
  C北島町との共同・水道事業について        
鳴門市議会議員選挙。20171126。 2017/11/30
選挙期間11月19日から25日まで、26日 投票日。

定員22人、立候補者 26人(現職の立候補者 20人)

有権者数 50,133人、投票総数 25,237人、投票率 50.34%。

964票で当選しました。(トップ 1,527票、最下位 487票)

子どもの街をつくる会。大会表彰。20171114。

 2017/11/16
第61回徳島県社会福祉大会において、子どもの街をつくる会が「名誉大会長表彰(知事表彰)」をいただきました。

少子化・高齢化が急激に進む地域において、福祉事業活動をしている、県下の社会福祉関係者が一堂に会しての大会です。

地域の中の数々の諸課題に、一番身近に接しながら、特に少子化・高齢化の問題がいかに深刻であるか、実感しています。
独り暮らしのかた、老老介護をしているかた、空き家となって倒壊しそうな古い家など、様々な問題があります。

子どもたちに優しい街づくりは、全ての人々に優しい街になります。

これからも、地域との親密な連携をいただきながら、活動してまいります。
秋の景色。20171112。 2017/11/12
豊作の「稲」が刈り込まれた畑の縁に見事な秋の色が輝いています。

秋といえば「柿の色」。

我らがふるさとは、いつも心が休まる自然に満ち溢れています。

そこに包まれて日々が営まれます。ありがたい毎日です。
弁財天 秋祭り 境内のにぎわい。20171008。 2017/10/10
秋祭りの日、ここ何十年間は、境内は「閑散」としていました。
式典や宮立ちに、関係者(総代、神輿まわし)40人ぐらいが参加するだけで、御神輿が神社を出ると、あとは「閑散」としていました。

その様子を見ているお年寄りから、いつもいつも『昔はにぎやかだったのに……、店一つ、出てないし、子どもたちも寄ってきてないなぁ。寂しい祭りじゃなぁ』との声が聞こえていました。

そこで、一大発起です。

平成3年の秋祭りから、町内の「若い」氏子さんを中心にして、境内で「店」を出そうとなり、簡単なことから始めてみると、うれしいことに、子どもたちが「わんさかわんさか」と集まってきました。

今でも、境内は、神輿、子ども神輿を中心に、押すな押すなの人出となっていました。

こちらの子どもたちは、小さい時から、神社にお参りすること、地域の方々が集まってわいわいがやがやと親睦を図ること、その環境の中で育っています。

最近では、全国的に「秋祭り」「伝統芸能」の復活が伝わってきます。「だんじり」「山車」「屋台」「農村歌舞伎」「三番叟」など。

地域の「少子・高齢化」の問題が、第一級の『国難』として取り上げられていますが、地域では、都会と同じ『文明(交通・流通など)』は望めませんが、都会にない田舎の『文化(人との交流)』に接することができます。
文明で没落することはありますが、文化で滅ぶことは、ありません。文化を復活・復興・成熟させて、日常の生活を『豊かに』することこそが、第一の過疎化対策であります。

境内のにぎわいを見ていると、そのように思いました。
弁財天 秋祭り 平成29年。20171008。 2017/10/10
8日(日)地元の氏神さん「市杵島姫神社」の秋の例大祭がありました。

本殿での式典の後、御神体がおさまった神輿は、今年の「神輿まわし」の方に担がれて、石段を降りて、町内の氏子の門前、家々に一軒ごとに巡行していきました。

式典で唱えられる祝詞の内容は、詳しくは解りませんが、氏子崇敬者の方々の幸せと安寧を願うために町内を回っていく、と聞こえてくるような感じがしつつ、いつも感激しながら、聞き入っています。

これまでの安心・安全に感謝して、これからの一年、また平穏・安寧であります様に、との思いを乗せて、神輿は回ります。
今年の中秋の名月。20171004。 2017/10/05
妙見山にかかる満月です。隣の建物は「旧鳥居記念館」。

綺麗な月です。「うさぎ」の形が、くっきりと見えました。

月にススキと団子。

いい風情です、「日本」って、本当に良い所ですね。
第3回(平成29年9月)定例議会 意見と要望。20170921。 2017/09/28
【質 問】 委託料
 委託料について、であります。当初予算の審査の際に、委託内容である事業名と委託の予算額・委託料は、説明資料にも明示されますが、委託先については、未定が数多く見受けられます。
 そして、多くの委託先が未定であるにもかかわらず、委託料の予算が可決、承認されていくのであります。
 今年度、平成29年度の当初予算から、一般会計・特別会計について、各部ごとの予算案から、具体的に申し上げますと、

 企画総務部の当初予算では、委託先が132件、委託料の合計が3億7884万1,000円、そのうち予算審査の段階で委託先が決まっていない件数122件、委託料が2億8182万2,000円、

 経済建設部の当初予算では、委託先が239件、委託料の合計が6億989万8,000円、そのうち予算審査の段階で委託先が決まっていない件数が165件、委託料が4億7468万2000円、

 市民環境部の当初予算では、委託先が93件、委託料の合計が3億8553万5,000円、そのうち予算審査の段階で委託先が決まっていない件数が70件、委託料が1億6934万1,000円、

 健康福祉部の当初予算では、委託先が198件、委託料の合計が6億3870万6,000円、そのうち予算審査の段階で委託先が決まっていない件数が189件、委託料が4億3897万3000円、

 教育委員会の当初予算では、委託先が131件、委託料の合計が1億9351万3,000円、そのうち予算審査の段階で委託先が決まっていない件数が125件、委託料が1億4937万6,000円、

 消防本部の当初予算では、委託先が19件、委託料の合計が2647万6,000円、そのうち予算審査の段階で委託先が決まっていない件数が14件で、委託料が1807万7000円。

 本年度、平成29年度の当初予算の一般会計総予算額は229億5,000万円であります。その予算の中で、総委託先が812件、総委託料が22億3296万9,000円、委託料は、一般会計ベースでは、約9.7%を占めております。

