aaaあああ 2023/12/17
いいいい
年末に向けて。20231216。 2023/12/16
連日の「パーティー券」疑惑、政治「家」不信の極みであります。
この事件が、国会議員の政治「活動」への不信に、つながらない様に、願います。

全く、無理な願いでありますが。
追悼の夏・島田島の古代蓮。20230818。 2023/08/18
花は、七月が見ごろであるにも関わらず、今日の日になって、観に行きました。

池には、花が散り、大きな種を包み込んだ茎が、猛暑の風に揺れながら、古代からの時を刻んでいました。その中で、奇跡的のように、ただ、一輪の花、咲いていました。

亡くなった方は蓮台に乗られる、と聴いています。

美しい、何とも言えない華麗なる一輪でした。

追悼の夏です。
追悼の夏・鳴門市納涼花火大会。20230817。 2023/08/18
17日に、鳴門市納涼花火大会が、鳴門市・鳴門商工会議所・鳴門市うずしお観光協会の主催で、 開催されました。

今年は、ボートレース鳴門の70周年を記念して、例年よりは2000発も多い、7000発が打ち上げられ、雨上がりの夜空に華麗なる色彩ショーが展開されました。

午後7時45分に、開幕、午後8時45分までの一時間、スターマインなど様々な花火が次々と打ち上げられました。

ご先祖や遠祖、親戚や友人、知人など、親縁の方々、多くの戦没者への、追悼法要、慰霊の華々しい花火でありました。皆さん、喜んでいただけたと思います。
子ども代表の「平和への誓い」朗読。20230806。 2023/08/06
78回目 広島原爆の日。令和5年(2023年)8月6日。

広島市の平和記念公園で「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)。

原爆投下時刻、8時15分。黙とう。


 平和への誓い

みなさんにとって「平和」とは何ですか。
争いや戦争がないこと。
差別をせず、違いを認め合うこと。
悪口を言ったり、けんかをしたりせず、みんなが笑顔になれること。
身近なところにも、たくさんの平和があります。

昭和20年(1945年)8月6日 午前8時15分。
耳をさくような爆音、肌が焼けるほどの熱。
皮膚が垂れ下がり、血だらけとなって川面に浮かぶ死体。
子どもの名前を呼び、「目を開けて。目を開けて。」と、叫び続ける母親。
たった一発の爆弾により、一瞬にして広島のまちは破壊され、悲しみで埋め尽くされました。

「なぜ、自分は生き残ったのか。」
仲間を失った私の曽祖父は、そう言って自分を責めました。
原子爆弾は、生き延びた人々にも心に深い傷を負わせ、
生きていくことへの苦しみを与え続けたのです。

あれから78年が経ちました。
今の広島は緑豊かで笑顔あふれるまちとなりました。
「生き残ってくれてありがとう。」
命をつないでくれたからこそ、今、私たちは生きています。

私たちにもできることがあります。
自分の思いを伝える前に、相手の気持ちを考えること。
友だちのよいところを見つけること。
みんなの笑顔のために自分の力を使うこと。

今、平和への思いを一つにするときです。
被爆者の思いを自分事として受け止め、自分の言葉で伝えていきます。
身近にある平和をつないでいくために、一人一人が行動していきます。
誰もが平和だと思える未来を、広島に生きる私たちがつくっていきます。

 令和5年(2023年)8月6日

  こども代表
   広島市立牛田小学校6年   勝岡(かつおか) 英玲奈(えれな)
   広島市立五日市東小学校6年 米廣(よねひろ) 朋留(ともる)

子どもたちの気持ちを、熱い思いを、心からの願いを、必ずや 叶えたい。
これからは、心の時代の到来です。
地球生命体の上で「生かせて」もらっている私たちは、
殺し合いを止めて、
これ以上の「戦争犠牲者と戦争遺族」を作り出す世界を、
犠牲者と遺族のない世界に変えていこう。
 もうこれ以上の、一人たりとも「戦争、殺し合いの死者」は、要らないです。
「原爆の日」命を返せ。20230806。 2023/08/06
広島、被爆から、78年。

今年の夏も、今年の「8月6日」も、また、暑いです。

今年の蝉が、鳴いています。けたたましく、鳴いています。わずか七日の命を、鳴いています。

「ピカッ」の瞬間に、亡くなった人々、亜熱帯のジャングルで亡くなった人々、太平洋の海上で亡くなった人々、悲惨な攻撃を受けて亡くなった沖縄の人々、多くの人々が、亡くなりました。

