広島 原爆の日。20210806。 2021/08/06
(写真は、広島 原爆ドーム)

朝の6時前から近所のセンダンの木のセミたちが、短い命の元気な声を出しています。

2021年、令和3年8月6日、戦争が終わって76年目の夏、空は薄曇りです。

(再録)
私の兄は昭和15年12月1日に土浦海軍航空隊に入隊し、海軍一等飛行兵曹として、昭和19年2月5日、海軍の大艇を操縦中に殉職しました。
二十歳の若さでした。
戦後生まれの私は、仏壇に置いてある軍服姿の兄の写真でしか、知ることはできません。

被爆の後の長崎で撮られた「焼き場に立つ少年」、米軍のカメラマン、ジョー・オダネルさんが撮った写真。
火葬の順番を待っている、死んだ幼い弟を背負って、直立不動で前を真っ直ぐ見て、唇を噛み締め立っています。

ローマ教皇がこの写真を見て、日本を訪れ、核兵器と戦争の廃絶を訴えました。

私たち一人一人、みんなが持って生まれた尊い命、兄や妹、兄弟、父や母、おじいちゃん、おばあちゃんとの日常生活が一瞬のうちに吹き飛ぶ戦争。

今日も、戦争や災害、不慮の事故などで亡くなった方の霊よ、安かれと、静かに祈る1日です。

コロナ禍の中、花火大会も阿波踊りも、今年も中止となります。
平穏な日常生活、親しい人との笑顔の会話や会食、何気ない当たり前のことだったことが、今はただ懐かしい毎日となりました。
早く収まることを祈るばかりです。

また、元気に会いましょう。
児童の列にトラック 5人死傷。➁。20210701。 2021/07/01
次々に、新聞報道される「行政・市役所と警察」の安全対策への「無智と無策、無自覚」。

【2021年6月30日 20:59 | 無料公開の千葉日報より】

『 八街市の市道で小学生5人が死傷したトラック事故を受け、市は30日に臨時記者会見を開き、被害児童が通っていた市立朝陽小のPTA会長などから2008〜11年度に毎年、現場となった通学路にガードレールや歩道の設置を求める要望書が提出されていたことを明らかにした。市は、財源面などから他の交差点整備を優先させたと説明した。市は事故後の対策として、登下校時に現場を通る児童生徒を対象に送迎バスを運行する。
市によると、要望書は朝陽小と、同じ学区の八街北中のPTA会長の連名で提出されていた。市の担当者は「事故が起きた通学路は幅員が狭く、拡幅のための用地確保が必要で、限られた財源の中で要望に応えられていなかった」と釈明。ほぼ同時期に要望があった近くの交差点を拡幅するなどの整備を優先させていた。
市は、市内各校からの意見を踏まえ、通学路の安全対策に関する計画を16年にまとめたが、事故現場は対策を講じる箇所に含まれていなかった。
北村新司市長は事故現場について「危険な通学路として認識はあったが、ガードレールなどの要望については知らなかった。十分な措置ができなかった」と弁明。その上で「かつてより交通量も増えており、通学路の見直しは必要だと思っていた」と述べた。
今後の事故対応策として(1)通学路の危険箇所の見直し(2)運送業などトラック運転手に対する安全運転啓発活動(3)(現場道路を)制限速度30キロとし、減速を促す「緩やかな凸部」(ハンプ)や外側線の設置―を進める方針を表明。7月中にも警察など関係機関と協議するという。 』

限られた ? 財源は、誰から「集めた」のでしょうか。お国から、ですか、県から、ですか、国民・市民の税金、ですか。
交差点の拡幅整備のほかに、特に、何の要望を「優先してきた」のでしょうか。建物の新築ですか、福祉事業ですか、命を守る安全対策ですか。(納得できる説明ではありません)。

安心、心が安らかであること、安全、身(からだ)が事件・事故に巻き込まれずに、怪我なく全うであること。

これに尽きるのです、日々の生活は。

これが最優先です、国の、県の、市町村の、公共(行政)事業の目的は。

このことを、どこかで、どこかに、放り出してきて、今まで、命を守ることに自覚なく「浮かれてきた」、その悪しき結果が、今、噴き出してきています。

許してください。                 合 掌
児童の列にトラック 5人死傷。20210629。 2021/06/30
令和3年6月28日、午後3時半ころ、千葉県八街(やちまた)市八街の市道で、歩いて下校中の市立朝陽小の児童の列に、前から来たトラックが突っ込んだ。女児1人を含む5人が巻き込まれ、うち男児2人が死亡、1人が意識不明の重体、2人が重体を負った。
現場は幅6.9メートルの見通しの良い直線。歩道やセンターラインはなかった。
容疑者(運転手)の呼気から基準値を超えるアルコールを検出した。酒気帯び状態だったとみて、調べを進めている。(徳島新聞 29日朝刊より)。

また、事故です。学校周辺の事故です。
子どもの「命」が、失われました。意識不明の重体の子どもがいます。

まったく不埒な飲酒運転による死亡事故です。
憤りをもっていきようのない、言語道断の、反社会的な死亡事故です。

今までに、何の手立てもできなかったのでしょうか。
子どもたちの「登校路・下校路」の安全対策として、何の手立てもできなかったのでしょうか。
歩道をつくり、ガードレールをめぐらし、通学路の周辺一帯を、朝7時から8時半まで、などの時間帯を決めて、「ゾーン15(制限速度 時速15キロ以下)」に設定する、地域をあげて交通立哨する、などの手立てはできなかったのでしょうか。

こうなっても、これでも、何の手立ても、できないのでしょうか。

早急な対策として、学校周辺の通学路になっている道路で、歩道やガードレールのある基幹道路は「ゾーン40」、裏道になるような道路は「ゾーン15」にすることです。

車のスピードを控えめにする、先ずは、この一点です。

【先日、六月の鳴門市議会・定例議会で、学校周辺における子どもへの安全対策】を質問しました。
今までに、「何度も」提案・要望してきたことです。
倒壊の危険性のあるブロック塀を金網フェンスに替えること、学校の敷地周辺の樹木を「低く」選定して、外部の道路から学校内の様子がよく見えるようにすること、防犯カメラを設置して、不審者の侵入を防ぐ対策とすること、などは、防犯カメラが正門あたりに設置しているだけで、学校周辺全体を網羅できていないことを除いたら、概ね対応ができていますが、この通学路の交通安全対策について、制限速度を規制するゾーン設定やガードレールの設置や、歩道の整備やカーブミラーの設置などについては、対応策は、一向に進んでいません。

そして、今回、千葉では、痛ましい事故が起きたのです。

全国で問題になっているのです。PTAや地域住民が、「行政や警察に、要望しているが、遅々として取り上げられずに、対策が取られない、もう、無気力になってきます」との記事がありました。

子どもの「命」は守れないが、税金は徴収する、現在の社会システムって、何なのでしょうか。

しかしながら、しかしながら、もっともっと、実現に向けて、提案・要望していきます。

お許しください。                     合 掌
議員とは。20210626。 2021/06/26
【真の民主主義実現のため、議員が「高度な倫理的規範を遵守する」には、自己都合も自己解釈もない。議員には清貧と高潔が求められている】

(市議会議員として、議会活動や日常生活について)反省を込めて。

議会活動での服装が軽装的・遊び着的(カジュアルな装い)でないか、言葉遣いに暴言や、行動に暴挙はないか。
(自分で問題ないと思っていても、相手や周りから『そのように』見られたり、捉えられたりしたら、議員としては問題である)

会派代表者会会議や6役・8役などお役会議、議会運営委員会や各常任委員会、本会議などの議会の会議を無断で欠席したり、無断で遅刻したり、会議の途中に意味なく再三に退席していないか。
(自己都合的、自己中心的になっていないか)

駐車場に自己勝手駐車していないか。
(庁舎に近い場所に停めていないか、市民の駐車が優先である)

各常任委員会や本会議場での会議中に、発言者に対して「ヤジ」のように聞こえる意味のない私語、発言者に対して軽蔑的に聞こえる笑い声、横柄な態度に見える腕組み、発言者の発言をタイミングよく遮るような咳払いをしていないか。スマホやタブレットの(その会議の中で必要なデータ検索でない)個人的使用をしていないか。

(以上のことは、いくら本人が無意識でやっていたり、自分で問題ないと思っていても、相手や周りから『その(妨害や不愉快の)ように』見られたり、捉えられたりしたら、議員としては、自己に、自分側に問題がある、ことになる)

今までも、そして、現在も、公職選挙法の規定について、すべて遵守してきたか、遵守しているか。
香典やご祝儀を本人以外が持参するのは不可であり、本人が出席して持参するのは可である。
各種の地域の会合などに酒類・ジュース類などの飲料水やおつまみを含む食事を提供したり、差し入れたりするのは、すべて不可である。
親しい友人や仲間の関係でも、飲食を共にした時に、いわゆる「おごる」ことは、不可である。
寸志・お祝い金などを「会費」と称して、現金で渡すのは、金額の大小に係わらず、不可である。
年賀状、暑中見舞いなどの挨拶状やお礼状の送付は、不可である。

町内会は、環境美化、清掃活動、防犯防災活動を行い、町内会費の中から町内の街路灯の電灯・電球を取り替えたり、町内の集会所の光熱水費などの維持管理費を払ったり、社会福祉協議会会費、自治振興会会費、日本赤十字社社費、消防分団後援費、衛生組合費を支払ったり、また、歳末募金や共同募金をするなど、共助・互助の精神(共に、お互いに)で地域コミュニティの絆を結んでいる。

地区の住人としても、社会人としても、議員としても、自宅の住所の町内会に加入しているか、町内会の避難訓練、地域の街路や公園などの清掃活動など、町内会活動を行っているか。

家族と睦まじく同居して、日々の誠実な生活実態があるか。
介護の必要な同居家族はいるか、家族同様に、独居老人や介護の必要な人がいる世帯の様子など、町内の様子を見守っているか、また、危険家屋・空き家、公共施設等の状態など、地域の課題や町内の日常の実態を把握しているか、など。
「公職選挙法遵守に関する決議」議案について。20210626。 2021/06/26
昨日、第2回(令和3年6月)定例議会の閉会日に「決議議案」が提出されました。

決議第1号「公職選挙法遵守に関する決議」であります。

私は、確かに、提案理由の後段には「公職選挙法の遵守に努めていくことを決意する」との文言がありますが、この決議議案が、主に「公職選挙法に違反した、一人の議員の行状を市民に知らしめるため」の趣旨として提案されている、と解釈して、反対しました。

決議とは、議員個人への「起訴状的な内容」ではなく、議会の重大な意思表示であり、決意であると考えています。 

平成17年11月8日に、決議第2号として「鳴門市議会議員の活動について倫理的規範の遵守を誓う決議」を提出して、可決されましたが、これは、鳴門市議会議員が公職選挙法違反で逮捕され、議会が自主解散するにあたり、決議議案として提出され、可決されたのであります。

この決議議案には、逮捕された議員の名前も、その違反の行状も示すことなく、「鳴門市議会が全責任において、市議会議員の活動について倫理的規範の遵守を誓う」ことで、今までの反省と新たな再出発を決意したのであります。

以下、平成17年11月8日の決議第2号「鳴門市議会議員の活動について倫理的規範の遵守を誓う決議」と、令和3年6月25日の決議第1号「公職選挙法遵守に関する決議」を掲載します。


  決議第2号

鳴門市議会議員の活動について倫理的規範の遵守を誓う決議について
 右決議を別紙のとおり鳴門市議会会議規則(昭和42年議会規則第1号)第14条の規定により提出する。
 平成17年11月8日
   提出者  鳴門市議会議員 橋本国勝  同 泉 理彦
              同 田渕 豊  同 板東成光
              同 近藤龍彦  同 山本 秀
 鳴門市議会議長 野田 粋之 殿

鳴門市議会議員の活動について倫理的規範の遵守を誓う決議

 地方自治体の最高意思決定機関を構成する議員は、自由と平等の精神に基づき、真の民主主義実現のため、他と比して高度な倫理的規範を遵守しなければならない。その道義は固く、守るのは意に反して難しい。
 しかしながら、人が人を代表して事をなすには、究極には人によらざるを得ず、したがって、議員には清貧と高潔が求められる。
 よって、議員活動の理念を明らかにし、市民の信託の期待に応えるために左記の事項を決議する。
 1 議員活動には各種団体や個人からの働きかけに対し毅然とした態度で臨まなければならないと確信する。ゆえに、議員は働きかけや各種団体、支援者との関係は自粛して、自らを強く律することを決意する。
 2 議会活動の透明性は市民の監視のみを頼りにするのではなく、議員相互が監視して、不適切な活動には相応の対応していく。特に、議員の兼業や自らの職に利害関係のあるものについては、法令などを規定にかかわらず行政との関係を自ら市民の前に明示していくことを宣言する。
   平成17年11月8日                鳴 門 市 議 会