そのうち委託先が未定の件数が685件、予算総額にして15億3227万1,000円、一般会計ベースでは、約6.7%を占めております。

 次に、企業局の企業会計では、資本的支出と収益的支出を合計して申し上げますが、

 水道会計では、支出予算が21億4264万8,000円、この予算額のうち、総委託先が43件、総委託料が2億6099万4000円、会計予算全体の約12.1%を占めております。そのうち、委託先が未定の件数が40件、予算金額にして1億9554万2,000円、支出合計全体の約9.1%を占めております。

 ボートレース会計では、支出予算が499億7519万1,000円、この予算額のうち、総委託先が120件、総委託料が36億5771万5,000円、会計予算全体の約7.3%を占めております。総委託先120件のうち、未定の数が110件あります。予算金額にして32億4632万6,000円、支出合計全体の約6.5%を占めております。

 例えば、総務部、広報なると配布委託料、委託先は未定で予算額が674万2,000円とか、ボートレース会計では、場内サービス業務6806万7000円、清掃業務7616万6000円、これらは当初予算においては、委託先は未定、ということで予算審査されます。
 そして、それらの予算が審査されて承認されれば、年度内に委託先が選定されて、事業が行われていきます。
 しかし、委託先の選定方法、選定結果について、また事業の成果報告については、多くの場合、決算審査で審査されるまで、議会が承知、認知、知ることはありません。
 もちろん委託先の選定方法に何も問題はないと思いますが、いま一度委託先の選定方法をお聞きして、課題がありましたら検討していきたいと思います。
 ここで質問ですが、予算の中の委託先の選定方法についてお伺いいたします。
 御答弁により、再問します。

【再 問】 委託料
 予算の中の委託先の選定方法についてどのように選定しているのかお伺いしました。
 関係法令に基づき、予定委託料が50万円以上は原則一般競争入札や指名競争入札の方法で委託先の選定を行っている。50万円未満は競争の原理が働く見積もり合わせなどの方法により随意契約で委託先を選定を行っているとのことであります。
 また、指定管理者の選定などは、プロポーザル方式などで委託先を選定しているとのことであります。

 一般の工事請負契約の締結、例えば学校給食センターの新築工事などについては、地方自治法第96条議会の議決を求めるとして、細かく1件ごとの議案として提出されてまいります。
 一方、この委託料については、委託先の選定方法は、法令に基づいてであり、法令等の規定がない限り、委託料がどれほど多額でも議会の議決を伴わず、一般競争入札や指名競争入札の方法で委託先が決まってしまっているというように理解しております。
 理解はできますが、予算審査のときに委託事業と委託予算額だけで審査していますので、その後、委託先の選定方法や委託先が決定すれば、決算審査まで待たずに、決定の都度、随時にそのことを議会に報告できないか、ということであります。
 御答弁により再問いたします。

【意見 要望】 委託料
 委託料につきましては、予算審査のときに委託先が未定の委託料について、委託先が決まるときに法令等の規定に基づき必要な事案については議会に事前審査をお願いしている。また、公募プロポーザル方式での選定結果は、鳴門市の公式ウエブサイトに公表しているとの御答弁でありました。
 全ての委託料について、その委託方法が必ず適正かつ誠実であるとの前提でありますが、後々の決算審査のときまで全ての委託先が公開されないよりも、委託先が決まり次第公開したらどうですかという提案であります。
 検討の余地があろうかと思います。御検討ください。


【質 問】 クリーンセンター周辺整備
クリーンセンターへの進入路について、
クリーンセンターの敷地の境界線について、
市道明神日出線の残りの区間の改良整備工事について、
                    
 進入路について。
 クリーンセンターへの進入路については、搬入路について、とともに、平成15年9月第3回定例会から、今までに、何度も質問してまいりました。なぜなのか、それは、当初に予定されていた工事が完成していないからであります。

 当初からの経緯をもう一度、振り返ってみます。
 平成15年9月、第3回定例会において、当時の市長は、所信表明の中でこのように申されました。
 『搬入路につきましては、北灘町櫛木の国道からの進入ルートを予定しておりましたが、相当の期間を要することが予想され、平成18年度の操業開始までに完成が見込めないことから、当分の間、工事用進入道路を拡幅し、搬入路として使用したいと考えています。』
 そのとき、次のように質問しました。
 『市長は、平成11年5月、改めて、ごみ処理施設の建設候補地15カ所を比較検討して、さらに平成11年11月には、板東中谷と瀬戸町浦代との比較検討を財団法人とくしま地域政策研究所に委託しました。そして、その比較検討結果をもとに平成12年2月28日、鳴門市・藍住町環境施設組合議会の平成12年第1回定例会において、この比較検討結果を尊重して建設予定地は瀬戸町浦代地区にすると決断した、と報告して、この時点で瀬戸町浦代が再度、建設予定地として決まったのであります。
 この選定において、比較検討された項目は、工事費、ごみの収集効率性、そして参考として環境関係の調査がありまして、その結果、総合評価において、大麻町の中谷地区と比べて、瀬戸町浦代地区が優位な候補地であると評価されて、再度、建設予定地に決まったのであります。
 さて、瀬戸町浦代と板東中谷との比較検討の中で、新ごみ処理施設へのアクセス道路の建設費という項目がありました。
 1つは、国道11号線、櫛木からの進入道路980メートル、もう一つは、県道亀浦港櫛木線からの進入道路480メートルであります。
 この瀬戸町浦代地区の2本の道路の工事費が約8億2,000万円、一方、大麻町中谷地区の道路工事費が約20億5,000万円であると評価されており、この工事費の点からも瀬戸町浦代が候補地として優位であると提示されて、瀬戸町浦代が再度、建設予定地として決定した、そういう経緯なのであります。
 私はこの時点から、瀬戸町浦代にできる新ごみ処理施設クリーンセンターへの工事用進入路と施設完成後のごみ収集車がごみを搬入する道路、この2つの道は別々のルートがつくられるものと思っております。
 新ごみ処理施設クリーンセンターが、大麻町中谷地区でなく、瀬戸町浦代地区に決定された要因の1つである進入路・搬入路の工事は、今も継続されているのであります。
 そのときも御答弁として、
 『搬入路として予定しておりました北灘町櫛木の国道からの進入ルートにつきましては、今後の建設スケジュールを精査し、再検討した結果、工事等に相当な期間を要し、平成18年度中の操業開始までに完成を見込めないことから、当分の間、工事用進入道路を拡幅し、搬入道路として使用していくことといたしましたので御理解を賜りたい』
 このような答弁でございました。
 そして、『では、当分の間とは、どれほどの期間なのでしょうか』との質問に『当分の間とは、工事が完成するまでです』とのご答弁がありました。
 ここで質問ですが、国道11号線櫛木からの進入道路980メートルの計画の現状と今後についてどのようになっているのか、お伺いいたします。
 御答弁により、再問します。