  戦争で…。

友の特攻機を見送り、次の出陣を待つ人々、毎日の空襲におびえる人々、国中どこもかも、「自分の命、自分の人生」の明日を、無条件に、絶たれていました。

  戦争で…。

誰が、何のために、核を持ち、兵器を持ち、軍隊を持ち、人を殺す「準備」をしているのでしょうか。

誰が、何のために、短い一生(どんなに生きても、200年は生きられないのに)を、「殺し合い」のために、生きなければならないのか。

薄っぺらい赤い紙きれ一枚で、「殺し合い」を命令した「国家」、その「国家」を牛耳ってきた者たち…。
過ぎてしまえば、すべてが「権力(仮の、虚構の強制力)」の「嘘」であります。

日本の歴史も、世界の歴史も、平和と戦争の繰り返しで、過ぎてきました。
戦争すれば、平和を望み、平和になり、平和な日々を過ごしつつ、その内に「我欲」が増大すれば、戦争の無意味さと悲惨さを知らなかったり、忘れたりした者が、「武力」で物事を解決しようと画策します。

  人の命、人生、たったの60年、70年、80年…。

誰にでも、どんな人にでも、絶対に備わっている、必ず「死ぬ」という事実を軽んじて、相手の命を、「武力」で抹殺しようとする「狂気」の集合体を作り出す「時代の空気」を、作り出すのは、誰だ。

  命を返せ、命を返せ。

我が兄(大正14年5月22日生まれ)は、昭和19年2月5日 軍用機にて戦死。

お盆が、近づきました。
議会質問 徳島県立高等学校 学区制度など(20160921)。20230628。  2023/06/28
★いつまで続くのか、この「不公平な学区制」。
★いつまでたっても、この「不公平な学区制」。
★わかっていながら、改正しない「不公平制」。

平成28年9月定例会(第3回) 平成28年9月21日(会期22日中第7日目)
議事日程 第2号 日程第1市政に対する一般質問
出席議員(21名)19番 三津良裕君
説明のため出席した者
市長 泉理彦君 副市長 谷重幸君 教育長 安田修君 教育次長 大林清君