  決議第1号
公職選挙法遵守に関する決議
 下記の決議案を、地方自治法(昭和22年法律第67号)第112条及び鳴門市議会会議規則(昭和42年鳴門市議会規則第1号)第14条第1項の規定により提出する。
   令和3年6月25日
 鳴門市議会議長 林 勝義 殿
           提出者 鳴門市議会議員 東 正昇
           賛成者     同   東谷伸治
                   同   圃山俊作
                   同   藤田茂男
   公職選挙法遵守に関する決議
 平成17年、鳴門市議会は、公職選挙法違反で7人の議員が逮捕されたことを受け、本市議会史上初めて自主解散し、以後、信頼回復に努めてきた。
 しかし、令和3年5月28日発行の無料生活情報誌に、平成30年3月に開店した市内の店に、長濱賢一議員の自身の店の名義と氏名を記した花輪が飾られている写真が掲載された。
 同議員は、不起訴処分となったが、令和元年12月に、市内の飲食店に自身の店の名義と氏名を記した花輪を贈ったとして、市民から公職選挙法違反の疑いで告発された経緯がある。
 これらのことから、同議員は、平成29年11月の市議会議員選挙で初当選してから、市民に告発されるまでの間、複数回に渡り、花輪の贈呈をしたことがうかがえる。
 市議会議員は、市民の負託を受けた代表者であり、倫理観と責任を持って議会活動・議員活動を行うとともに、法令の遵守に努めなければならない。
 私たち市議会議員は、日頃から議員の寄付行為と有権者の寄付要求を禁止する公職選挙法の趣旨について、市民の協力と理解を得ながら公職選挙法の遵守に努めてきたところであるが、今後は、さらに自らの襟を正し、なお一層、公職選挙法の遵守に努めていくことを決意する。
 以上、決議する。
第2回(令和3年6月)定例議会 質問 ➁防災行政(避難場所、避難所の環境について)。20210615。 2021/06/19
(写真は避難場所・妙見山の上り路・妙見神社の参道)

【質問】● 避難場所について 避難所の環境について

 台風、地震、津波、大雨、洪水など、それぞれの災害の種類に応じて、避難すべきタイミングと避難する場所を、訓練を通して、知っておくことは大事なことであります。
 ご近所の避難場所については、公民館や小学校、近所の小高い山に逃げるなど、だいたいの認識はある、と思われますが、このような災害の時には、この場所に避難する、などの認識があるでしょうか。
 各地域の避難場所●については災害種別ごとに選定しているようですが、台風・大雨災害時の避難場所をどのように周知しているのでしょうか、質問します

 次に、避難場所の環境について、であります。
 災害時に、公民館や学校の体育館などに避難しますと、一番の心配事、困ることは、まずトイレの確保である、と言われています。そして、寝る所、飲料水、食事など、そして、夏にしろ冬にしろ、季節に応じたその場所の温度管理がとても重要になります。
 水道も止まり、電気も止まり、トイレも使えない、という状態の中で、避難してきた地域の方々が、避難生活を送る 避難所の環境●について、市としてどのような準備を行っているのか、質問します。

【答弁】★ 防災行政について、台風・大雨災害時における避難場所の周知について

 台風・大雨災害に対応した各地域における避難場所については、災害対策本部の13支部を拠点にして、災害の規模や避難者の人数に応じて、全部で35の避難場所を優先的に開設することとしております。

 例えば、撫養町川東地区におきましては、川東公民館やアミノバリューホールを優先的に開設することとしており、これらの施設につきましては、洪水 浸水 想定区域や土砂災害 警戒区域など、危険区域外にあることなどを踏まえて指定しています。
 実際にこれらの施設を開設する際には、市公式ウェブサイトや報道機関、メール配信サービスなどを通じて速やかにお知らせしてまいります。

 また、市民への情報発信については、毎年、大雨の時期が来る前に、「広報なると」などで市民の皆様にお知らせしており、5月号では、新たな浸水想定区域を踏まえた新池川の洪水ハザードマップを全戸に配布し、氾濫が発生した場合の浸水エリアや深さ、最寄りの避難場所などをお知らせしたところです。
 6月号においては、災害対策基本法の改正により、5月20日より「避難勧告」が廃止され、「避難指示」に一本化されたことなど避難情報の改定についてもお知らせしたところであり、自主防災会や自治振興会をはじめ、関係機関とも情報共有をしております。

【答弁】★ 防災行政について、避難所の環境について

 災害の危険性がなくなった後、自宅が被災され帰宅が困難となった方々などが、一定期間 避難生活を送ることができるように、アルファ化米などの非常食や飲料水をはじめ、簡易ベッドや毛布、簡易トイレ、エアコンなどの物資や設備について、一定程度 環境を整えており、マスクや消毒液など コロナ下における必要物品についても 柔軟に対応してまいります。

 土砂災害警戒区域などにお住いの、要配慮者の方々については、台風・大雨災害時において、警戒レベル3「高齢者等避難」以上の避難情報が発令された際に、避難先としてホテルや旅館などを活用した場合、宿泊費の一部を補助する「ウィズコロナ 事前避難促進事業」を徳島県と連携して、本年5月から開始しておりますので、早め早めの避難にご活用ください。

 市民の皆様には、これからの台風・大雨災害に備え、「土砂災害・洪水ハザードマップ」なども参照いただきながら、お住いの状況を確認いただくとともに、避難場所までの経路や家族間の連絡手段、非常持ち出し袋などについても、今一度、確認いただきたいと考えております。

まとめ ■ 避難場所について 避難所の環境について

 避難所で一番問題になるのは、質問で申しました通り、トイレ管理であります。
 鳴門市の例えば、ダンボールを使った簡易トイレ、その他の凝固剤を使った簡易トイレなど、それぞれの避難場所や避難者に応じて、十分な数が用意できているのでしょうか。
 ご答弁では、『一定程度 環境をととのえており』とのことで、市内全体、大きな災害になった場合には、どれほどの数量が必要なのでしょうか。避難所へ、すぐに確保できるのでしょうか。
 災害が起こった場合、公務員の方々も、そして消防の方々も、そして消防団の方々、周りの方々、全てが被災しております。なかなか公の助けを求めることは難しいことであります。
 日頃から、簡易トイレなどの備品が、想定される各避難所に、ある程度の数量が、前もって、備え付けられていることが大事であると思います。
 そして折に触れて、避難訓練を行い、簡易トイレの設置の仕方、段ボールベッドの設置の仕方を訓練することが大切であります。
 避難所にそのような設備が、日常的に地域の人々の人口に応じた数が整備されるように、要望します。
 ご検討ください。
第2回(令和3年6月)定例議会 質問 ➁子どもたちの学校生活における安全対策について。20210615。 2021/06/19
(写真は学校周辺の金網フェンス)

【質問】● 通学路、学校敷地内の防犯対策について。

 現代の子どもたちは、どこにいても、いつも、危険にさらされています。子どもたちのみならず、私たちも危険にさらされています。様々な場所で、予測不可能な事件や事故、災害に巻き込まれたりして、命までも落とすことがあります。
 その中で、子どもたちが通学する路上や学校内において、事件や事故は、絶対あってはならないことであります。

 平成30年、2018年 6月18日 大阪府北部地震で、登校中の高槻市寿栄(じゅえい)小学校4年生の三宅璃奈(みやけ りな)さんが、倒壊してきたブロック塀の下敷きになって亡くなりました。
 その後、全国的にも鳴門市も、学校の周りのブロック塀が見直され、金網のフェンスなどに取り替えられ、道路側から見ても、校庭や校舎、校内にいる子どもたちの様子を、外側から見えるようになりました。

 平成13年、2001年6月8日 あれから20年が経過しましたが、大阪教育大附属 池田小学校において、校舎に侵入した者が、教室にいた児童らに包丁で襲いかかり、2年生の女の子7人と1年生の男の子1人が亡くなり、他にも児童や教員が重軽傷を負いました。
 この時から、学校を守るということで、正門に鍵をかけたり、地域の見守り隊が、学校周辺を巡回したり、また、外側の道路から、学校の中を見渡せるように、学校の周囲の樹木を低く剪定したりするなど、様々な対策がとられてきました。

 警察庁の統計では、2019年に全国の幼、小、中、高校で発生した侵入事件は546件。

 地域の方々が学校安全の見守り隊として、学校周辺を回ったり、また散歩する方が、学校周辺や通学路を散歩したりして子どもたちの安全を守っています。
 ここで、質問ですが、鳴門市では、幼小中そして高等学校などの通学路、学校周辺の●安全を見守る活動の様子はどのようになっているでしょうか。
 また、安全対策の一つに、防犯カメラの設置がありますが、鳴門市内の幼小中、高等学校の防犯カメラの設置状況について、防犯カメラが、学校の周辺すべてを完全にカバーしているでしょうか。
 防犯カメラの●設置状況について、質問します。

【答弁】★ 学校生活における安全対策(見守り隊について)

 通学路の防犯・安全対策についてですが、現在、市内の各地域で、PTA活動の一環として、多くの保護者の方々が、登下校の時間帯に立哨当番を行っておられます。
 また、ボランティア活動として地域住民の方々が、スクールガードや「子ども見守り隊」を組織したり、防犯協会の活動として防犯パトロールを実施したりすることで、子どもたちの見守り活動を行って頂いております。
 各学校や市教育委員会においても、教職員による立哨や、市職員による巡回パトロールなど、通学路の防犯・安全対策に努めているところです。
 市教育委員会といたしましては、今後も引き続き、ご家庭や地域の方々、関係機関との連携を図りながら、子どもたちが安心して通学できる環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

【答弁】★ 学校敷地における防犯対策(防犯カメラの設置状況について)

 本市では、平成26年度から令和元年度にかけて、敷地内の防犯対策として、幼稚園、小学校、中学校の順に、防犯カメラとセンサーライトの設置を進めました。
 それぞれの設置場所については、各学校・園の希望に沿い、防犯カメラは、主に校舎玄関付近に設置し、職員室で映像の録画やモニターでの監視ができる仕様となっており、センサーライトは、その他校舎等への出入りが可能な場所など、防犯対策の観点から有効と思われる場所に設置しています。
 その他にも、学校・園からの要望を受け、敷地内に防犯灯を設置するなどの防犯対策も講じております。

まとめ ■ 学校生活における安全対策について 学校周辺の見守り隊、防犯カメラついて

 防犯カメラは、十分な台数が揃っていません。
 学校の周辺全体をカバーする台数を揃えて、それを職員室や校長室で、モニターとして、学校周辺、全体を見られるように、また市の教育委員会室で、鳴門市内全体の保・幼・小・中・高等学校など、全ての教育関係施設の様子が見えるような機能が必要でないかと思います。
 もちろん、新しい庁舎では、教育委員会室の横にモニター室を設置して、市内の教育施設の防犯カメラの映像を、一括して、集約できるようにする必要があろうと思います。

 子どもたちの登校・下校の時に、学校の周りを、見守り隊が巡回したり、交通立哨当番に立ったりして、子どもたちの安全を守っています。
 交通立哨当番は、主にPTAの方々、先生や保護者が、毎日交代で、地区の交通量の多い箇所に立っておりますが、地区によっては世帯数が少なく、毎日の当番制に苦労しております。
 そして、時間帯も、大体が、朝7時半から8時過ぎまでですから、仕事を持っている方にとっては、通勤時間を考えながら、苦労されております。

 ここでひとつの提案があります。

 「公共ボランティア時間休業制度」というのがあれば、と思います。保・幼・小・中・高等学校など、子どもを見守る保護者としての時間は限られています。その何年間かの、朝の1時間、余裕を持って、子どもたちの登校を見守り、立哨当番を務め、安心の気持ちで、仕事に向かう、そのような公共ボランティア時間休業制度を提案いたします。
 先日、「改正育児・介護休業法」が成立しました。父親が育児のために休みを所得しやすくするためであります。子育ての時間と期間を大事にしたいという、最近の、時代の流れの中で、やっと、少子化を止める具体的な対策の1つが出てきました。
 同じように、学校に関係する公共ボランティア活動、PTA活動にも、一定の休業制度を設けて欲しいとの願いから、「公共ボランティア時間休業制度」を提案します。
 多くの企業、会社、また、社会全体の理解との兼ね合いがあり、大変なことでありましょうが、是非とも、行政サイドから進めていただきたい、事業であります。

 また以前にも提案要望いたしましたが、子どもたちの通学時間帯の道路での安全確保のために、時間帯を決めた「スクールゾーンの拡大」であります。
 学校周辺の道路だけでなく、その周りを取り巻く主要道路も制限速度を低くして、学校周辺は車の乗り入れを禁止し、制限速度の設定ゾーン30から、もう少し小さくして、ゾーン15、ゾーン20、でもいいと思います。

 そして、学校周辺には、ガードレールのない信号交差点がたまに見受けられます。ガードレールのない交差点付近で交通事故がおきて、そこに子どもたちが登校中である場合に、事故に巻き込まれるということがあります。
 鳴門市内の学校周辺の交差点で、ガードレールが設置できる場所は、強固なガードレールを設置すべきであると、要望します。

 意見とします、ご検討ください。
第2回(令和3年6月)定例議会 質問 @公園事業について 20210615。 2021/06/19
(写真は妙見山への岡崎・西宮神社の横の登山道)

 令和3年 第2回 定例会 個人質問 R3/6/15

議長より登壇の許可をいただきましたので、通告に従い、質問します。

朝には新聞が届きます。蛇口をひねると水道の水が出ます。ありがたいことです、という有名な言葉があります。
新聞も水道も、多くの人々が携わってきて、今、我が家に届きます。日常生活において、今まで、ごく当たり前のことと思っていたことが、現在のコロナ禍の中で、何とありがたいことでしょう。
新聞のスポーツ面には、華々しい結果が出ています。
ゴルフ 全米女子オープン サッカー Jリーグ 徳島県 高校総合 体育大会 県 少年団サッカー こども野球のつどい など。
日々の体調の管理、厳しい練習を積み重ねてきて、その結果の、輝かしい成績・記録が記載されています。
それを見て、勇気と元気をいただきます。