 次に、クリーンセンターの敷地の境界線について。
 この件につきましても、平成15年9月の議会から、何回も、境界線の課題について質問し、意見を申し上げてきました。
 これも、当初からの経緯をもう一度、振り返ってみます。
 鳴門市は、平成10年5月から6月にかけて、鳴門市土地開発公社が国への補助申請に急を要するということで、三井建設から登記簿上の面積で購入いたしました。当時から境界が確定していない土地がありましたという見解ですが、このような商取引、一般的に常識的に考えれば、土地の売り手である三井建設は境界を確定させる義務があります、もしくは境界の確定に立ち会うのに協力すべきでありまして、さらに鳴門市が、境界を確定することに使った費用は、三井建設が支払うぐらいの大手企業としての道義的な責任があろうかと私は思うのですが、というような質問をいたしました。
 続きまして、質問の中で、いまだに半分近くの境界が確定していない不自然な状態で放置しておいては、鳴門市の市有財産としての保全上、将来的にもますます問題が広がります。周辺の地権者の方々に、早急に歩み寄って境界が確定できるよう努力していただきたい、このような意見を申し上げたのであります。
 その後、地図の混乱地であることや隣接地の権利関係の複雑さ等から境界画定の作業が進まず、今になっても、残りの未確定の境界線が全く確定しておりません、とのご答弁もありました。
 残っている約50%弱の境界確定について、このまま放置しておいてよいのでしょうか。境界確定の事業予算をつけるのかどうか、現状の問題点と今後の方針について、質問します。
 御答弁により再問します。

 次に、市道明神日出線の整備について。
 この件も、平成19年2月の定例会において質問し、その後も課題として、何度も取り上げてきました。
 そのときに理事者からは、市道明神日出線は、新ごみ処理施設クリーンセンターへの進入路、搬入路ではありません、という御答弁でありました。
 この明神日出線の拡幅というのは、堂浦の海岸線の道路が災害などで通行不能になった場合を想定すれば、別の道路が必要であります。それも通行に便利で広い道路が必要でありますという御答弁であり、市道の幅を広げて整備する事業である、との説明でございました。
 それで、この工事をどのように進めるのかという質問に対しまして、当時の建設部長はこのように答弁されております。

 『明神日出線は、県道瀬戸港線、県道亀浦港櫛木線を結ぶ延長1,140メートルが市道改良の対象であり、平成15年度から平成22年度までの国庫補助事業採択を受けまして単年度補助事業といたしておりまして、危険で狭い市道の抜本的な改良工事を行うものでございます。総事業費は用地補償等を含めまして約11億円を見込んでございます。また、事業区間につきましては、5区間に分けて実施いたします。明神日出線改良工事の発注につきましては、各工事区間の建設業種別に国庫補助採択の範囲内で用地取得、周辺家屋の事前調査など工事着手に必要な条件が整った箇所から鳴門市工事等指名審査委員会に諮り、入札を行ってまいります』

 このような御答弁でございました。つまり何度も申し上げますが、市道明神日出線の改良整備工事といいますのは、危険で狭い市道の改良工事であります。当時から市はそのような見解でございます。平成15年度から平成22年度までの国庫補助金を使う事業でありました。5区間に分けて必要な条件が整った箇所から実施しますと、そのような見解でございました。
 しかしながら、現在の状況、現状は結果的には、明神の大元神社あたりから新ごみ処理施設クリーンセンターへの当分の間使用されている進入路、搬入路へ直結する区間だけが整備されております。このような状態でございます。現在の進捗状況と今後の対応、方針についてお伺いいたします。
 以上、御答弁により再問いたします。

【意見 要望】
 それぞれ御答弁をいただきました。意見と要望を述べさせていただきます。
 クリーンセンターへの進入路につきましては、今るる御答弁ございましたが、その中で御答弁でもちょっと触れられておりましたけども、クリーンセンターのような大型施設への進入路が1本しか存在していないということは、いざというときにおいて、危機管理に重大な支障を来します。この点からしましても、もう一本のルートが早急に建設される必要がございます。この点何か御答弁がありましたら御答弁ください。なければ、今まで同様に当分の間──当分の間といいますのは、工事に着工するまでという意味でございますが、当分の間が5年になるやら10年になるやら、完成の時期が全く不確定な改良整備工事として、認識・受けとめておきます。

 次に、クリーンセンターの敷地の境界線につきましては、隣接地の権利関係の複雑さ等から、作業が進まず、現在に至っているとの御答弁でした。
 今のような対応、何もしていないかのような姿勢では、何年経過しても境界確定は絶対に出来ない、と思います。
 市長をはじめ、担当者に、境界確定しようとする、その気持ちがあるのかどうか、であります。