○議長 次に、創心クラブ代表
1、市長の政治姿勢について
2、教育行政について
19番 三津良裕君

〔19番 三津良裕君登壇〕
◆19番(三津良裕君) 議長より登壇の許可をいただきましたので、会派創心クラブを代表して、通告に従って質問いたします。
 1つに、市長の政治姿勢について、質問の要旨は、委託料について、バス路線について、2つに、教育行政について、質問の要旨は、学区制について、2学期制について質問してまいります。
 この第3回定例会の開会日に、市長から市長所信及び議案説明がありました。市長所信では、最初に、職員の不祥事の報告がありました。このところ鳴門市の中で、教育関係での事件や事故が続いています。徹底した抜本的な改善、対応が必要であります。
 次に、公用車を使用しているにもかかわらず、役員等を務める団体から交通費を受け取っていた問題について市長からおわびがありました。この交通費の問題は、認識不足であったとはいいますが、1番目の御報告の職員の不祥事と同等に、いやそれ以上に深刻な問題であると思います。すなわち、県内の市長、町長が役員などを務める団体の事務処理のあり方の問題、そして受け取る側の市長、町長の公金、公のお金に対する姿勢の問題であります。会議に出席したとき、この交通費をどこでどのような方法で受け取っていたのでしょうか。通常このような会議のときは、受付で表書きに交通費と書いた現金の入った封筒などを受け取り、出席者名簿に出席と交通費受領の印鑑を押すなり自署、サインをしたりするものですが、どのような行き違いがあったのでしょうか。よく理解できません。この件で市民は、市長の出席する団体の会議のあり方に大きな不信感を持つに至っております。今市民からの不信感を払拭しなければなりません。
 一方、議員も同様に、議員としての姿勢が問われています。政務活動費の不正取得について、元兵庫県議会議員、元徳島県議会議員など、そして最近では富山県議会、富山市議会でも議員の公金に対する姿勢が問われており大きな問題となっております。私たちの議会の権限は、地方自治法第96条に定められております。その中で、議会が条例を制定したり、改正、廃止したりすること、また予算を定めることや決算を認定することは、とても大事なことでありますが、その議会の構成員である議員が、公金に対して不正を働くということになると、議員の資質が問われ、議会全体への信用がなくなり、予算審議や決算審査、条例の制定などできるはずがありません。行政にかかわる議員も公務員も常にその行動は公平にして公正でなくてはならないということを自覚して、質問に入ります。
 予算における委託料について質問いたします。
 委託料については、予算審議の際に、委託内容である事業名と委託の予算額は提示されますが、委託先については未定が数多く見受けられます。そして、委託先が未定である中、予算が可決、承認されていくのであります。今年度、平成28年度の当初予算から、一般会計について具体的に申し上げますと、企画総務部の当初予算では、委託先が130件、委託料の合計が2億350万4,000円、そのうち予算審議の段階で委託先が決まっている件数11件、委託料が5,718万5,000円、経済建設部の当初予算では、委託先が24件、委託料の合計が4億4,267万6,000円、そのうち予算審議の段階で委託先が決まっている件数が24件、委託料が1億925万5,000円、市民環境部の当初予算では、委託先が77件、委託料の合計が3億5,827万2,000円、そのうち予算審議の段階で委託先が決まっている件数が11件、委託料が1億9,121万3,000円、健康福祉部の当初予算では、委託先が164件、委託料の合計が6億5,275万8,000円、そのうち予算審議の段階で委託先が決まっている件数が10件、委託料が1億9,754万円、教育委員会の当初予算では、委託先が106件、委託料の合計が2億1,380万9,000円、そのうち予算審議の段階で委託先が決まっている件数が3件、委託料が4,334万5,000円、消防本部の当初予算では、委託先が25件、委託料の合計が3,884万4,000円、そのうち予算審議の段階で委託先が決まっている件数が3件で、委託料が811万円。
 以上のように、本年度、平成28年度の当初予算の一般会計総予算額は250億2,500万円であります。その予算額のうち、総委託先が743件、総委託料が19億986万3,000円、一般会計の約7.6%委託料が占めております。この予算審議のときに、委託先が未定の件数、総委託先は743件ですが、そのうち未定の件数が681件、予算総額にして13億321万5,000円、一般会計全体の5.2%を占めております。
 次に、企業会計では、資本的支出と収益的支出を雑駁でありますが合計して申し上げます。水道会計では、支出予算が23億8,518万3,000円、この予算額のうち、総委託先が42件、総委託料が2億5,966万円、会計予算全体の10.8%を占めております。そのうち、委託先が未定の件数が40件、予算金額にして1億9,500万1,000円、支出合計全体の8.1%を占めております。ボートレース会計では、支出予算が476億8,391万9,000円、この予算額のうち、総委託先が112件、総委託料が33億1,923万7,000円、会計全体の6.9%を占めております。そのうち委託先が未定の件数は100件あります。総委託先が112件のうち、未定の数が100件あります。予算金額にして28億1,544万7,000円、会計全体の5.9%を占めております。例えて申しますと、総務部、広報なると配布委託料、委託先は未定で予算額が674万2,000円とか、ボートレース会計で申し上げますと、SGオーシャンカップ野外テント仮設電源施設業務1,242万円、こういうのは当初予算においては未定ということで上がってまいります。
 以上のように、予算審議のときに委託先の決まっていない委託料予算を審議して承認してきてまいりました。委託料予算が承認された後には、年度内に委託先が選定されて事業が行われるのでしょうが、その選定方法、結果について、また事業の成果報告については、多くの場合、決算審査で審査されるまで議会が承知、認知、知ることはありません。委託先の選定方法に問題はないと思いますが、いま一度委託先の選定方法をお聞きして、問題なり課題がありましたら検討していきたいと思います。
 ここで質問ですが、予算の中の委託先の選定方法についてお伺いいたします。
 御答弁により再問します。

 次に、バス路線について質問いたします。
 このバス路線については、第1回定例会で広域行政の視点から質問しました。徳島バスが、この4月から7つの系統を廃止することになり、鳴門線では徳島と岡崎海岸の系統、徳島と小鳴門橋の系統が廃止になるということで、もっと広域的にバス路線を見直し、検討する必要があると申し上げました。今回は、この広域という視点に加えて、実質的にバスを利用する市民の皆さんが、積極的にバスを利用するようになるにはどのようなバス路線にすべきなのかという視点で質問してまいります。
 まずは、もう一度鳴門市内を走るバス路線の現状についてお伺いいたします。
 御答弁により再問します。