さて、今回の質問も、身近な事ではありますが、日常の命を守る安心、安全のまちづくり 命をキーワードとして、質問します。

質問の要旨として、

一つに、公園事業について
都市公園 児童遊園 妙見山公園について
それぞれに、管理状況、樹木の剪定や除草、遊具の維持管理、避難路、避難場所 などについて

二つに、学校生活における安全対策について
通学路、敷地内の防犯対策について
安全の見守り隊、防犯カメラ などについて

三つに、防災行政について
避難場所について
各地域の避難場所の周知について
災害種別ごとの避難場所の選定について
避難所の環境について
トイレ 寝る所 食事 温度管理などについて 質問します。

【質問】● 公園事業について

 鳴門市の大規模な都市公園は、瀬戸内海国立公園の鳴門公園 大麻山 県立自然公園 徳島県 鳴門総合運動公園(鳴門・大塚スポーツパーク) 鳴門ウチノ海 総合公園 撫養川親水公園 ドイツ村公園 うずしお ふれあい公園など 多種多様にわたり、すばらしい施設があり、いつも綺麗に整地されていて、樹木の剪定、遊具のメンテナンスなどの維持管理が出来ていると、見受けられます。
 その他の公園ですが、昭和47年1月25日をもって鳴門市の塩田は全面廃止となり、塩田跡地を利用した土地区画 整理事業が進められた際に、多くの公園整備が行われました。区画整理 緑地公園、街区公園は、地域の中で、身近で親しみやすい公園であります。

 先日、公園の様子を見て回りましたが、状態は、良くありませんでした。公園を囲む金網フェンスの所の樹木が大きくなって、ご近所の人は、台風などの大風の時は、大きく揺れて、家の方に倒れてこないかと心配していたり、丸く大きく茂った樹木が、道路側に2、3メートルも、せり出して、車などの通行に危険性があったり、樹木が密集して茂っていて、道路側から公園の中が見えなくなっていて防犯上に問題があるとか、また、公園の中に、雑草が生い茂ったり、鉄棒やブランコなどの遊具が老朽化していたり、そのような状態の公園が、何件かありました。
 一方、ある街区公園では、月1回、日と時間を決めて、一緒に公園を清掃しましょう、と呼びかけている地区 町内会の案内板があったり、また、鳴門市の事業でしょうか、業者の方のボランティアでしょうか、大がかりな除草作業をしている公園もありました。

 ここで●質問ですが、総合公園、近隣公園、緑地公園、街区公園など、鳴門市のそれぞれの都市公園において、樹木の剪定・伐採や雑草を除草するなどの管理方法、また、公園にあるブランコ、滑り台などの遊具の管理方法、管理状況はどのようになっているのでしょうか、質問します。

 次に、●児童遊園について、であります。
 児童遊園は、撫養町に14箇所、里浦町に3箇所、大津町に5箇所、北灘町に4箇所、大麻町に12箇所あります。
 児童遊園の所有者は、鳴門市が18箇所、神社が17箇所、お寺が2箇所、個人の、私のが1箇所、全部で38箇所あります。
 何箇所か見てまわりましたが、ブランコ、滑り台などの遊具が設置されているところと、設置されていないところがありました。
 児童遊園は、子どもたちが走り回ったり、のびのびと親子がふれあう場ですから、必ずしもブランコなどの遊具が必要である、とは思いませんが、それらの遊具が無い児童遊園は、外から見ると児童遊園か、どうか、わかりません。
 遊具のない神社やお寺の児童遊園は、その境内を借りて、児童遊園にしている、という感じでありました。
 この時期ですから、何箇所かは、雑草や樹木が生い茂っていましたが、地域の町内会や自治振興会のボランティア活動の中で、清掃されているところもありました。
 ここで●質問ですが、児童遊園の、雑草や樹木の剪定は、どのように管理されているのでしょうか。
 そして、設置されている遊具は、どこが管理監督する責任があるのでしょうか、子どもが遊具で怪我をしたり、などの事故には、児童遊園の所有者とされている、それぞれの市や、神社、お寺、個人に管理責任がある、ということでしょうか。
 ある神社の児童遊園の遊具についての事例でありますが、古くなって、錆が出ている危険な遊具を撤去して欲しいと、鳴門市に申し出たのですが、鳴門市に、その遊具についての書類がなくて、その遊具を「いつ、誰が設置したのか」が、不明なため、鳴門市では対応 処理できないということで、鳴門市からの費用ではなくて、町内会が多額の費用を出して、古くなった危険な遊具を撤去したところもあります。
 鳴門市に、遊具についての書類が無い、とはどのような意味なのでしょう。当初、所有者である神社が、鳴門市に報告しないで、勝手に遊具を設置したので、もともと書類がないのでしょうか、鳴門市が書類を紛失したのでしょうか。そうは言っても、老朽化して、錆(さび)が付いて、危険な、使用不能になった遊具3点、ブランコ、ジャングル・ジム、四人乗りブランコそのものは、神社の児童遊園にあったのです。

 ここで質問ですが、児童遊園には所有者がいますが、所有者の管理責任について、具体的には、敷地内の除草や樹木の剪定方法、遊具の管理方法、修理や撤去処理 処分の方法について、そして、その費用負担について●質問します。
 また、新しい遊具の購入設置の費用は、どこが負担するのでしょうか、●質問します。

 次に、●妙見山公園についてであります。
 妙見山の全体は、妙見神社や旧県立 鳥居記念博物館、現在のトリーデ鳴門がある大きな山と、地域では通称「丸山」と呼ばれたりしている海岸側にある小さな山があり、そして、鳴門市の所有地、妙見神社の所有地、個人の所有地などがある、と聞いています。
 この妙見山公園は、四季折々に、市民、観光客など、いろいろの方に親しまれています。
 トリーデ鳴門からの展望は、四方の360度、鳴門市内から徳島方面、遠くの吉野川をはじめ、鳴門海峡の公園方面、小鳴門海峡方面、太平洋方面が望めます。
 そして、鳴門市の戦没者を慰霊する忠魂碑があります。これは昭和29年10月に「鳴門市忠魂碑 合祀(ごうし)建立(こんりゅう)協賛会」によって建立されましたが、昭和29年からずっと、忠魂碑の前の広場で、「鳴門市戦没者 追悼 献花(ついとう けんか)」の式典が行われてきました。
 その後、式典は、昭和46年から市民会館で行われ、昭和59年から文化会館で行われてきて、昨年と今年はコロナ禍の影響で、再び、野外である妙見山の忠魂碑の前で「鳴門市戦没者 追悼 献花」の式典が行われました。
 また、妙見山の正面の石段などは、クラブ活動のトレーニングに格好の場所であり、中学校の運動部また渦潮高校、鳴門高校の運動部の方々がトレーニングを兼ねて、山に上ってきます。
 また、観光客も多く訪れています。2010年3月に鳥居記念館が閉館して、収蔵資料は徳島市の文化の森の記念館に移されて、少し寂しくなりましたが、標高61.6mの妙見山は、鳴門市にとっても象徴的な山であり、近隣の川東地区の皆さんにとっても、散歩コースとして、大いに親しまれています。

 妙見山には、登る道が5本あります。
 その内、車が通れる道は2つ、1つは里浦方面からで、大型バスも通れる立岩集会所の前の道、もう1つは、途中の道幅が狭く車の対向に少し難儀しますが、弁財天・市杵島姫神社の前からの道です。
 歩いて登れる道は3本で、林崎の正面からの、妙見神社の大きな鳥居がある石段の参道と、立岩・八幡神社の裏手からの道、そして岡崎・西宮神社の横からの道で、それぞれの道幅は約3mから約6mほどの小さな道ですが、手すりが付いていて、毎日の散歩や散策の道として、多くの人に親しまれています。
 しかしながら、最近では、山全体のどこもかもに、樹木が生い茂り、山に登って行く車道や歩道には、樹木がトンネルのように覆いかぶさっているところがあります。
 これらの5本の道は、災害の時の妙見山への避難路とされていますが、妙見山は、妙見山地区 急傾斜地 崩壊 危険区域であり、災害の種類や規模によっては、道そのものが崩落したり、道が土砂に埋まったりして、通行が出来なくなる可能性があります。
 でありますから、普段から、うっそうとした樹木を剪定して、何箇所かは、災害で崩れない、強固な避難路に造成していただきたい。
 そしてまた、駐車場や忠魂碑の周辺、妙見山キャンプ場を避難場所として、整地していただきたい。ここで避難訓練をしている子どもたちや、地域の皆さんの願いであります。

 ここで●質問ですが、訪れた観光客にも対応・利用できる地域の避難場所として、災害に負けない強固な避難路として、樹木の剪定や場所の整備について、妙見山公園の管理について、質問します。

【答弁】★ 都市公園について
都市公園の管理状況についてですが、鳴門市で管理をしている都市公園は、48カ所あり、徳島県の都市公園を除く鳴門市の都市公園の管理方法としては、令和2年度末段階で、37カ所を自治振興会等のボランティアによる管理及び除草等を行い、ボランティアの実費費用の一部は、市が負担しています。
 また、ボランティアの除草等により生じた雑草等については、公園緑地課にご連絡をいただき、職員が回収しています。なお、公園内の高木等の剪定や難しい作業がともなうものは、市が剪定等の業務をしています。
 遊具については、年度当初において、職員が点検を行っていますが、日常的な状況把握については、ボランティアにより管理をしていただき、修繕が必要なときは、市が行っています。
 緑地等の9カ所の都市公園については、市による直接の管理をしているところです。残り2カ所の鳴門ウチノ海総合公園、及び鳴門総合運動公園は、徳島県の指定管理者として管理しています。
 鳴門市の都市公園は、概ね比較的規模が小さく、身近な公園として、周辺の住民の憩いやコミュニケ ーションの場となっています。
 また、ボランティアは、住民の方々の相互の交流の機会ともなっていますので、施設の管理のみではなく、コミュニティーとして住民の方々の交流を一層はかれる公園となるよう努めていきます。

【答弁】★ 児童遊園について
 つぎに「児童遊園」の現状についてですが、児童遊園は、児童に健全な遊びと、その健康を増進するための場所として市内に38か所あり、市有地以外にも、神社、寺、等様々な状況下で設置されており、現時点において、場所によっては、遊具がない箇所も存在します。
 児童遊園の管理については、地域周辺の住民を中心としたボランティアの方々により、日常的な管理及び除草はもとより、遊具の管理についても、都市公園と同様に、状況把握に努めていただいている中、必要な修繕については、市が行っています。
 児童遊園は、周辺の住民の方々の、交流の機会やコミュニケーションの場であることから、今後のあり方について、地元の方々とも話し合いながら、よりよい環境となるよう努めてまいります。

【答弁】★ 妙見山公園の管理について(樹木の剪定、避難路・避難場所の確保について)
 妙見山公園は、市民の憩いの場であるとともに、トリーデなるとの展望スペースからは、周辺市街地を一望することができ、春には、桜の名所として多くの観光客が訪れる絶景スポットであります。
 また、災害時には、指定緊急避難場所となる、重要な施設でもあります。
 こうしたことから、妙見山公園の管理については、市が、草刈りや清掃業務を実施し、美観を保つとともに、山道の階段に手すりを設置するなど、避難場所としての整備も実施しております。
 また、地元ボランティアの皆様にも、草刈りや樹木の伐採等、ご協力いただいており、地域が一体となり、快適に利用できるよう、管理を行っております。
 妙見山公園の景観や交通を阻害する樹木につきましては、防災や景観の観点からも、伐採を行う必要があると認識しており、専門業者からのご意見も伺っております。
 しかしながら、敷地が広大でありますことから、全てを実施することは難しく、危険性の高いものから優先的に、順次、伐採を行っているところであります。
 今後におきましても、市民や観光客の皆様が安全で快適に利用できるよう、維持管理に努めてまいります。

まとめ ■ 都市公園 街区公園 児童公園 妙見山公園について

 ご答弁をいただきました。意見、要望でまとめてまいります。
 大きな都市公園については、いつも要望しています鳴門運動総合公園の外側の道路のうち、正面の道路から渦潮高校に向けての街路樹の雑草の剪定を、一年間を通じて、やっていただきたい、あのうっそうとした街路樹の周りの雑草は、車にも自転車、歩行者にも危険であります。鳴門運動総合公園の中は美しいのに、その外側の道路の雑草が剪定されないで、いつも伸び放題であるのは、なぜなのでしょうか、美しい文化のまちづくりを進める鳴門市にとって、見苦しい限りであります。
 地域の街区公園については、地域が連携して、樹木の剪定、並びに雑草の除草を行いながら、地域コミュニティの活性化、交流を深めてまいりましょう。鳴門市の全ての公園を自分たちの地域コミュニティの公園としての共有していきましょう。
 課題は、児童遊園であります。それぞれの児童遊園に所有者がいますが、廃校となった学校の跡地とか、神社やお寺の境内とかで、児童遊園の当初の成り立ち、児童遊園が出来た経緯がそれぞれに違っています。そして、遊具の管理状況、すなわち、遊具が誰の手によって作られたのか、その書類が定かでない児童遊園があります。
 その遊具の補修や古くなった遊具を撤去するための費用を誰が負担するのか、ご答弁では『必要な修繕については、市が行っています』とのことであり、修繕についてのご答弁はありましたが、質問しました【現にその児童遊園に存在していた遊具の撤去費用について、市が負担していない事例】について、どういうことであるのか、明確なご答弁がありませんでした。
 また、遊具等で遊んでいて、怪我をした場合は、どこが管理責任を負うのでしょうか、東京世田谷区の羽根木プレーパークのように自由奔放な冒険遊び場の公園でなく、鳴門市の児童遊園は、今まで、何の規定も、法的にも、条例にも、運用規定もありません。
 この際ですから、きちっとした形に整えていきましょう。意見・要望であります。
 今回は、再問はしません。十分に検討いただき、後日に、それぞれの回答をいただくように、お願い申し上げておきます。