 次に、市道明神日出線についてでありますが、1区から3区の580メートルは平成20年3月に完成したということで、残りの区間につきましては、関係する地権者の同意が得られないので、測量などが行えないから、出来ません、との御答弁でありました。それならば、地権者の方の同意を求めて、どのような交渉、話し合いがもたれてきたのでしょうか。あれから、何年も過ぎてきています。その間に、市役所の誰が、真剣になって、どのようにして交渉してきたのでしょうか。
 この道路は、先ほども質問の中で申し上げましたように、堂浦の海岸線の道路が災害などで通行不能となった場合に、それを想定して通行に便利な別ルートの広い道路が必要である、その必要性から始められた工事であります。
 今の現状は、クリーンセンターへの進入路を搬入路として1区から3区までが完成しているだけであります。
 本来の事業目的は、災害対策の最たるものでありませんか。この道路が完成していたら、このような事故も、あのような災害も起きていなかったのに、ということになるやも知れません。
 そうならないように、当初の計画通りに、早急に完全な形で残り区間を開通させることが行政の責任であると思います。
 現在、いつまでに、どのようにすることになっているのか、何か、御答弁がありましたら、御答弁ください。
 今こそ、事業達成へのスピード、その必要性が最優先されるべきであります。
第23回 三世代ふれあいフェスティバル。20170909。 2017/09/28
(写真は、空き缶積みの様子)

地域の方が集まって、昔の遊びやゲームをしながら、親睦を深めました。

子どもたち、保護者、老人会、婦人会など、多くの方が集まりました。

種目は「空き缶積み」「お手玉」「ホールインワン」「けん玉」「豆つまみ皿移し」「木ごま」の六種目です。
それぞれが、そのコーナーのお世話人(以前の若者たちで、種目の『上達のコツ』を知り尽くしている方々)との『会話』を楽しみつつ、真剣に挑戦していました。

開催回数が「23回」ともなると、小学生の時に参加した子どもたちが、最近では「父・母、保護者」として参加しています。

地域が優しく、にぎやかになります。ずぅっと続けていきましょう。
燦然と輝く。20170813。 2017/08/14
まだまだ日没には時間のある中で、西の海面が輝いています。その上にある太陽が、雲間から海を照らしているのです。

光る雲、光る海、です。

何人かの写真愛好家が、高級なカメラで、横で一緒に何枚も撮っていました。私のは携帯の写真です。眩しいので「大体の見当」のアングルでした。
インターナショナルフェスティバル。20170811。 2017/08/14
阿波踊りとバングラデシュ伝統舞踊団との夢の共演が、再び実現しました。
8月11日、鳴門市のうずしおふれあい公園にて「インターナショナルフェスティバル」が開催されました。

2015(平成27)年に、バングラデシュ伝統舞踊団が招待され、友好交流の輪が広がりましたが、その後、2016(平成28)年7月に、バングラデシュで飲食店襲撃テロがあり、日本人7人を含む22人が死亡し、この友好関係が途切れるかのようになりかけました。
しかし、バングラデシュでは「揺るぎない友好関係を」との願いのもと、バングラデシュ文化庁が、国でも最高の舞踊団メンバー15人を派遣してきました。

「平和連」や鳴門教育大学「鳴響連」の阿波踊り、琉球國祭り太鼓、ピース新体操クラブ、鳴門体操クラブの演技など、多くの観客の中で、友好のふれあいがありました。

バングラデシュは、若さ溢れる平和で温厚な国民性の国です。両国の「交流」は、経済的にも、文化的にも、両国にとって、多いにメリットがあります。

この「共演」が益々盛り上がり、末永く続きます様に、願っています。
広島・被爆から72年の「原爆の日」。20170806。 2017/08/07
(写真は、四国八十八箇所霊場の5番札所・地蔵寺の大銀杏)

広島市中区の平和記念公園で「原爆死没者慰霊祭・平和祈念式」(平和祈念式典)が営まれました。

松井広島市長は平和宣言で、この夏、国連で採択された「核兵器禁止条約」に触れて、核廃絶へのさらなる取り組みを各国に提唱しました。日本はこの条約に「不参加」であり、安倍首相は式典のあいさつの中で、条約に言及しませんでした。

昨年の10月、一時はオバマ前米大統領が掲げた「核なき世界」の理念を称えて、条約交渉に積極的に参加して、唯一の被爆国として、核保有国と非保有国との間で、核軍縮、そして核廃絶に向けた議論の主導役になれると踏んでいたようですが、北朝鮮の弾道ミサイル発射が続く中、トランプ大統領が核戦力を増強するとの意向の中で、様々な諸条件が絡み合って、結局、日本は条約には不参加となりました。

誰が首相であれ、外的要因によって、正当で真っ直ぐな政治が行われない、ということでしょうか。
「国」が存在し、その存在を主張する中で、「国」を形づける「個人」が必ずや何らかの犠牲となる、というのが人類の歴史ですが、これから、どれほどの文明が栄えようとも、文化が豊かになろうとも、「個人」は、いつも不確かな「国」の傘下にある、ということが続くのでしょうか。

世界の各国の、過去の歴史は、それを繰り返してきています。人類の永遠の課題であるかのようです。

今、自民党の総裁選「ポスト安倍」争いに、もう早くも、3人が取りざたされています。このタイミングで、なぜなのでしょうか。替われば、国民個人にとって、正当で真っ直ぐな政治が行われるというのでしょうか。

先の戦争では、戦場でない場所で、軍人でない多くの個人が殺されました。これは、「国の責任」です。この日本国を議会制民主主義国家として「運営」してきた「方々」の責任です。
その責任が取れない「方々」が、責任の取れない「行政運営」の中で動きながら、今年もまた、暑い最中、「原爆の日」が営まれました。

晴天の夏空の下、樹齢800年以上の銀杏が、境内の巡礼者に大きな安らぎの木陰を広げていました。この木陰では、軽やかにさぁっと吹く小さな風に、何とも言えない心地良さを感じます。
その横に、炎天下の下、人類全体の平和な日々を希求する地蔵菩薩が、静かに力強く立っていました。
なぜ、ミサイル発射なのか。20170705。 2017/07/05
(写真は、四国八十八か所霊場・一番札所の霊山寺、多宝塔)

すでに、国家間の「新しい形態」の戦争が、始まり、進行しています。

7月4日、米国軍と韓国軍が韓国沖にミサイルを発射しました。

北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射をしたので、北朝鮮を威嚇するためである、とのことです。