 次に、学区制について、2学期制について質問いたします。
 徳島県の県立高等学校の通学区域についての質問であります。通学区域が県内全域、いわゆる全県1区である併設型高等学校や専門学校、総合学科の通学区域については除きます。すなわち、全日制普通科の学区制について質問いたします。
 鳴門市教育委員会に対してこのような質問を行うことは、なかなか難しい判断であります。と申しますのは、この全日制普通科の学区制の制定については、徳島県教育委員会から基本方針が示され、実施されているからであります。しかしながら、その基本方針なり実施方法が、県立高等学校の全日制普通科を受験しようとする鳴門市の生徒たちにとって、いや鳴門市以外の市町村の生徒たちにとっても、余りにも不平等であり、不公平であり、無配慮であり、そして知恵のない制度であるとの視点から質問するものであります。まず、私が思っている、感じていることでありますが、この学区制の難点を幾つか申し上げますので、今年度の鳴門市の高等学校、高校入試についての状況について御答弁をいただきたいと思います。
 鳴門市は、第2学区に属しております。ここには、9つの高等学校があります。すなわち、鳴門、板野、阿波、名西、阿波西、穴吹、脇町、辻、池田、この9つの高等学校が第2学区にあります。しかし、鳴門市で自宅から通学可能な高等学校は、実質的には鳴門高等学校、鳴門渦潮高等学校、板野高等学校の3校しかありません。鳴門市から池田高等学校や脇町高等学校を受験することは、この自宅からの通学可能という点からしてなかなか現実的ではありません。一方、西のほうの池田や脇町から見ても同様のことであり、鳴門市内の高等学校を受験することはなかなかありません。この距離間隔を見れば、第2学区の選定がいかに現実離れしているかよくわかります。どのような観点からこの学区の線引きになったのか、線引きを誰がどのような考えで行ったのか、全く理解できません。
 一方、鳴門市に隣接する松茂町、北島町、藍住町は、同じ第2学区の地域に入りながらも第3学区、すなわち徳島市と同じように、県立の城東、城南、城北、徳島北高等学校、徳島市立高等学校も選択できます。鳴門市からはなぜ選択できないのでしょうか。このような地域間の不公平、そして選択の幅が余りにも不公平であるということ、これも全く理解できない点であります。この制度は、平成16年度から導入されました。この第3学区制は、徳島県議会や公立高等学校入学者選抜制度改善検討委員会での審議を踏まえて決定したとされています。しかし、当初から以上のような多くの問題を露呈しつつ、不公平である課題を解決できないままに毎年続けられてまいりました。鳴門市として、もうこれ以上、このような不公平な制度の存続を認めていくわけにはいきません。抜本的な変更が必要であると主張すべきであります。ここで私たちの共通認識のために、今年度、平成28年度の高校入試はどのような状況だったのか、御答弁願います。そして、鳴門市の全日制普通科高等学校の通学区域について、鳴門市としてどのような問題意識を持ち、徳島県教育委員会にどのような提案なり要望をしてきているのでしょうか、質問いたします。
 御答弁により再問します。

 次に、2学期制についてでありますが、鳴門市では、平成17年度から市内の幼稚園、小学校、中学校に2学期制を導入しました。鳴門市の2学期制導入の方針としては、教育活動全体にゆとりを持たせ、教師と子供がしっかりと向かい合い、学校生活における満足感が得られるように、授業時数の確保や特色ある学校づくりの観点から2学期制を導入したということであります。今日まで日本の四季折々を通じて1学期、2学期、3学期があり、なおかつ学期の始めにはちゃんとした始業式、そして終業式、また入学式、卒業式があり、そういうような伝統ある行事といいますか、制度として3学期制が定着しておりました。それが、学校週5日制が始まり、土曜日の授業日数が少なくなった分を2学期制にしたら中間の始業式、終業式がなくなるので、その日数で賄える、補えるというようなことから、そのような論点、視点から2学期制にするということもありました。果たしてそのような授業時間的な視点からの2学期制の導入などそれほど大事なことなのでしょうか。今となっても、私は3学期制に戻したらどうかという思いがいたします。
 そこで、鳴門市は今現在、この2学期制についてどのように検討され、問題点、課題点を持ち、これからどのようにされていくのか、お伺いいたします。
 御答弁により再問いたします。