 次に、■ 妙見山公園について。
 現在の妙見山公園は、ご答弁では『景観や交通を阻害する樹木の伐採は必要であると認識しているが、敷地が広大で、危険性の高いものから優先的に、順次、伐採している』とのことですが、質問でも申し上げました通り、近年、特に、山全体において、大きな木がうっそうと生い茂ってきました。
 それぞれの参道も、大量の落ち葉や枯葉の始末ができませんので、大雨の時などに、流れされて、側溝の中に堆積され、側溝の中で大量の雨水の流れを堰き止めております。これからの大雨や台風シーズンに向けて、清掃管理が必要です。
 また妙見山への山道、避難路については、岡崎の西宮神社の横、立岩の八幡神社の裏の道は、少し狭いですが、ご答弁にありましたように、手すりが付いております、しかしながら、いざ地震の時に、その道が避難路として、有効に十分機能するのか、どうかであります。
 避難訓練の時に参加者の間で、地震があれば、この道がぐずれないで、通れるのか、この道から、妙見山に登れるのかが、話題になります。
 地震に耐えうる強固な避難路にしていただきたい、との要望であります。
 また妙見山公園は、鳴門公園と共に、観光地としても、鳴門市にとって有名な公園であります。
 山頂の駐車場周辺、忠魂碑の周辺の草木の清掃、樹木の伐採は、美しい鳴門の文化のまちづくりとして、とても大切なことであり、また、観光地図 看板や2個所の公衆トイレの清潔な管理を行っていただきたい、意見・要望としておきます。
市議会から新型コロナウイルス感染症対策に関する申し入れ。事業予算化。20210426。 2021/06/02
令和3年4月26日付 議員各自の提案を、鳴門市議会から「新型コロナウイルス感染症対策に関する申し入れ」として一括して取りまとめて、事業予算化を求めていましたが、6月7日に開会する『令和3年第2回定例会』での補正予算事業として、以下のように、出てきました。


➀市内事業者の安定的かつ継続的な経営や雇用の確保等につながる支援策等として

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が長期化し、心身ともに負担が増加している状況の中、
1   保育従事者応援給付事業
子育て家庭の支援を続ける保育施設の職員及び児童クラブ職員に対し、応援金(うずとく商品券1万円分)を給付
 ※公立施設職員には消耗品を配備
2   就学前教育施設従事者応援給付事業
子育て家庭の支援を続ける幼稚園の職員に対し、応援金(うずとく商品券1万円分)を給付
 ※公立施設職員には消耗品を配備

3   飲食送迎用マイクロバス等の固定経費支援事業
利用が大きく減少している宴会場を有する飲食店等を支援するため、飲食送迎用のマイクロバス等の固定経費の負担軽減として給付金を交付
 ※マイクロバス 1台あたり5万円、大型バス 1台あたり10万円
 ※1事業者あたり上限30万円


➁新型コロナウイルス感染症の長期的な感染の影響を受けている子育て世帯や経済的弱者への支援策として

1  新生児臨時特別給付金給付事業
国の特別定額給付金の基準日の後に生まれた子どもがいる世帯に対し、特別定額給付金と同等の「鳴門市新生児臨時特別給付金」を昨年度に引き続き給付
 ※新生児一人あたり10万円

2  子育て世帯生活支援特別給付金給付事業
低所得の子育て世帯に対し、実情を踏まえた生活支援を行うため、子育て世帯生活支援特別給付金を給付
また、国の制度に加え、対象児童の養育者であって、令和3年度分 住民税均等割のみの課税所得世帯も、市独自で給付
 ※対象児童一人あたり5万円

3  子どもの生活実態把握等調査事業
市内の子どものいる世帯に対し、生活などに関するアンケート調査を実施

4  ふるさと鳴門便 第2弾 がんばる学生応援プロジェクト
生活に困窮する学生を支援するとともに、ふるさと鳴門への郷土愛の醸成、地域経済の活性化にもつなげるため、本市出身で県外在住の学生及び一人暮らしの鳴門教育大学生にうずとく商品券5,000円分を贈る

➂新型コロナウイルス対策地域活動推進補助金事業
令和2年度に引き続き、市民グループや地域団体、企業などが主体となり企画実施する地域イベントなどの取り組みを応援するため、実施団体へ補助金を交付
 ※1事業あたり上限20万円
 ※令和2年に交付を受けた団体で同内容の事業については、上限10万円
ボブ・ムーアヘッド牧師の説教。20150619。(再録)。 2021/06/01
私たちが、

いつも 発っしたり 聞いたりする【言葉】、

いつも 気持ちのどこかに 「〜でなければならない」と根付いている【意識】、

いつも 仕事をする時の原点としている【目標・目的】、

それらは、………。

進化 進歩 成長 開発 向上 便利 快適 効率 など。

さぁ、どうなんでしょうか。

人生で、それらが、一番大切な事なのでしょうか。

次のような、アメリカのボブ・ムーアヘッド牧師の説教があります。



 『この時代に生きる 私たちの矛盾』
             ボブ・ムーアヘッド牧師の説教

ビルは 空高くなったが 人の気は 短くなり
高速道路は 広くなったが 視野は 狭くなり
お金を 使っているが 得る物は 少なく
たくさん物を 買っているが 楽しみは 少なくなっている

家は 大きくなったが 家庭は 小さくなり
より便利になったが 時間は 前よりもない
たくさんの学位を持っても センスはなく
知識は 増えたが 決断することは 少ない
専門家は 大勢いるが 問題は 増えている
薬も増えたが 健康状態は 悪くなっている

飲み過ぎ 吸い過ぎ 浪費し 笑うことは少なく
猛スピードで運転し すぐ怒り
夜更かしをしすぎて 起きたときは 疲れすぎている
読むことは稀で テレビは長く見るが 祈ることはとても稀である
持ち物は 増えているが 自分の価値は 下がっている
喋りすぎるが 愛することは 稀であるどころか 憎むことが 多すぎる

生計のたてかたは 学んだが 人生を 学んではいない
長生きするようになったが 長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに 近所同士の争いは 絶えない
世界は 支配したが 内世界は どうなのか
前より大きい規模のことは なしえたが より良いことは なしえていない

空気を浄化し 魂を汚し
原子核を分裂させられるが 偏見は 取り去ることができない
急ぐことは 学んだが 待つことは 覚えず
計画は 増えたが 成し遂げられていない
たくさん書いているが 学びは せず

情報を手に入れ 多くのコンピュータを用意しているのに
コミュニケーションは どんどん減っている
ファースト・フードで 消化は遅く
体は 大きいが 人格は 小さく
利益に没頭し 人間関係は 軽薄になっている
世界平和の時代と言われるのに 家族の争いは たえず

レジャーは 増えても 楽しみは 少なく
たくさんの食べ物に恵まれても 栄養は 少ない
夫婦で かせいでも 離婚も 増え
家は 良くなったが 家庭は 壊れている

忘れないでほしい
愛するものと過ごす時間を それは 永遠には 続かないのだ

忘れないでほしい
すぐそばにいる人を 抱きしめることを
あなたが与えることのできるこの唯一の宝物には 1円もかからない

忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に 「愛している」と言うことを
心を込めて
あなたの心からのキスと抱擁は 傷をいやしてくれるだろう

忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を握り その時間を慈しむことを

愛し 話し あなたの心のなかにある かけがえのない思いを 分かち合おう
人生は どれだけ 呼吸をし続けるかで 決まるのではない
どれだけ 心のふるえる瞬間があるかだ


わたしは 思います。

今生の 限りある命の中で、出遭い、感動、こころのふるえ こそが一番大事です。

今日も、数多くのふるえの瞬間を体験して、一日が終わります。

 《 一 期 一 会 》 です。
第1回(令和3年2月)定例議会 代表質問(意見・要望)20210224。 2021/06/01
★意見・要望

●鳴門市新庁舎整備事業について

新庁舎の建設は、ここ15年、20年あまり、絶えず話題になっておりましたが、多大な財政負担の中で、踏み切ることができない状況でありましたが、今、新しい庁舎の建設計画が着実に進んでいます。
 今年度の当初予算が290億3000万円、このような大きな金額の予算が組めるという鳴門市になったこと、感無量の思いがいたします。
 鳴門市は、昭和22年3月に鳴南市として誕生して以来、昭和24年4月には市バスが開通して、昭和26年9月には上水道第一期拡張工事が完成、昭和38年3月には新庁舎が完成して、昭和40年7月には、し尿処理場完成、昭和41年4月には衛生センターの完成、また、各学校、幼稚園、小学校、中学校には給食が行き渡り、各小学校、中学校にプールが併設されるなど、鳴門市の行政事業は、ほぼ順調に進められてまいりました。
 まちづくりとしては、塩田が埋め立てられ、現在の鳴門郵便局の横にあったJR鳴門駅が、今のところまで延長され、大道銀天街の道幅が拡張され、高島には鳴門教育大学ができ、立岩には、県立の総合運動公園ができて、平成5年には東四国国体を開催し、警察署が移転され、隣接した武道館の場所に、地場産業センターと消防署が新築なり、また図書館は耐震工事が完了し、今は市民会館が撤去され、新しい新庁舎が、その場所に立て変わろうとしています。
 そして、今後は、市民会館の機能を持った、温水プールなども含めたスポーツ施設の整備の検討も進められるでありましょう。
 これからも、多くの財政需要が求められますが、教育においても福祉においても、学校施設、教育施設を簡単に統廃合できるわけでなく、また少子高齢化対策に向けての福祉の充実も、ますます必要となってまいります。
 今後も、行政・財政改革を進めつつ、充実した事業を進めていかねばなりません。


●新型コロナウイルス感染症対策事業について

 ワクチンの接種は、日頃からの「かかりつけの医療機関」で接種すること、かかりつけの病院がない方への対応の体制づくりを整備していくとのことであります。

 また、受診時に医師の判断でPCR検査等を実施し、陽性と判定された場合には、保健所の調整により感染症に対応した県内の医療機関への入院や県が確保している宿泊療養施設への入所により治療、療養することとなっております、とのことであります。

 鳴門市医師会の先生方と充分に協調しながら、医療体制の充実と看護婦さんの確保、そしてワクチン接種の速やかなる体制づくりを勧めていただきたいです。

 いま、梅が咲いています。桃が咲いています。もうすぐ4月、市内の桜が満開になります。
 いつも、心をウキウキさせて、マスク越しになりますが、お互いに優しく声を掛け合いながら、このコロナに負けないコミュニティ健康づくりを進めてまいりましょう。


●鳴門市自転車活用推進計画について 車道・歩道の安全対策について

具体的には、街路樹、植樹マス、路肩や側溝にある雑草や土を取り除いた安全対策について、質問しました。

 ご答弁として、【国道や県道の整備の推進については、本市の主要なサイクリングコースを構成する路線も多いことから、国や県と、認識の共有を図りながら、協議を進めていきたいと考えております。
また、市道の整備につきましては、自転車を利用する方が安心して、安全かつ快適に走行できる道路環境を目指し、警察などの関係機関とも連携しながら、検討を進めてまいります】でありました。
 どうか、協議、検討して、整備してください。

 平成5年、東四国国体が開催されるにあたり、市内の道路の景観を美しくしよう、ということで街路樹を植えました。立岩、黒崎、桑島、うずしお高校の前の路線など、市内には、多くの街路樹や植樹マスがあります。
 当時、私はそのことに反対いたしました。街路樹が大きくなったり、枯れ葉、枯れ枝が散ったりした場合、誰がそれを処理するのでしょうか、と尋ねました。
 当時の市長さんからは、街路樹の前の家の方々に、ボランティア精神で、掃除をお願いできたらと思いますが、前に家がなかったり、掃除が出来ない場合は、最終的には鳴門市が責任を持って整備してまいります、とのお話でした。
 しかし、その後において、枯れ草の管理にしても、年間を通して、一年間ずっと、一年中を通して、いつも美しく刈り込んだ状態ではありません。一年に一度か、二度、刈り込んだ時は、美しいのですが、その後は、草がボウボウ、という状態の所が多く、最近では、例えば、立岩の地域や黒崎の地域では、地域の自主ボランティア活動として、除草・清掃していますが、他ではなかなか除草できていません。
 また、市道の舗装は、特に旧市街地では、何十年も補修されずにガタガタの状態の箇所が多くあります。他市・他町村の道を走りますが、比較して見ますと、鳴門市の道路の状態は、徳島県下でも最低の状態である、ガタガタ、ボコボコである、といえます。
 このたび、立岩のスポーツパークのメインスタジアムが、改装され、素晴らしい姿になり、徳島ヴォルティスは、J1開幕戦を迎えます。
 先日から、予算額755万円でもって、ヴォルティスロードの整備事業がすすめられています。歩道を青いカラー舗装したり、路面シールを貼ったりしています。
 しかしながら、ヴォルティス道路の整備は、ただ単に路面に青い線を引いてヴォルティスの会場にファンを誘導するだけでなく、その道路周辺の景観が美しく、ファンも観光客も、そして鳴門市民の日常生活において、見る人、通行する人、すべての人々が「あぁ、鳴門って、美しいなぁ」と実感できてこそ、それこそ観光都市、文化都市、鳴門市の姿であります。
 どうか、家屋が途切れている、家屋がない空き地の前の街路樹も国道、県道、市道、全ての道路が、いつもかも街路樹が綺麗に剪定され、足元には雑草が生えていない、そのような安全で美しい道路でありますように、特に県道です、県道に関して、協議していただきたい、意見と要望しておきます。