今から、たった数十年前のこと、「二十世紀」は、地球上全体が「戦争の時代」でありました。

多くの人々が「戦争で死にました」
多くの人々が「自分の生き方を選択できない人生を送りました」
多くの人々が「人殺しの道具を身に付けさせられて、泥沼を歩き続けました」
多くの人々が「遠い遠い異国の地で、極寒の中で、猛暑の中で、熱風や砂漠の中で、震え続けました」
多くの人々が「人として生まれた喜びも、父母との穏やかな暮らしも、愛しい我が子の寝顔も見ることなく、戦争で死にました」

ミサイル発射が、人が生きることの上で、何の役に立つのか。
人類は、大規模であれ、小規模であれ、決して、二度と、その様な悲惨な「愚行」を繰り返してはならない。

「恨みを、恨みでもって、返してはならない」とは、浄土宗の開祖法然上人の父上・漆間時国が夜襲を受け、瀕死の重傷の中で、嫡子である九歳の勢至丸(法然上人)に残した、驚くべき遺言であります。

「親の敵を討つな」

武士の子です。仇討ちが当たり前の時代に、この遺言をどのように受け止めればよいのでしょうか。いきり立つのか、遺言を守るのか、勢至丸は、遺言を守りました。

世界の平和は、この様にして守れないのでしょうか。守りたいです。
この美しい奇跡のような存在である「地球」に住む者同士なのに、と祈念しています。
七夕まつり。20170704。 2017/07/05
林崎小学校の講堂で、「キラキラ七夕まつり集会」がありました。

全児童と先生方、地域の老人会、婦人会の皆さんが寄り集まりました。

老人会の皆さんが、早朝から切り出してきた、綺麗な見事な笹に、全員が思い思いの気持ちを込めた短冊を付けました。

七夕の由来についての映像や、吹奏楽の生演奏があり、会場全体がみんなで集まる喜びを感じていました。

元気にすくすくと育ってください、子どもたちよ。
第2回(平成29年6月)定例議会 意見と要望。20170616。 2017/07/05
【質問】指定避難所について
 まず最初に、このたびの市長の所信にありました、水道事業の効率化を図るため、水道事業の広域化について、検討・協議を行う「鳴門市・北島町の浄水場共同化に関する覚書」が調印されたことは、私たち議会から、水道事業、消防、ごみ処理、火葬場、病院、道路管理、鉄道、バスなど交通体系などに、広域行政を積極的に取り入れていくことを提案していましたが、その実現に向かって、第一歩を進めたことは、大変素晴らしいことであります。
 また、「板東俘虜収容所関係資料」のユネスコ「世界の記憶」登録推進事業は、ニーダーザクセン州、徳島県、リューネブルグ市、鳴門市、この4者による、共同申請に関する協定書の調印式が行われ、平成31年での登録に向けて、連携して事業展開を図りたいとの事で、これまた大変喜ばしいことであります。
 また、行政担当者が地域に出かけていって、市民の皆様のご意見やご提案のお声を聞き、行政事業に反映すべきと、これも議会から提案してきましたが、各地域において「地域座談会」として開催されていることは、これまた大変素晴らしいことであります。
 その他、多彩な事業報告がありました。その中で、今、特に大切な事業は、危機管理対策、少子高齢化対策ではないでしょうか。

 質問の項目は、ここ何年間かの定例議会で、質問してきた事業であります。
 どの項目も、とても重要な行政課題であり、前回の質問から後に、どのように事業が展開され、進展してきているのか、お伺いしてまいります。

 1つ目の、防災・危機管理対策事業として指定避難所について、であります。
 先日、5月31日の徳島新聞に「徳島県内の指定避難所」1,116ヵ所の内「耐震診断、未実施191ヵ所」「耐震性が不十分」が46ヵ所、との記事が出ました。
 避難所数は、鳴門市は150、徳島市が73、小松島市が64、阿南市が91、藍住町や上板町は9であり、鳴門市は、他の市町村と比較しても、県内でトップの避難所があります。
 しかし、鳴門市の指定避難所150ヶ所の内、耐震性があるのは82ヵ所、耐震化率が54.7%、耐震性のないのが10ヵ所、そして、耐震診断が実施されていない、未診断の施設が58ヵ所もあります。
 ただし、この指定避難所についての定義でありますが、「指定避難所とは、大地震などの災害発生後、被災者が一時的に滞在する施設で、各市町村が指定する施設であるが、耐震性については、明確に定められていない」、となっています。
 しかしながら、この新聞記事を読んで、指定避難所の施設は、というと、学校の体育館や集会所、公民館が多いのですが、多くの鳴門市民の方が、災害発生の後の避難所について、近所の学校の体育館、公民館や集会所は、大丈夫なのか、などの不安を持ったのではないでしょうか。
 鳴門市では、今後30年以内に70%程度の確率で発生が予想される南海トラフ巨大地震への対策がますます大事であり、阪神大震災や東日本大震災、熊本地震などの、実際の現場の様子から、多くの教訓を学び取ることができ、現在鳴門市では、小学校や中学校など多くの公共施設に耐震工事が進められております。新しい消防本部の建物などは、最新の耐震設計のもとに新築されました。これらの施設は、災害が起こった後、被災した市民が避難する大事な施設であり、地震などで倒壊しないようにつくられているはずであります。
 しかし、鳴門市は、市の施設や県の施設、民間の施設を指定避難所として指定していますが、その中で、耐震診断を実施していない施設が58ヵ所、そして耐震性なしの施設が10ヵ所、とのことであります。
 ここで、質問ですが、これら学校の施設・体育館や集会所、公民館など、鳴門市の指定避難所の状況は、どのようになっているのでしょうか。
 ご答弁により、再問します。

【意見 要望】 指定避難所について
 指定避難所は地震災害だけを想定したものでなく、洪水などの大雨災害でも使用するので、「耐震性の有無」は指定要件ではないとのこと、また、大地震の時は、発生して後に、施設の安全性を十分に確かめて後に、指定避難所として開設する、とのことです。
 指定避難所とはどういう施設なのか、についてはよく理解できました。
 しかし、このようなことでは、市民が望む「安心・安全な避難施設」のイメージとは、随分とかけ離れています。
 なかなか難しい判断でしょうが、ここ何年間か、耐震事業として、大きな予算を使って耐震を施した施設、例えば、新しい消防署や新学校給食センター、今、建設中の第一中学校、その他、公共施設の耐震対策事業などは、この震度まで大丈夫です、との案内はできないのでしょうか。なかなか難しい判断であります。
 施設の耐震対策事業とは、どこまで耐震が可能なのか、予想がつかない天災の規模に対する、私たちの耐震技術の限界なのでしょうか。