●町内会・地域のコミュニティの充実・活性化について
●フレイル予防推進事業について

 「フレイル」とは、加齢に伴い心身の機能が低下した「虚弱」な状態を意味する言葉であり、多くの人が、健康な状態から「フレイル」の段階を経て、要介護状態に陥ると言われています、とのことですが、地域コミュニティも、地域の人々、高齢者も、まさしく今、「虚弱」な状態になりつつある、といえます。
 このフレイル予防推進事業を実施することは、まさに今、時期を得た大切な事業であります。

 今までに、1995年阪神大震災、2011年東日本大震災、2014年広島市の土砂災害など、多くの災害がありました。
 今においても、まだまだ避難所生活などの後遺症が残っている地域もありますが、その時々において、全国の多くの人々からの援助があったり、ご近所同士で助け合ったりで、乗り切ってきています。
 しかしながら、大災害を受けて、地域において、地域の伝統行事を通じて行われていた「人々とのふれあい」がなくなりました。秋祭りの時には、学校の授業は昼までで、昼からは地域に帰って、家庭に帰って、祭りを準備したり、祭りを楽しんだりしました。その祭りに地区外からも地域外からも、多くの友達、知り合いが参加して、神社の境内はお店が出て、賑やかでありました。
 今、多くの大災害を受けた地域においては、このようなお祭りなどの地域の伝統行事で復活しよう、人々の連携、地域コミュニティ、絆を大切にしていこうと取り組んでいるそうであります。災害を受けて、初めて知る「人々との絆」であります。

 私たちは、ここに生まれ、ここで育ち、ここ鳴門に住んで、ここで死んで行きます。その人生の中で、地域コミュニティこそ、人々の「安心・安全」な日常生活のすべての原点であります。地域自治の原点であります。
 今の災害、コロナ禍の中で、分かってきたこと、それは、鳴門市に住んで、知り合いや、仲間たち、町内会やお隣り、ご近所の方との楽しいコミュニケーション「絆」こそが、実は、人生のすべてかもしれない、ということであります。

 そして、行政の福祉事業は、このような市民の日々の「安心・安全」な生活を営むための補助的な事業であります。
 新しい新庁舎も、そして新しい水道事業も、今、現在、行われている鳴門ボートレースも、全てそのような目的、市民の日々の「安心・安全」な生活を営むためであります。
 そして、地域の集会所や公民館、学校などは、地域の人々の大切な、大切な連携コミュニティの場所でもあります。

 地方自治体が、何を主眼に、何をもって、何の事務をなすべきなのか、このコロナ禍の中で、改めて、問い直されているところであります。

 このたびのフレイル予防推進事業は、大事な事業であり、幅広く進めていただきたいと、願っております。 
第1回(令和3年2月)定例議会 代表質問(質問項目)20210224。 2021/06/01
令和3年 第1回 定例会 代表質問   R3/2/24

会派「創心クラブ」 代表質問。

 市長の政治姿勢について
    鳴門市新庁舎整備事業について
    新型コロナウイルス感染症対策事業について
    鳴門市自転車活用推進計画について

 助け合い、支え合いの地域づくりについて
    町内会・コミュニティの充実・活性化について
    健康を守る地域の人材確保について

●【質問】
鳴門市新庁舎整備事業について

 令和2年5月に「鳴門市新庁舎建設工事基本設計」が策定され、令和2年7月には「鳴門市新庁舎建設工事 実施設計施工者 選定方針」が公表されて、8月に「公募型プロポーザル公告、選定手続き」が開始されました。
 平成2年3月に示されました「鳴門市新庁舎建設 基本設計の概要」があります。これは、株式会社 大建設計が作成しました。
 その内容は、概算事業費として、新庁舎建設工事費が「約56億5000万円」、解体工事費が「約5億8000万円」、外構工事費が「約3億9000万円」、各種設計・監理に「約4億4000万円」、その他の経費に「約2億4000万円」、全体の工事費の合計は「約73億円」となっています。
 また、財源については、国の補助金が「約3億3000万円」、地方債が「約58億8000万円」、一般財源が「約10億9000万」で、合計で「約73億円」となりますが、この全体の事業費「約73億円」から、国の補助金「約3億3000万円」、地方交付税「約11億3000万円」を引きますと、鳴門市の実質負担額は「約58億4000万円」となっています。
 令和3年1月の選定委員会において、参加事業者 7社の中から、「前田建設・吉成建設・内藤廣建築設計 特定建設工事共同企業体」を事業者として決定しました。仮契約日、令和3年1月29日、工期(工事期間)令和5年11月30日であります。
 これを受けて、先日、2月4日 第一回の臨時会において、鳴門市 新庁舎整備事業についての請負契約を締結するための議案が提出されて、議会が可決・承認しました。
 請負契約の内容ですが、契約の相手方、設計業者と施工業者は「前田建設・吉成建設・内藤廣建築設計 特定建設工事共同企業体」であり、契約方法は「随意契約」、新庁舎の設計と工事の契約金額は「53億453万円」であります。
 この契約金額「53億453万円」は、公告の時に、鳴門市が示した上限価格「59億8400万円」に対して、割合は、88.6%でありました。
 この上限金額は、「鳴門市新庁舎建設 基本設計の概要」の新庁舎建設工事費「約56億5000万円」、およびこの金額に今回の本体建設工事に合わせて発注した実施設計と関連する第1期の外構工事に要する費用を加えたものと思いますが、昨年の3月の、報告の時に比べて、全体の事業費がどのようになっているのか、非常にわかりにくいです。
 ここで、質問ですが、その他の、解体工事などの関連事業を含めた全体の事業費がどのような金額になるのでしょうか。
 株式会社大建設計の「鳴門市新庁舎建設基本設計の概要」案の枠の中で収まっていくのかどうかで、あります。
 そしてまた、工事・工程管理も、この「鳴門市新庁舎建設基本設計の概要」案では、令和5年の秋頃に竣工予定であると示されていましたが、このたびの前田建設工業JVの提案概要では、完成引渡しが令和5年の秋、11月末になっています。
 ここで質問ですが、新庁舎整備事業の全体の事業費と、今後の事業工程について、質問いたします。

●【再問】
 新庁舎の機能として、鳴門市の行政業務の集約だけにとどまらず、多方面の要望があります。
 特に防災対策について、基本計画や基本設計策定の当初から、様々な議論があり、特に、一時避難の受け入れ場所としての機能については、多くの意見・要望がありました。
 新庁舎の地震や津波に対する防災対策、防災機能について、どのように対応した設計になっているのでしょうか、質問します。

●【質問】
新型コロナウイルス 感染症 対策事業について

 国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてから1年余になります。
 累計の感染者数は、2月23日 現在で42万8097人、入院・療養中が1万6810人、うち重い症状の方は、491人、回復者数は40万2468人、死亡者数は7616人であります。今なお終息が見通せない状況が続いています。
 世界では、感染者数が1億1200万人を超え、回復者数は6300万人、死亡者数は247万人であります。
 日本国内では、新型コロナウイルス特別措置法に基づく、緊急事態措置(そち)の実施区域は、東京都、京都府、大阪府、他に6県に広がり、今や社会生活において、経済的に大きな打撃を被っております。
 徳島県においてもクラスター・感染者集団が発生しました。
 発生状況は、23日現在で、感染者数が447人、死亡者数は16人、入院・療養中が36人、退院された方は395人であり、今後もさらに徹底した予防策が必要であります。
 この度、国は、ワクチンの接種の事業を発表しました。今後、国から県へ、県から市へと、事業が展開されていくと思われますが、ワクチン接種体制についての現在の状況、これからの状況について質問いたします。
 また鳴門市において、PCR検査の検査方法や体制、コロナに感染した患者の入院、治療方法など、医療体制について、現状と今後の対応について、質問します。

●【質問】
鳴門市自転車活用推進計画について

 先日、鳴門市の新しい、別の視点からの「まちづくり」の施策として、「自転車広域観光都市 なると における自転車フレンドリーなまちづくり」をコンセプトとした、「鳴門市自転車活用推進計画」が発表されました。
 この計画は、自転車は健康的な乗り物であり、スポーツサイクルにも、日常の買い物などの移動手段としても、大いに利用して、「鳴門市のまちづくり」につなげる、という素晴らしい計画であります。
 特に、この計画の中で、注目すべきことは、計画書の103ページにあります「その他の安全対策」において、自転車の利用環境における、危険箇所対策、適切な維持管理を検討する、としていることであります。鳴門市の車道、自転車道、歩道の安全対策であります。
 この計画に出ています自転車道を全て、自転車で走ったことがありますが、北灘、瀬戸、大麻など、鳴門市内全域で、自転車にも、車にも、歩行者にも、危険な箇所がたくさんあります。
 その中で、例えば、以前から再三、改善対策を提案していますが、立岩運動公園、鳴門・大塚スポーツパークの周りを取り囲む道、一般県道と市道でありますが、特に、一般県道は、自転車にも、歩道の歩行者にも危険な状態であります。
 植樹ますの「つつじ」でしょうか、車道の方までせり出しています。低く剪定されてないため、交差点での信号待ちをしている歩行者、特に子どもさんの姿が、車が左折する時に、認識しにくい状況であります。
 同じような状態で、以前に、第1中学校の横のマクドナルドのコーナー前には街路樹がありましたが、今は、車が左折するときに、横断歩道の歩行者を認識しやすいようにと、ガードレールになっています。
 この「活用推進計画」は素晴らしい計画ではありますが、鳴門市全体の車道、歩道、自転車道の安全性を、徹底的に確認すべきであります。
 安全対策について、質問します。

●【質問】
町内会・コミュニティの充実活性化について

 現在、新型コロナウイルス感染が猛威を振るう中において、多くの行事・事業が中止また延期されています。
 人とのふれあい、会話や移動が制限され、多くの方が自宅待機を余儀なくされ、ある調査では、住民の半数近くが心理的なストレスを感じていて、徳島県内では、自殺者が前年同期から倍以上に増加しているなど、このコロナ禍が影響しているのはないかと、思われます。
 確かに、今まで、学校や公民館、集会所、地域の伝統行事などで培われてきた地域の連携、町内会の防災活動、清掃など、コミュニティ、ふれあいが、今、崩れ去っています。
 小学校の頃、風邪で休んだ同級生の家へ、給食のパンを届けながらその様子を伺いました。
 「友達って 風邪が移っても 平気だって 言ってくれる人」という美しい詩がありますが、現在は、コロナに感染しないように、感染させないように、出来る限り人とは会わないようにしましょう、マスクをつけて離れて会話するようにしましょう、となっています。
 誰かが咳をしたら、周囲は眉をひそめ、少しでも熱がある人は劇場にも映画館にも入れない、忘年会などで、同級生や職場の仲間と鍋を囲みながら、飲み交わすこともなくなりました。
 職場のコミュニティも町内会地域のコミュニティも今では下火になりました。
 こうした現状において、改めて地域コミュニティの役割や重要性について、どのようにすればいいのでしょうか、質問します。

●【質問】
健康を守る地域の人材確保について

 コロナ禍において、様々な行事、活動が自粛されるなか、地域の多くの行事も中止されて、特に高齢者が地域で活躍する機会が減少しました。高齢者のコミュニティの力が弱まっています。
 このようなこの中において、地域の中で健康を守る人材、リーダーを確保するため、新たにフレイル予防推進事業を実施するのは重大な事業であると思います。
 その目的と効果について、質問します。
人の「力」。20140522。(再録)。 2021/05/18
東日本大震災の様子を撮った写真展で
次のような パネルがありました。

当時の緊迫した様子が
ひしひしと 伝わってきます。

各々の「役(使命)」を持った、
いろいろな立場の人が、
この難局に 立ち向かっていったことがわかります。


  『人として生まれ
   男として育ち
   自ら警察官の困難な道を選んだ。
   その諸君だからこそ
   預けられた任務である。
   現場は困窮している。
   助けを求めている。
   必ず任務を果たせ。
   お役に立て。
   現地では自活を第一とし、
   被害者以上の処遇を求めてはならない。
   そして、全員無事に帰任せよ。
   任務を果たし、
   全員の無事の帰還を
   待っている。』
       大分県警 出発式の言葉

震災で亡くなった方々の無念な思い、
救助に向かう者の心構え、
人は、試練の時にこそ 人である。
無私の 無欲の 人である。
辛いけれど 嬉しい、
悲しいけれど 暖かい、
やはり 人は いい、
人って 支えあい
繋がり合っている。

 今(2021/5/18)、ワクチンの接種が始まった。
 このコロナ禍の中 命をかけて 医療現場にいてくれる 人がいる。
 やがて 必ずや 静まることを 信じて 進もう。
市役所の仕事とは? 「事」に「仕える」こと。20210313。 2021/03/13
現在の庁舎は、既に耐用年数が過ぎ、耐震化ができていないので解体して、新しい庁舎が、先日に解体された市民会館の跡地に、建設されることになりました。

この建設予定地については、市から、4か所の提案があり、「市民アンケートの結果」を受けて、市民会館の跡地が最適であるとして、決まりました。
地震への対策に基礎を免震構造として、津波への対策として、その時には周囲を「防護壁」で囲み、水道会館や教育委員会庁舎、その他の分庁舎などに分散された「部署」を一括に集中して、仕事の効率や市民の「利便性」を図ること、などを掲げています。

市民の「利便性」? を強調してますが、市民の方々が、年間に「何の用事」で、どの「課」に、「何回」、市役所を訪れるでしょうか。
多くの市民は、福祉関係の部署に訪れるのが、一番多いのではないでしょうか。「児童福祉」「国保年金」、そして「税務課」「市民課」。

どの部署でも、言えることですが、職員の服装、態度、対応、言葉遣い、これが仕事の「良し悪し」の決め手となります。
民間と違って、他に「競争相手のいない」仕事「内容」ですから、ついつい、いわゆる「お役所仕事」になって、訪れた市民の方々に「不愉快な気持ち」を押し付けてしまうことは、ありませんでしょうか。

仕事、特に公務の仕事、「公事」に「仕える」とは、神聖で名誉あることなのですが、その自覚と責任の基に、市民の方々に対応されていますでしょうか。

★市民の多くの方々から、一部の職員の態度、対応への「苦情(不愉快な思いがしたこと)」をいただきます。
★新しい庁舎「器」が出来上がっても、そこで仕事をする人の「心」が誠実でなければ、市役所は「砂上の楼閣」と化します。心して、公務に仕えましょう。
家族のすがた。「父の愛唱歌」。20201207。 2020/12/07

    家族のすがた

 あと何十年かして、私の世代がいわゆる高齢者と呼ばれるときになれば、六十五歳以上が四人に一人という割合になっているそうだ。
 そのとき社会・家族・個人の関係すべて、つまりは勤労者の減少とそれに伴う勤労所得に対する税金の減少、若者中心のレジャー施設の利用者の減少、高齢者用のレジャーや医療対応の公的・私的施設の必要性、医療の発達による平均寿命の延長化、などの様々な状況について、あらためて見直しが必要となるであろう。
 その中で、高齢者用の社会施設(病院、養老施設など)の『物的』充実と、高齢者と同居または自宅看護する家族の『精神的』負担は、反比例するであろうか、ということへの関心は、特に増えてくるであろう。

 また「家族とは何なのか?」との基本的で哲学的な問いかけも、改めて真剣に沸き起こってくるであろう。

 家族は、時代と共に変ってきたように思われる。

 例えば、交通手段や電話などの通信手段の発達によって『スープの冷めない距離』と言われる家族の間隔・距離も変ってきたし、また『三世代住宅の充実』によって「家族は、当然に同居する」という慣習が見直されるようにもなった。
 これはいままで家業の継承のために必然的に同居していた家族形態を、サラリーマン家庭も適用し始めているという現象でもある。

 このように交通・通信・住宅などの『物理的充実』の作用と効果によって家族形態は変化してきたが、そのうちに家族同居の必然性に疑問が出てきたときこそ、真に血縁関係としての家族の本質が『精神的充実感』でもって改めて再論議されるであろう。

 日常生活での『家族のすがた』は実に淡々としたものである。
 しかし単調なるがゆえに充実している『家族のすがた』が特に『物理的充実』によってのみでしか変らざるを得ないとしたら、なんと寂しいことであろうか。
 社会や医学の『物理的充実』(進歩)は、通常の日常生活の『家族のすがた』への補助である。それらは従であり、家族の結び付きは、その精神性で成り立っている。

 一年間、生れてくる子どもを楽しみに待ち続ける家族。いつになるか分からないがその寿命の尽きるまで高齢者の看護を続ける家族。
 現在でも、この両方ともに家族の本質であるが、この事実は日常性の中から家族形態を見る場合には両極端に位置している。しかし、それらを経験してこそ真の『家族のすがた』が実感できるのであろう。

                    父・要太郎 療養中に
                       (良裕 拝 1992・9・1)





    愛 唱 歌 (月の砂漠)

              加藤まさを作詞 佐々木すぐる作曲

     一 月の砂漠を はるばると
       たびのラクダが ゆきました
       金と銀との くらおいて
       ふたつならんで ゆきました

     二 金のくらには 銀のかめ
       銀のくらには 金のかめ
       ふたつのかめは それぞれに
       ひもでむすんで ありました

     三 さきのくらには おうじさま
       あとのくらには おひめさま
       のったふたりは おそろいの
       しろいうわぎを きてました

     四 ひろい砂漠を ひとすじに
       ふたりはどこへ ゆくのでしょう
       おぼろにけぶる 月の夜を
       ついのラクダは とぼとぼと

         砂丘をこえて ゆきました
         だまってこえて ゆきました
へバーデン結節。20201126。 2020/11/26
(写真は鳴門の「夕焼け」)

発病から、2年ほどになります。右手、左手ともに、へバーデン結節です。

第1関節の変形性関節症、関節の部分が、膨らんで、曲がってきて、痛いのです。

鉛筆やボールペンで、字を書くのが「難行」です。箸を持つのが「苦行」です。
小さい物をつかんでは、ポロっと落とします。
椅子を動かす、布団を広げる、たたむ、座布団を動かすときなど、気持ちの中で、エイヤぁーと「掛け声」をかけます。この関節に「触れない」ように、工夫しつつ。

痛い、力が入らない、日常生活に支障をきたしています。

原因不明で、根本的な治療法がないのです。

母が晩年に、曲がった指を見せながら、「痛い、力が入らない」と訴えていたのに、正面から、親身になって応対しなかったことが、今、悔やまれます。

不便だったのに、なぁ。苦痛だったのに、なぁ。

当時の、父や母の年齢になりつつ、心底思う事。

もっと、もっと親孝行をしたかった……。2度と帰らない日々です。
私の人生の真実。20201101。 2020/11/01
(写真は、妙見山と満月です)

このところ、十か月余りになりますが、新型コロナの感染予防対策として、【不要不急】の外出や会合、集合などの用事は、必要最低限にして、極力控えて、自宅に居るか、ご近所を散歩するかの毎日であります。

その中で、外部との「接触」といえば、大部分は、パソコンか、スマホの「記事」です。

しかし、どの「記事」を開いて見ても、もちろんでしょうが、同じような内容で、そのうちに飽きてきて、椅子から立ち上がり、庭に出てみたり、体操してみたり、部屋の片づけや掃除をしてみたり、何か、ウロウロするうちに、時間だけが過ぎてきました。

そして、そして、であります。

今まで当たり前であった日常の、人との「会話、面談、挨拶」など、顔を向け合うこと、言葉を交わすことが、いかに大切なことか、いや、人生においては、「人との接触」こそが、実は「人生のすべてである」という真実を、実感しています。

人生とは「出会い、出逢い、出合い」そのものであり、父母、兄弟姉妹、親戚、幼馴染み、友人・同級生、ご近所、師・先生、配偶者(夫、妻)、子供や孫、仕事・職場仲間、趣味の友など、「であい」こそ、それがすべてであります。

改めて、今までのすべての出会いに感謝、感謝であります。ありがとうございます。

コロナ禍の状況の中、元気に乗り切ってまいりましょう。

  今日の一日
今日も一日 暮らすには
 心と身体 清くして
  今の一瞬 朗らかに
愚痴は言うまい こぼすまい
不平を言うまい こぼすまい
怒りは出すまい 作るまい
不満を出すまい 作るまい
  胸に しっかり 手を合わせ
   感謝の気持ち ありがとう。
        2020 11 1 
長崎 原爆の日。20200809。 2020/08/09
(写真は、広島 原爆ドーム)

朝の6時前から近所のセンダンの木のセミたちが、短い命の元気な声を出しています。
2020年、令和2年8月9日、戦争が終わって75年目の夏、空は真っ青です。

私の兄は昭和15年12月1日に土浦海軍航空隊に入隊し、海軍一等飛行兵曹として、昭和19年2月5日、海軍の大艇を操縦中に殉職しました。二十歳の若さでした。
戦後生まれの私は、仏壇に置いてある軍服姿の兄の写真でしか、知ることはできません。

被爆の後の長崎で撮られた「焼き場に立つ少年」、米軍のカメラマン、ジョー・オダネルさんが撮った写真。
火葬の順番を待っている、死んだ幼い弟を背負って、直立不動で前を真っ直ぐ見て、唇を噛み締め立っています。

ローマ教皇がこの写真を見て、日本を訪れ、核兵器と戦争の廃絶を訴えました。

私たち一人一人、みんなが持って生まれた尊い命、兄や妹、兄弟、父や母、おじいちゃん、おばあちゃんとの日常生活が一瞬のうちに吹き飛ぶ戦争。

今日も、戦争や災害、不慮の事故などで亡くなった方の霊よ、安かれと、静かに祈る1日です。

コロナ禍の中、花火大会も阿波踊りも、今年は中止となりました。
平穏な日常生活、親しい人との笑顔の会話や会食、何気ない当たり前のことだったことが、今はただ懐かしい毎日となりました。
早く収まることを祈るばかりです。

また、元気に会いましょう。
千利休 七則。20200621。 2020/06/21
(写真は、今日の部分日食です。午後5時12分ころ)

利休七則(りきゅうしちそく)とは、

一つ 茶は服(ふく)のよきように
二つ 炭は湯の沸くように
三つ 花は野にあるように
四つ 夏は涼しく冬暖かに
五つ 刻限は早めに
六つ 降らずとも雨の用意
七つ 相客に心せよ

当時、千利休が、ある弟子から「茶の湯とは?」とたずねられ、この(七則)ように答えました。

その時のお弟子も(お茶を習い始めて、初めて聞いた時の私自信も)「なぁんだ、簡単な事じゃないですか」と答えました。

千利休は、それを、どのように受け止め、返答されたでしょうか。

【簡単なことだよ。
それでは、この簡単なことを、そなたができるならば、私はそなたの弟子になろう】と。

日常に於いて、家庭でも、職場でも、地域の中でも、「目的と手段と責務の自覚」を知り、ごく普通に「全うしていくこと」が、どれ程大事で、かつ難しいことでありましょうか。

公務員も会社員も、主婦も高齢者も、日常の自分の居る「その場(家庭、職場、地域など)」で、「その立場(仕事、役職、責任など)」を全うすることが、どれ程大事で、かつ難しいことでありましょうか。

例えば、市役所は、まさしく「市民に役立つ所、市役所」であり、ここ市役所内に「いる」人は、市の職員か、市民、市外の方か、ともに市役所に用があって来た人であります。
市の職員は誠心誠意に仕事をして、市役所にやって来た人の「用事」にお答えしなければなりません。(利休七測「七つ 相客に心せよ」)。
そこでは、「服装、言葉遣い、態度など」、多くの「簡単な事」が、観(み)られているのであります。

お互いに、心して、まいりましょう。
新型コロナウィルス。20200526。 2020/05/26
(写真は、小松島市の「地蔵寺」の上空の「吉兆」雲。)

緊急事態宣言が全面、解除されました。

小学校、中学校が再開され、子どもたちの「登校・下校」の風景が見られるようになりました。

子どもたちは、ここ3ヶ月は、卒業式も入学式も、始業式もないまま、またクラブ活動もなく、外出を控えるようにとか、集まることもしないようにとか、多くの制限の中で、忍耐強く過ごしてきました。

そんな中で、みんながお互いに、お年寄りや病気の方、子どもたちを気遣い、家族との会話を楽しむなど、様々な思いや気持ちを経験しました。

まだ、途中です。

まだ、これからです。

過去の歴史では、多くの「飢饉、疫病、天災」などが起こっています。みんなが助け合って、乗り越えてきています。

私たちも、協力し合って、安楽を求めてまいりましょう。
今年の初夏。20200502。 2020/05/03
満開の桜が花吹雪となり、

散り急ぐと同時に新緑が広がり、

五月晴れのもと汗ばむ、

今年の真夏日が始まりました。

全国で、全世界で、コロナウィルスの感染拡大防止のために、
外出自粛、参集自粛、懸命の治療と薬の開発。

めぐる季節の中で、今、あらためて人類の和の尊さに感謝します。


今年の「桜」。弁財天市杵島姫神社。20200405。
 2020/04/05
あと少しで、満開です。
世界中が、問われています。20200405。 2020/04/05
我が家から眺める「妙見山」。

ここ数日で、一気に春の景色となりました。

世界中で、猛威を振るう、新型コロナウィルスに、
自宅待機、行動範囲の制約を余儀なくされている毎日。

街はひっそりとしていて、時折の車の行き来と、
ぼつぼつとご近所を散歩する方があるくらいで、
満開に近づきつつある近所の神社境内の桜も、
今年ばかりは、静かに、春風に揺れています。

日々、感染者が増えています。
数々の、情報が流れています。

文化も経済も産業も、あらゆる「分野」が、
改めて、見直されています。

私たちの「今、生きている日々」にとって、
何が大事なのか、と。

私たちは、「何を目的」に生きているのか、と。

絶え間なく巡ってくる「変わらぬ、四季の姿」が、
今だけを生きる私たちに、【そのように】問いかけているように、思います。
迎春。20200119。  2020/01/19
 新年のお慶びを申し上げます。

 「四国八十八箇所霊場と遍路道」「鳴門海峡の渦潮」の世界遺産登録実現への活動を続けています。
 「『四国遍路』回遊型巡礼路と独自の巡礼文化」は「日本遺産」に認定され、国内外に魅力を発信する事業が進められています。

 二十五歳の頃から回り始めた「四国遍路」ですが、ここ数年は、番外二十霊場も含めて、ゆったり・じっくりと回っています。
 回るほどに今までの「人生」が走馬灯のように巡りめぐり、父母やご先祖様、多くの友へのご恩、周りのすべての人々との良縁の出遭い、自分が生かされている有難さ、恵まれた豊かな自然に感謝する気持ちで満ち満ちてまいります。ありがとうございます。
 これからも多くの方々に、素晴らしい四国遍路の旅を体験していただきたいと願っています。