【質問】空き家等対策事業について
   本市の空き家の状況について
   空き家の有効利用について
 全国的に見ましても、少し古い統計ですが、2013年の総務省の土地統計調査によりますと、全国の空き家は、何と約820万家屋、住宅全体に占める割合は、13.5%となり、過去最高の空き家率となっています。
 徳島県でも約6万4千戸で、空き家率は、17.5% 全国ワースト5位であります。徳島市でも空き家が3,563棟あり、都市部での空洞化が進んでいるようであります。

 鳴門市の各地域でも、ここ数年にわたり、誰も住んでいない多くの空き家が目立ち始めています。この前まで、お年寄りのご夫婦が住んでいたのに、都会にいる息子さんの所に引っ越していって、空き家になっている、とか、住んでいた方が別の所に新築して引っ越して行ったとか、様々な事情の中で、空き家となっているようであります。
 その中で、鳴門市では、将来、住人不在となる可能性のあるひとり暮らしの独居老人の方々の家屋も、かなりのペースで5年前と比べて加速しており、撫養町では5年前と比べて646世帯646人、5.4%増加し、里浦は75人75世帯、11.9%、特に大津町では225人で33.9%5年前から増加して、北灘町では99人99世帯、39.4%増加しております。かなりの速さで独居高齢者がふえております。
 こうした中で、この方々の孤立、そして悲しいことでありますが、孤独死を防ぐために、地域ではさまざまな安全な対策を続けていかねばならない。私たちはそれに向けて絶えず目をみはっていかねばならないということであります。ここ5年、10年、まさに団塊の世代が高齢化進むにつれて増えていく傾向であります。空き家、そして高齢化の独居、これは避けて通れないこの10年、20年の課題であります。歴史上、日本が初めて直面する課題であります。鳴門市だけの問題ではありませんが、多くの方々と連携しながらこの対策に抜本的に取り組んでいかねばなりません。
 そこで、質問です。
 1つに、今現在、空き家になっている、また近い将来に空き家になる可能性があるなどの状況について、2つに、それぞれに対してどのような対策をとればいいのか、空き家を有効活用できないか、どうか、質問します。

【再問】空き家等対策事業について
   倒壊の可能性の高い老朽危険空き家の状況と対策について
   空き家の除却に伴う諸問題と対応について
 有効活用が出来るような空き家は、その活用について、賃貸借にするなど、所有者が不動産屋さんと相談したりするでしょうが、問題は、全くの空き家で、倒壊の危険性のある老朽化した空き家、この空き家は現在鳴門市の中でどのような状況になっているのでしょうか。
 その対策は、どのようにしているのでしょうか。
 そして、その対策と言っても、除却、いわゆる取り壊しの方法しかない家屋について、その取り壊しができない状況、諸問題があろうかと思います。
 相続の問題、解体費用の問題、その家の前の道路幅の問題、固定資産税の問題、などの諸問題と、その解決に向けた対応について、質問します。

【意見 要望】空き家等対策事業について
 空き家、特に、何年間か放置されている空き家、倒壊の危険性のある空き家に対する対策をお聞きしました。
 解体への支援補助事業、問題解決への「無料相談会」など、対策は整いつつありますが、しかし、なかなか効果は出ていないのではないでしょうか。
 空き家問題は「所有者が責任を持って自己の資産を管理すること」、ではありますが、相続、解体費用、固定資産税、家の前の道路幅、遠くに引っ越したなど、様々な問題がある中で、ついつい放置したままで、年数が経ってしまうケースが多いようであります。
 そしてまた、今、70歳前後の、いわゆる団塊の世代は家を所有している人が多い世代でありますが、その方々の高齢化が進みますと、家を放置せざるを得ない状況となって、空き家が増えていくケースが想定されます。
 また一方、町内会に「加入していない」住民、また町内会がない地域もあります。そんな中で、台風や大雨などで、放置された空き家の瓦が飛んだり、動物が住みついたり、空き巣の被害にあったりしても、まわりの近所の方が、どのように対応すれば良いのか分からなかったりします。
 だからこそ、町内会などで、日頃からの人のつながりが大切であり、所有者が町内の知り合いの人に管理を任せたり、また、市が管理引受人・管理保証人となって、町内の中で「地域の人が寄り合う施設」としたり、市が土地・建物共に寄付を受けて、建物を解体して、更地を地域の中の小さな公園にしたり、など様々な方法・対策が考えられます。
 しかし、それらの対策の基本となるのは、決して「法律や条令の制定すること」や「対策審議会」を設置して審議することでは、ありません。
 解決の基本は、ご近所・町内の「人のつながり」であり、放置している所有者とご近所・町内との「信頼関係」にあります。
 「子どもの町宣言」をしている鳴門市の目標である「未来を担う子どもたちのため」の「住み良いまちづくり」とは、まさしく日頃からの「町内の優しい人の輪づくり」であります。
 そのためにも、この空き家対策事業、老朽化した危険空き家対策事業は、「町内の輪づくり」を第一目標に掲げ、ここ十年間、重要な事業として、行政が総力で取り組むように、意見と要望とします。