 今年もご健康とご多幸でありますよう お祈り申し上げます。
第4回(令和元年12月)定例議会 一般質問 ➁の➁。20191203。 2019/12/06
【質 問】 2のA スマートフォンの利用に伴うSNS(会員制交流サイト)やゲーム依存等に起因したトラブルに対する、未然防止策について

 現在の保護者の世代にとって、スマートフォンは、生活必需品として定着しているようであります。
 しかしながら、子どもたち、若者にとっては、全ての面で良好な品物であるとは言いがたい、スマホのSNS機能が利用された恐ろしい事件が起こっています。

 ここで質問ですが、子どもたちのスマートフォンの利用に伴うSNS(会員制交流サイト)やゲーム依存等に起因したトラブルに対する、未然防止策について、●質問します。 

★答弁
子どもたちのスマートフォン等の利用についてですが、本年7月に実施した、本市の小中学生を対象とするスマートフォン等の利用に関するアンケート調査結果によりますと、携帯電話やスマートフォンの所持率は、中学生が82%、小学校高学年が57%となっております。
次に、使用時間については、中学生では「1時間以上3時間以内」との回答が57%、小学校高学年では「2時間未満」との回答が78%と最も多くなっています。
また、使用する機能やサービスについては、小学校高学年では、ゲーム、メディアプレイヤー、電話等の利用が59%を占め、中学生では、LINEやゲーム、メディアプレイヤー等の利用が60%を占めている状況にあります。
さらに、教職員からの聞き取りによると、こうしたスマートフォン等の利用に伴う具体的なトラブルとしては、SNS等を通じた悪口や仲間外しのほか、ゲーム等に依存して、生活のリズムを崩したり、学習に集中できなかったり等の事案が報告されています。
そこで本市では、その対策の一つとして、平成29年度から関係機関と協力し、「スマートフォン等の使い方の約束」を記載したクリアファイルを作成し、全ての小中学生の保護者に配布し、各家庭における使い方のルール徹底をお願いしているところです。

また、各中学校における取り組みとして、SNS等の専門家を学校に招き、生徒のみならず、保護者を対象に、SNS利用についての講習会を開催し、具体的、実践的な対処法の周知や情報提供に努めています。
さらに、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境整備等に関する法律」に基づき、未成年者のスマートフォン等の購入者に対して、有害サイトのアクセスを制限するフィルタリングの設定を呼び掛けていただけるよう市青少年センター職員が、定期的に携帯ショップに訪問しております。
スマートフォン等に係るトラブルの未然防止としては、まずは家庭内において、使用ルールを決め、管理を適切にし、生活のリズムが崩れないように指導していただくことが、まずは重要と考えます。
一方で、最近でも他県で複数の小中学生が、SNSを悪用した未成年者誘拐事件の被害を受けていることや、徳島県警察本部が検挙したSNSに関しての18才未満の子どもが巻き込まれた事件が10月末で53件発生し、昨年度に比べ、倍以上となっているとの報道があることなどを踏まえ、今後さらに、教育委員会が学校や家庭、及び関係機関等と連携して、トラブルの未然防止に努めてまいりたいと考えております。
第4回(令和元年12月)定例議会 一般質問 ➁の➀。20191203。 2019/12/06
【質 問】 2の@ いじめ・不登校の現状と対応策について

 先日、11月27日は、25年前、当時、愛知県の中学2年生だった、大河内清輝さんが、自殺した日です。
 その後、子どもがいじめられていること、不登校になっていることについて、学校環境の中で、多くの反省と対応策が繰り返されてきました。
 しかし、悲しいかな、悲しいかな、あってはならないことですが、いじめに悩んで自殺していく子どもたちが、なくなりません。
 今も、いじめを受けて、悩んで、辛くて、悲しんでいる子どもたちがいることでしょう。
 鳴門市の中の、いじめ・不登校の現状とその解決に向けた抜本的な対応策について、●質問します。

 そして、スマートフォン(通称・スマホ)の普及で、いじめの形態も変わってきているとの指摘があります。その状況がわかるようでしたら、●ご答弁ください。

★答弁
いじめと不登校について、いくつかご質問をいただいております。
まず、本市のいじめについての現状ですが、平成29年3月に、国の「いじめの防止等のための基本的な方針」が改定されたことを受け、本市においても、平成30年2月に「鳴門市いじめ防止基本方針」を改定し、小中学校をはじめ、関係機関に周知して、いじめの防止に向けた取り組みを推進しているところです。
本市の平成30年度のいじめの実態調査では、小学校387件、中学校44件のいじめが認知され、平成29年度の小学校469件、中学校42件の認知件数と比較して、全体としては若干減少しております。
いじめに対しては、各学校において、アンテナを高くして、認知を進め、早期に適切な対応を学校全体で行うことにより、重大事案となる前に、解決を図ることが重要であると認識しております。
そのため、かつて学級担任が問題を抱え込み、解決が遅れがちとなる恐れのあった案件についても、教育委員会との連携の下、校長を中心として、学校全体で積極的に対応することで、早期解決を図るよう取り組んでいるところです。
次に、いじめの防止に向けた対応策についてですが、本市では、「鳴門市いじめ防止基本方針」に基づき、「校内いじめ対策組織」を各小中学校に設け、学校全体で対応できる体制をつくることで、普段から子どもや保護者との良好な関係性を築くとともに、子どもの話に耳を傾け、丁寧な聞き取りに努めることで、深刻な事態が生じる前に、解決することができるように取り組みを進めています。
また、本市では、定期的な「いじめアンケート調査」を実施することや、今年度からは、全ての小中学校で「子どもいじめ防止委員会」を設け、「朝の挨拶運動」等、子どもたちが自らの活動により、いじめ防止につながる取組を実施しています。
さらに、いじめ解消には、社会全体で取り組んでいく必要があることから、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、警察や、鳴門教育大学と連携して、児童生徒の実態に応じた支援を行っており、これらの取組を継続することにより、いじめ問題の解決を図ってまいりたいと考えております。
次に不登校についての現状と対応ですが、本年10月の調査で、病気や経済的理由を除き、年間30日以上欠席している児童生徒は、小学生9名、中学生48名となっており、昨年同月の小学生10名、中学生49名と比較して、ほぼ同数で推移しております。
不登校の児童生徒のために、各学校では、不登校の児童生徒に組織的な支援を行うよう、管理職や関係教員、スクールカウンセラー等で構成する校内委員会を設置し、情報の共有を行い、個々の児童生徒に寄り添った取組を行っております。
一方、教育委員会におきましては、年3回不登校の実態調査を実施し、該当する学校には、適応指導教室の担当者やスクールソーシャルワーカーが訪問し、不登校の状態にある児童生徒や保護者の教育相談などのサポートを実施しております。
また、幼稚園、小中学校の代表者、教育委員会職員等からなる「不登校児童生徒への支援の在り方に関する連絡協議会」において、鳴門教育大学の協力を得て、研修会を開催し、教職員の資質向上に努めております。
さらに、平成29年度より各関係機関の相談・支援体制を児童生徒や保護者・関係者に周知するため、「子どもと保護者の相談マップ」を作成し、市内すべての小中学校の児童生徒に配布したところです。
なお、本市が不登校の児童生徒を対象とした適応指導教室として設置している「うず潮教室」におきましては、児童生徒の個々の状況に応じた学習や体験活動を行い、社会的自立や、学校復帰に向けた支援を行っています。
教育委員会としては、今後とも、こうした取り組みを関係機関と連携しながら実施し、不登校の児童生徒一人ひとりに応じたきめ細やかな支援を行ってまいりたいと考えています。
第4回(令和元年12月)定例議会 一般質問 ➀の➂。20191203。 2019/12/06
【質 問】 1のB 児童虐待への防止対策について

 平成30年3月、東京都目黒区で、当時5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんが、両親から虐待を受けて死亡しました。その後に、両親から受けた惨(むご)い虐待の様子や結愛(ゆあ)ちゃんの残した悲痛(ひつう)なメッセージが報道されるたびに、深い悲しみに覆(おお)われました。
 なぜ、幼い命を守れなかったのか、どこで、どのような巡り合わせで、このような結果になったのか、この事件に直接、関係した人々は、今でも、胸が張り裂けるような、悔しい思いで、毎日を過ごしていることでありましょう。

 厚生労働省のまとめでは、2017(平成29)年に、全国の210ヵ所の児童相談所が、通告や相談を受け付けて対応した児童虐待件数、13万3778件。
 そして、2018(平成30)年は、児童虐待件数、15万9850件、でありました。
 内容別では、DVや暴言などの心理的虐待が8万8389件、身体的虐待が4万256件であります。
 こうして、質問している間にも、全国で、心理的に、身体的に虐待されている児童が存在しているのであります。鳴門市でも、例外ではないと思います。

 ここで質問ですが、
 鳴門市の家庭児童相談員が受けた相談件数、その中で、虐待と疑われる件数、また、そのような児童虐待の通告があった時の対応について、そしてまた、この惨くて悲しい児童虐待の発生を未然に防ぐ方法、対応について、●質問します。

★答弁
児童虐待防止対策について、
本市の家庭児童相談員による子育てや家庭生活などに関する相談の件数は、平成30年度が1,502件、令和元年度が9月末で1,354件であり、また、虐待が疑われるなどとして、連絡をいただいた件数、いわゆる虐待通告の件数は、平成30年度が9件、令和元年度が9月末で1件であります。
次に、本市に児童虐待通告があった際の対応についてですが、児童虐待の相談や通告を受けたときには、児童の安全・安心が守られているかを判断するために、児童福祉、教育機関などから、情報収集を行ったうえで、特に、緊急性が高いものについては、48時間以内に児童の安全確認を行うとともに、必要に応じて、児童相談所や警察と連携・協力して、対応しております。
次に、児童虐待の発生を未然に防ぐ対応についてですが、本市では、子育てに戸惑いや不安、孤立感を感じている保護者を支える事業として生後4か月の乳児がいるご家庭に保育士資格を持つ者が訪問する「おめでとう赤ちゃん訪問事業」また、生後5〜12か月の乳児がいるご家庭に主任児童委員と民生児童委員が訪問する「親子ですくすく声かけ訪問事業」を行っております。
これらに加えて、鳴門市ふれあい健康館の1階にあります「子育て世代包括支援センター(鳴門市版ネウボラ)」では、妊娠期から出産、就学前まで切れ目の無い相談支援を行っております。
また、保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童に、日頃から接する機会の多い、病院、児童福祉施設、学校、主任児童委員等が地域の子育て、家庭の見守りを行っております。
これらの取り組みを通じて、支援や相談を必要とする児童の適切な支援を行うために、児童福祉関係、医療関係、教育関係、警察・司法関係等で構成する「要保護児童対策地域協議会」において個別のケース検討会議を開催し、支援体制を整えております。
今後におきましても、すべての児童が健全に養育されるよう、早い段階から家庭に寄り添い、保護者も含めた支援の取り組みをより進めてまいりたいと考えております。
さらに、子どもたちのSOSの声をいちはやくキャッチするために、平成27年7月に開設された「児童相談所全国共通ダイヤル189(いちはやく)」について市民の皆様に広く知っていただき、ご活用いただけるよう、周知啓発を推進しております。
また、人権セミナー等で児童虐待をテーマにした講演会を開催するなど、市民の皆様にも地域における虐待の予防や対応についてのご理解を深めていただくよう努めているところです。
第4回(令和元年12月)定例議会 一般質問 ➀の➁。20191203。 2019/12/06
【質 問】 1のA 交通安全に関する取り組みについて

 次に、交通安全対策への取り組みについて、質問します。

 1つは、鳴門市内の道路全体の安全対策について、2つは、学校周辺の道路の安全対策について、質問します。

 自動車の運転で、このところ、特に話題になっていること、問題となっていることが、3点あります。
 1つは、「あおり運転」、車間距離を取らないで、後ろから、迫ってくる運転であります。
 2つに、高速道路などの「逆走の運転」であります。高速道路でパーキングエリアから、逆方向に出て、逆送することであります。
 3つに、高齢者ドライバーの運転、ブレーキとアクセルの踏み間違えなどによる事故であります。

 この三点は、鳴門市内の高速道路や国道、県道、市道、そして、旧道の狭い道などにおいて、いつも起こりうる可能性のある問題であります。

 先日、北灘の引田トンネルから、海岸線の国道11号線、櫛木から明神小学校方向に入り、ボートレース場の前から、水道会館前、JR鳴門駅、市役所前、国道28号線を通って、大津橋まで、走ってみました。

 この北灘の国道11号の海岸線は、平成2年10月8日午前10時ころ、落石事故があり、高松方面に向かっていた観光バスに直撃して、17人の死傷者があり、その内の3人が死亡して、その後、道路幅が拡張され、コンクリートの落石防止柵がつくられました。

 法定制限速度は時速50km、制限速度を守りつつ走りました。全長は約24km、走行では「速度40から50km」で走りましたが、結果は、所要時間は33分で、平均時速43.6kmでした。
 市内の自動車販売店のプロの方に聞きますと、通行する車の台数や、時間帯、そして信号機の状況がありますから、車の移動速度は、法定制限速度が時速50kmの道路でも、途中60kmで走行しても、結果的に、平均速度は、大体が時速40kmであります、ということです。
 こうして、鳴門市内を走って、見て回りましたら、国道や県道や車道幅の広い市道の他、市内の大半の道路の法定制限速度は、時速40kmとなっています。

 交通事故の多くは、スピードの出しすぎにあります。このことからも、道路の安全対策として、市内の道路で時速制限50kmを、「鳴門市内ゾーン40」と命名して、制限速度40kmにすること、そしてまた、国土交通省や厚生労働省から呼びかけのある、学校教育施設の通学路周辺は、すべて時速30kmにして、保育所などの周辺、「キッズゾーン」として設置が検討されようとしているところも、すべて時速30kmよりも低い制限速度にしてはどうか、また、これら教育施設周辺の道路の安全対策について、●質問します。