【質問】2学期制について、
   教育行政について、であります。
 2学期制について、高等学校通学区域について、給食費について、質問いたします。
 以前にも質問しました。2学期制を3学期制の元に戻してはどうか、との質問であります。
 鳴門市では、2学期制を、平成17年度から、市内の幼稚園、小学校、中学校に導入しました。その方針は「教育活動全体にゆとりを持たせ、教師と子供がしっかりと向かい合い、学校生活における満足感が得られるように、授業時数の確保や特色ある学校づくりの観点から2学期制を導入した」ということであります。
 教育活動にゆとりを持つこと、特色ある学校づくりをすること、これが2学期制を導入の根本方針であります。
 ここ10年前まで、長年の間、日本の四季折々を通じて1学期、2学期、3学期があり、伝統ある行事として始業式、終業式があり、3学期制が定着しておりました。
 それが、学校週5日制が始まり、土曜日の授業日数が少なくなった分を2学期制の導入により、始業式や終業式の回数が減ることなどで、年間20時間程度の授業時数が確保できること、また学習に対する評価期間が長くなり、児童・生徒に対する適正な評価や指導ができることなどの効果が上がっている、これが現在の鳴門市教育委員会の認識であり、そしてまた、2学期制の導入から10年が経過し、教育現場にも2学期制が定着しているとの認識であります。
 しかしながら、前回のご答弁では、次期学習指導要領への対応を含め、授業時数の拡充や学期制のあり方等について総合教育会議での場で御議論をいただくとともに、学校関係者や保護者、有識者の御意見などをお聞きし、検討を行ってまいりたいと考えております、とのことでありました。その後、どのようになってきたのでしょうか。
 全国の約20%の自治体で2学期制を採用しておりますが、残りの約80%の自治体では、まだまだ3学期制が続いております。また2学期制から3学期制に戻す自治体も出てきています。
 そこで質問ですが、鳴門市は、その後、この2学期制についてどのような検討がなされたのか。そして、これからどのようにしていくのか、お伺いいたします。
 御答弁により再問いたします。

【質問】通学区域について
 徳島県の県立高等学校の通学区域について、これも以前に質問しました、引き続きの質問であります。
 通学区域が県内全域、いわゆる全県1区である併設型高等学校や専門学校、総合学科の通学区域については除きます。
 すなわち、全日制普通科の学区制、通学区域について質問いたします。
 徳島県立の高等学校のことであります。鳴門市教育委員会に対して通学区域についての質問を行うことは、なかなか難しい判断であります。と申しますのは、この全日制普通科の学区制の制定については、徳島県教育委員会から基本方針が示され、実施されているからであります。
 しかしながら、その基本方針なり実施方法が、県立高等学校の全日制普通科を受験しようとする鳴門市の生徒たちにとって、いや鳴門市以外の市町村の生徒たちにとっても、余りにも不平等であり、不公平であり、そして知恵のない制度であるとの視点から質問するものであります。
 毎回のことであり、同じことを申し上げることになりますが、この学区制の難点を幾つか指摘させていただきます。
 鳴門市は、第2学区に属しております。ここには、9つの高等学校があります。すなわち、鳴門、板野、阿波、名西、阿波西、穴吹、脇町、辻、池田、この9つの高等学校が第2学区にあります。
 しかし、鳴門市で自宅から通学可能な高等学校は、実質的には鳴門高等学校、鳴門渦潮高等学校、板野高等学校の3校しかありません。鳴門市から池田高等学校や脇町高等学校を受験することは、この自宅からの通学可能という点からして、なかなか現実的ではありません。
 一方、西のほうの池田や脇町から見ても同様のことであり、鳴門市内の高等学校を受験することはなかなかありません。この距離間隔を見れば、第2学区の選定がいかに現実離れしているかよくわかります。どのような観点から、このような学区の線引きになったのか、誰が、どのような考えで行ったのか、全く理解できません。
 一方、鳴門市に隣接する松茂町、北島町、藍住町は、同じ第2学区の地域に入りながらも第3学区、すなわち徳島市と同じように、県立の城東、城南、城北、徳島北高等学校、徳島市立高等学校も選択できます。鳴門市からはなぜ選択できないのでしょうか。このような地域間の不公平、そして選択の幅が余りにも不公平であるということ、これも全く理解できない点であります。
 この制度は、平成16年度から導入されました。この第3学区制は、徳島県議会や公立高等学校入学者選抜制度改善検討委員会での審議を踏まえて決定したとされています。
 では、どのような審議があったのでしょうか。
 このように、当初から多くの問題を露呈しつつ、不公平である課題を抱え込んだままに、毎年続けられてきました。
 鳴門市として、もうこれ以上、このような不公平な制度の存続を認めていくわけにはいきません。抜本的な変更が必要であると主張すべきであります。
 再度、お伺いします。鳴門市の全日制普通科高等学校の通学区域について、鳴門市としてどのような問題意識を持ち、徳島県教育委員会にどのような提案なり要望をしてきているのでしょうか、質問します。

【質問】給食費について
 給食費について、新学校給食センター稼働にあわせて学校給食費を完全無償にできないのかとの質問であります。
 前回のご答弁では、鳴門市は、年間100万食程度の給食調理を行っており、これを無償化するには、多額の経費が必要となりますことから、給食費につきましては、今後も引き続き御負担いただくこととしております、とのことでありました。多額の経費が必要との理由であります。
 確かに、1年間で、幼稚園では、約3794万円、小学校では、約1億6275万円、中学校では、約9915万円、全体で約2億9983万円を集金しています。
 学校給食を行うにはさまざまな経費を必要としております。調理施設の管理費、調理員の人件費、食材費、燃料費、光熱水費、運搬費などありますが、鳴門市ではそのうち保護者から学校給食費として徴収しているのは、食材費と調理用の燃料費であります。
 このたび新学校給食センターが稼働するに伴い、現在それぞれの学校でつくられている給食が、大麻学校給食センターとともに市内で2カ所でつくられるようになります。当然に全ての経費の面からしてかなりの効率化が図られるものと思われます。どれほどの効率なのか、その計算、詳しい数字、金額は当然に教育委員会のほうで、細かく算出できているものと思います。
 さて、ここで再度の質問ですが、新学校給食センター稼働にあわせて経費の節減になる。それに伴って給食費はずっと安くなると思いますが、この際ですから、学校給食費を完全に無償にできないのかどうか、お伺いします。

【意見 要望】
 2学期制について
 ご答弁は7月に開催予定の総合教育会議で「学期制のあり方」を議題とすること、そのため広く保護者や教職員にアンケート調査を実施すること、その結果を分析、検証して、関係者等に意見を聞いて、検討したい、とのことであります。
 やっと、具体的な検討が始まっていく、ということで、評価いたします。経過を見守ってまいります。
 通学区域について
 ご答弁は、昨年の、平成28年5月16日、鳴門市教育委員会から徳島県教育委員会に高等学校の選択肢の拡大と全県的な選抜のあり方の検討について要望した、とのことであります。
 また、市長が、平成28年5月23日に開催された平成28年度知事・市町村会議において、学区制に関する問題提起と要望を行った、とのご答弁でありました。
 前回と全く一緒の内容の答弁であります。一年経過しています。何ら進展がありません。鳴門市の子どもたちのために、本気になって、この通学区域の矛盾点を徳島県教育委員会に対して、検討してくださいと提案する、そのやる気があるのかどうか、疑わしい限りであります。
 前回、次のように提案し、要望しました。
 「鳴門市は、徳島県教育委員会に対し、これからも徹底的に繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰り返し、提案や要望を行っていくべきであります。子どもたちの受験の時期は、人生においてその瞬間しかありません。全日制普通科を全県1区にすべきであり、徳島県立高校でありながら、徳島県の中で制限されて受験できない高校があるというならば、県立という看板にはなりません。徳島県の学区制のような制度がいかに矛盾に満ちた不公平な制度であるか、徳島県教育委員会はどうしてわからないのでしょうか。鳴門市からもっともっと強く要望していきましょう。県立全日制普通科高等学校の学区制の問題、課題について検討することは、徳島県教育委員会の所管であるといっても、徳島県下市町村全域にわたる広域的な行政課題であり、私たち鳴門市にとって最も重要な行政課題であります」
このように、意見と要望を行いました。
 子どもたちの受験は、まさしく、一生に一回です。貴重な一回の人生の選択肢です。徳島県教育委員会に対し、提案や要望を、今年にするのですか、来年にするのですか、いつするのですか。
 例えば、鳴門市から藍住町や徳島市に住所変更して、中学校から鳴門市を離れたり、様々な方法で、高校受験にのぞんでいる生徒もいます。鳴門市の人口減少の1つの現象が、この通学区域にあると思いませんか。今回は、これ以上、申しません。
 給食費について
 今回も、新学校給食センターが稼働すれば経費も削減される。給食費そのものを完全に無償にしたらどうかという質問を行いました。
 前回のご答弁は、鳴門市では年間100万食程度の給食調理をしていて、無償化するには「多額の経費が要る」ので、完全なる無償化はできない、とのお考えでありました。
 今回のご答弁は、「年間約3億円程度の財源が必要であり、受益者負担の観点から、引き続き保護者にご負担いただく、しかし、保護者負担の軽減を図るため、本年8月の稼動に伴い、給食費を幼稚園児・小学生は一食あたり30円、中学生は60円、減額する予定であり、新センターの稼動が通年化する来年度の給食費は、保護者負担の額について、十分に配慮して、改めて見直しを検討する」とのご答弁でありました。
 学校給食費の無償化については、近い将来において必ず実現することであると、私は思っております。実現させねばならないと思います。この点、引き続き議会で議論し、提案していきたいと思います。
 本日の現時点では、一食当たり、減額する予定である、とのご答弁で、了といたします。
夢を乗せて、アンパンマン列車。20170604。
 2017/07/05
列車が入って来るや否や、ホーム全体が、パアァッと明るくなりました。

子どもたちの顔が、喜びに満ちています。

お父さん、お母さん方は、パシャパシャと撮影しています。ホームにいる他の方々も、何かしらホンノリと、優しい笑顔です。

どこまでも周りの人のため、何事にも周りの人を心配して大切にして、悪いことには敢然と戦い立ち向かいっていく、その姿は、子どもたちというよりも、私たち大人に夢と勇気を与えてくれています。

夢を乗せて、アンパンマン列車が走っています。
ゴミゼロ宣言の町。20170530。 2017/06/03
徳島県上勝町に行ってきました。

「葉っぱ」ビジネスで、有名になったところです。それと共に、ゴミゼロ宣言でも、有名です。

ゴミを出さないようにしよう、そして、出たゴミは細やかに分別処理して、再資源化しよう、という事です。
我々の生活の中で出てくるゴミと称するもの、その大半が元々不要なモノです。
例えば、コーヒーやお茶などの飲み物の容器・ペットボトルやビン、缶などは、飲み物を家から自前の水筒に入れて持ち歩けば、必要ありません。
また、例えば、小さなお菓子、一つ一つを丁寧に包んでいる紙も、そこまで包んでおく必要があるのかどうか、いわゆる過剰な包装の商品が、数多くあふれています。

近代の生活様式は、どこもかもに、物が溢れていて、例えば、鉛筆やボールペンにしても、私の机の鉛筆立てには、何十本もあります。小学生の頃には、全部で2、3本しかなくて、その一本の鉛筆が短くなっても、後ろ側(芯の反対側)にキャップをかぶせて、大事に使っていました。
ボールペンなどは、貴重なモノでしたが、今では、替え芯の必要のないほどに多くの本数があり、棄てる時は、使い切る前というよりも、芯の中身がまだまだ残っているのにインクが劣化して、書きにくくなったから処分するというような状況です。

「もったいない」

この文化をもう一度、と思います。

四国霊場を世界遺産に。20170423。 2017/04/23
今年も、多くの巡礼者が回っています。

この「聖地」を世界遺産に、との活動が続いています。

活動があれども、なけれども、四国全体に「祈り」の姿が広がっています。

世界の平和と人々の安寧を願う場所が、ここにあります。
たけのこ掘り。20170423。 2017/04/23
かつての職場の先輩から、例年通り「たけのこ」の案内をいただきました。
イノシシは、美味しいものをよく知っていて、たけのこ山は荒らされ放題ですが、なんとか何本かはあるでしょう、ということで、友人を誘い連れだって、いそいそと出かけて行きました。

確かに、あちらこちらで、食い散らかした跡がありました。見事な「足技?、鼻技?」です。

沢山の収穫をいただきました。ただ、イノシシ対策の課題もいただき、無事に帰ってきました。