★答弁
交通安全に関する本市の取組のうち、まず、学校周辺の道路の安全対策についてですが、本市では、特に学校周辺における交通安全に関する取組として、市内における通学路の安全確保への取組を関係機関と連携して推進するため、道路管理者や警察、有識者、学校関係者から成る「鳴門市通学路安全対策推進協議会」を平成27年に設置し、毎年、中学校区ごとに、通学路の合同安全点検を実施しております。
この点検は、市内を3つのグループに分け、3年で市内全校区を点検できるように計画的に実
施しており、令和元年度の点検では、第二中学校区、瀬戸中学校区の林崎・里浦・明神の3小学校区で点検を行いました。
具体的には、校区の各幼稚園・小・中学校が教員や、保護者・地域の方々から安全上のご意見
をいただいた合計37箇所について合同点検を実施し、危険箇所の状態や、関係機関で実施可
能な対応策について確認を行いました。
これに加え、本年6月に、国の関係3府省から、連名で発出された通知「未就学児が日常的に
集団で移動する経路の交通安全の確保の徹底について」を受け、市内の認可保育施設周辺に
おいても、道路管理者や警察など関係機関と連携し、保育施設における散歩等の経路における
危険箇所合計9箇所について合同点検を行いました。
これらの合同点検により、対策が必要とされた箇所について、ガードレールの修繕や立哨指導パトロールの強化などの対応策を順次講じており、今後も引き続き、各関係機関が連携して、通学路の安全対策に取り組んでまいります。
また、本市では、長年にわたり、PTA活動の一環として、交通立哨指導が実施されており、令和元年度につきましては、市内12小学校、83箇所において、立哨指導をしていただいております。
また、多くの学校で、学校長が校門前で立哨し、危険であると認識している箇所においては、教
員が交代で立哨当番をしている状況もあります。
そのほかに、地域ボランティアの方々が、毎日のように立哨指導をしてくださっており、小学校区で地域の方々が「子ども見守り隊」を組織し、交代で子どもたちの安全を見守っている地域もあります。
市教育委員会といたしましては、引き続き、通学路の定期的な安全点検を行うとともに、家庭や地域の方々、関係機関と緊密な連携を図りながら、子どもたちが安全で安心して通学できる環境の確保に取り組んで参りたいと考えております。

★答弁
市内の道路の安全対策についてのご質問ですが、通学路や生活道路における歩行者等の安全な通行を確保するために、区域を定め時速30キロメートルの速度規制を行う「ゾーン30」ですが、本市では、平成29年8月に撫養小学校と黒崎小学校の周辺が設定されております。
これら2カ所については、県警察本部や警察署が主導となり、市内の交通事情を調査した結果決定されたものであり、この2か所をもって市内でのゾーン30の整備は完了しています。今後につきましては、交通事情の変化や地域からの要望等を踏まえ、県警察本部及び警察署に要望してまいりたいと考えております。
次に、「キッズ・ゾーン」につきましては、保育施設等が行う散歩等の園外活動等の安全を確保するための注意喚起を行うことを目的としており、管轄内の保育所等の周囲半径500メートルを原則として、市町村等が設定できることとなっております。
本市での設定については、先月、国から「キッズ・ゾーンの設定の推進について」の通知が発出されたところであり、今後、道路関係者や県警察本部、保育施設など、関係機関と協議を図りながら、区域設定について検討してまいります。
また、市内道路の規制速度を一律上限40キロメートルにできないかとのことですが道路の規制速度につきましては、都道府県公安委員会が所管しており、市の権限において設定できるものではありません。
本市といたしましては、交通安全に対する市民意識の醸成を図るため、各学校・集会での交通安全教室や、春と秋の全国交通安全運動期間における鳴門警察署や鳴門市交通安全協会などの関係機関の皆様との連携した取り組みを今後も継続して実施し、交通事故の防止及び子どもたちの安全確保に努めてまいりたいと考えておりま
す。
第4回(令和元年12月)定例議会 一般質問 ➀の➀。20191203。 2019/12/06
令和元年 第4回定例会 一般質問 20191203 会派 代表質問 三津 良裕

 議長より登壇の許可をいただきましたので、会派創心クラブを代表して、通告に従って、質問します。

 こちらが、鳴門市の憲法とも言うべき「鳴門市総合計画」であります。

 内容は、鳴門市の産業、農林水産業、観光、国際交流、文化財、人権、地域福祉、高齢者福祉や障がい者福祉、低所得者福祉、社会保障、児童福祉、教育行政、防災、消防、救急、交通安全、上下水道、道路、交通、ゴミ処理、公園、河川・海岸、地域コミュニティ、などなど、この一冊に、鳴門市の行政事業、すべてが網羅されています。

 市長が、このような鳴門市にします。地域とそこに住む市民が、鳴門に住む全ての方が、「鳴門市に生まれて良かった、住んで良かった」と実感できるまちづくりを進めていきます、と高らかに宣言し、約束されています。

 今回の質問も、この「鳴門市総合計画」に基づき、質問します。

 質問の全体に共通するキーワードは「鳴門市総合計画」の根幹であります「市民の日常生活における、【命(いのち)】の安心と安全」について、であります。

 具体的な、質問の項目は、

➀市長の政治姿勢について
  @ 高齢者の交通手段の確保について
  A 交通安全に関する取り組みについて
  B 児童虐待防止対策について

➁教育行政について
  @ いじめ・不登校対策について
  A スマートフォン等の利用に伴うトラブルの未然防止策について

 質問します。

【質 問】 1の@ 高齢者の交通手段の確保について

 この10月12日に、東日本を直撃した台風19号。13都県では、多くの方が亡くなりました。悔しくて悲しいことであります。ご冥福をお祈りします。河川の堤防決壊による住宅への浸水被害、山間部での土砂災害、停電、断水など、被災状況は広範囲にわたっています。
 今後、生活の再建、市街地の整備など、迅速な復旧を祈るばかりであります。

 10月31日には、沖縄市の「首里城」の正殿(せいでん)など、6棟が、全焼しました。沖縄の歴史・文化の象徴であり、一刻も早く復元されることを願っています。

 その他にも、日本中で、日々、多くの「災害・事件・事故」が多発しています。

 このような社会状況の中で、問題・課題となってきているのが、都市に一極集中した人口、一方、地方の、地域の人口が減少している問題であります。
 特に、急激に少子・高齢化社会が到来していることへの対策であります。
 具体的には、高齢者については、高齢者だけの世帯の増加、高齢者夫婦同士の介護、高齢者の一人暮らし、また、住んでいる方が亡くなった後の空き家対策、地域のご近所から親しい人が亡くなっていく中での、町内会などの地域コミュニティ、ご近所の「助け合い」が希薄化する中で、防犯・防災対策が弱体化していくことなど、高齢者を取り巻く現状は、益々、厳しくなってきています。

 その中で、最近、特に高齢者が関係する「交通事故」が報道されています。徳島県内の交通事故死者数は、この10月末時点で34人、その内の65歳以上の高齢者が7割であり、約半数が夜間に歩いていて、事故に遭っています。
 この対策としては、夜間に出歩かないこと、出歩くならば、白っぽい、明るい服を着て、腕や肩に反射材を付けて、事故に遭わないようにすることであります。
 一方、警察庁の統計によりますと、全国で、昨年一年間、75歳以上の高齢者の運転による死亡事故は、460件で、その事故原因の3割がブレーキとアクセルの踏み間違いの運転操作ミスであります。
 高齢者の運転事故のニュースが、全国に広がり、昨年、75歳以上で、運転免許証を自主返納した高齢者が、過去最高の29万2089人でありました。

 ここで、●質問ですが、
 鳴門市の高齢者、65歳以上、70歳以上の運転免許証、保有者数は何人でしょうか、また、近年の運転免許証の自主返納者は何人でしょうか。

 次に、昭和の30、40年代頃は、自家用車は、まだまだ町内に1台か2台でありまして、自分の車に乗ることなど、夢の夢でありました。また、岡崎から徳島に行くには徳島バスや、鳴門駅からの蒸気機関車に乗って出かけました。バスには車掌さんが乗っていていました。汽車の車内は満員であったり、タバコの煙が充満していたりで、ありました。
 関西へは、岡崎海岸からのいわゆる「小渡り」や宝海運の大阪の弁天埠頭に着く「夜行の船」、小松島からの南海フェリーなどを利用して、出かけました。
 今では、自家用車や高速バスで、確実に近い所要時間が計算されて、大阪や京都方面に行くことができます。
 また、買い物や病院への通院手段として、自家用車は「貴重で、簡易で、便利な」ものとなっています。
 高齢者に限らず、移動手段、交通手段として、自家用車は、とても重宝しています。
 現在の60代、70代の高齢者の方は、このような歴史的な変遷を経て、運転免許証を持って、自家用車を運転しています。
 このように普及している自家用車ですが、高齢者の方が運転免許証を返納したとしたら、自家用車に替わる交通手段として、受け皿として、鳴門市の地域バスや民間のタクシーなどを利用して、今までと同じような移動方法が可能なのかどうか、であります。

 ここで、●質問ですが、
 高齢者の、自家用車利用に替わる交通手段として、鳴門市の地域バスの利用状況について、そしてまた、市内の民間タクシーの高齢者の利用状況について、質問します。

★答弁
@ 高齢者の運転免許証保有者数について、 鳴門警察署管内における免許保有者数は、 40,072名であります。
A そのうち、65歳以上の免許保有者数は 12,013名で、全体の約29%となっております。
B 70歳以上でみると7,715名、 75歳以上では3,759名であります。
C 近年における自主返納者数については、 平成29年が225人、 平成30年が235人となっております。
D 次に、鳴門市地域バスの利用状況についてですが、 地域バスの平成30年度の利用者実績としましては、市内循環線が23,360名、 里浦粟津運動公園・高島線が9,615名であり、 合計32,975名の方にご利用いただきました。
E なお、そのうち、市内在住の70歳以上の方などに発行しております「鳴門市高齢者無料バス優待券」の利用者数は21,099名でありました。
F 民間のタクシー利用者の状況につきましては、 市内の一部タクシー事業者への聞き取りによると、 数年前より利用者の高齢化が進んでいるとのことで あり、最近では約7割の利用者が高齢者ではないか との話でありました。
G こうした状況から、今後も引き続き、高齢者に 配慮した交通施策を推進してまいりたいと考えております。


【再 問】 1の@ 高齢者の交通手段の確保について

 高齢者の、自家用車利用に替わる交通手段として、鳴門市の地域バスの利用状況について、そしてまた、市内の民間タクシーの高齢者の利用状況について、質問しましたが、それでは、地域バスや地域交通において、高齢者の方が運転免許証を返納することを決断できる、高齢者に便利な交通手段として、どのような割引や特典など、支援があるのでしょうか。

 そしてまた、そのような地域交通の体系を整えるべく、どのような事業に取り組んでいくのか、●質問します。

★再問(答弁)
@ 本市では、高齢者の移動手段の確保のため、運転免許証を自主返納された65歳以上の方を対象に、運転経歴証明書を提示いただくと、地域バスの運賃が半額で利用できるよう取り組んでおります。
A このほか、免許の自主返納者に対しては、民間事業者においても、様々な割引や特典が受けられる取り組みが進められているところです。
B また、70歳以上の市民の方には、運転免許返納の有無にかかわらず、申請に基づき、市内区間の運賃を無料とする支援も行っております。
C 今後は、さらに高齢化が進み、免許を返納される方が増えていく中で、市民の生活の足となる地域交通の重要性は、より高まっていくと思われますが、一方で、運行事業者における 運転手不足や、将来増大が予想される財政負担など、現状の公共交通の維持における課題にも 対応していく必要があります。
D こうしたことを踏まえ、本市の地域交通の あり方に関しては、現在の公共交通体系維持に加え、 地域や路線ごとの課題や状況に対応する、 新たな交通体系の導入を検討していく必要が あると考えております。
E それに先立ち、まず来年度より、利用者への聞き取りやアンケートなどにより、地域交通における課題の調査・把握に努めてまいります。
F 地域や路線ごとの課題を整理する中で、現状の交通体系での維持が困難と判断される場合には対象地域との話し合いを重ねながら、実証実験などを実施するなど、段階を踏み、時間をかけて新たな方式に移行することになります。
G その際、想定される方式といたしましては地域住民が主体となり運営するコミュニティバスや、利用者のニーズに応じて運行する乗り合いデマンド交通などの方式などが想定されます。
H 今後、全国の導入事例や経費等も研究し、関係 事業者や市民の皆様のご協力をいただきながら、 安定的かつ利便性の高い地域交通の構築に 努めてまいりたいと考えております。
ゆうやけこやけ。20191203。 2019/12/03
今日の夕焼けは 綺麗でした。

子どもたちが いじめを受けず
 虐待も受けず 罵声も受けず
  暴力も受けず 無視されず
すこやかに のびのびと
 おおらかに にこにこと
大好きな家族と 仲良しの友と
 過ごしていけますように
ずうぅと これからも ずっと  


 ゆうやけこやけ

        作詞 中村雨紅
        作曲 草川 信 

ゆうやけこやけで ひがくれて

やまのおてらの かねがなる 

おててつないで みなかえろ

からすと いっしょに かえりましょ

こどもがかえった あとからは

まるいおおきな おつきさま

ことりがゆめを みるころは

そらには きらきら きんのほし