〔事業推進監[地方創生担当]兼企画総務部長 林 泰右君 登壇〕
◎事業推進監[地方創生担当]兼企画総務部長(林泰右君)会派創心クラブの代表質問に御答弁いたします。
 委託先の選定についての御質問でございますが、契約の締結に際しては、地方公共団体について公正かつ適正な運用を確保する観点から、一般法上の制度に関する特例を初め、契約自由の原則に対する制約を定めている地方自治法などの法令や議会において議決された予算に基づき執行をいたしているところでございます。委託料について具体的に申し上げますと、予定価格が50万円以上のものは、原則一般競争入札や指名競争入札による方法で、予定価格が50万円未満のものは、地方自治法施行令において規則を定めることにより随意契約することができるとされておりますので、競争の原理が働く見積もり合わせなどの方法により委託先の選定を行っております。また、地方自治法施行令では、業務を受託する業者が1社しかない場合など、その性質や目的が競争入札に適しないときや緊急の場合などには、随意契約によることができるとされております。このため、指定管理者の選定など単に価格の安さだけで選定することが望ましくない業務の場合などには、受託希望者から企画や提案を募り、その中から最もすぐれた企画や提案をした者と随意契約をするプロポーザル方式などにより委託先を選定いたしております。このように、委託先の選定につきましては、関係法令に基づき、業務内容等も勘案しながら決定をいたしているところでございます。
 続きまして、本市におけるバス路線の現状についての御質問でございますが、現在、市内を運行しているバス路線は、徳島バスの自社路線、市営バス廃止時に徳島バスに移行した協定路線、本市が委託運行している地域バス路線の3つの運行形態があります。徳島バスの自社路線につきましては、徳島バスが国、県の補助金を受けて運行している徳島駅から小鳴門橋、鳴門公園、ウチノ海公園等を結ぶ路線であります。その乗客数につきましては、平成25年度約23万4,000人、26年度約24万4,000人、27年度約25万3,000人となっており、年間約1万人の増加となっております。また、市から徳島バスに補助金を拠出することにより運行している協定路線につきましては、旧市営バスが運行していた鳴門駅を始点とする引田線、北泊線、大麻線、鳴門公園線、高島線の5つの路線があります。その乗客数につきましては、平成25年度約22万3,000人、26年度約22万7,000人、27年度約22万3,000人となっており、ほぼ横ばいで推移しております。さらに、本市が民間のタクシー会社に委託運行している地域バスにつきましては、鳴門駅を始点とし、ボートレース場前、鳴門病院前、大道銀天街、市役所前を巡回する市内循環線と里浦方面等をつなぐ里浦粟津高島線の2路線があります。その乗客数につきましては、平成25年度約3万5,000人、26年度約3万7,000人、27年度約3万9,000人と年間約2,000人増加しております。これら市内のバス路線の利用者全体を合わせると、平成25年度約49万2,000人、26年度約50万8,000人、27年度約51万5,000人と年々増加しており、その内訳は、現金利用者が横ばいとなる一方で、高齢者等無料優待券の利用者が増加している状況であります。こうしたことから、市民の移動手段として、バス路線は依然重要な役割を果たしていると考えております。

〔教育長 安田 修君 登壇〕
◎教育長(安田修君)まず、本年度の高校入試の状況についてでございますが、徳島県公立高等学校入学者選抜試験、いわゆる高校入試につきましては、学校設置者である徳島県教育委員会において、各地域の中学校の生徒数の動向や進学希望調査の結果及び学科やコースのバランス等を総合的に勘案し、毎年定員を決定していると承知しております。全日制普通科について申し上げれば、徳島県では、平成16年度より現在の3学区制とされており、本市は第2学区に位置づけられております。この第2学区の中学生は、東は鳴門高等学校、西は池田高等学校までの9校の高等学校のうちから受検することが原則とされ、学区外の学校への入学については、限られた枠が設けられております。平成28年度の高校入試において、本市の多くの中学生が受検する鳴門高等学校、鳴門渦潮高等学校、板野高等学校において、例年を上回る不合格者が生じたことに対し大きな危機感を持っております。
 次に、本市における全日制普通科高等学校の通学区域についてでございますが、本市の中学生が高校進学を目指した場合、地理的な条件から通学の便を考慮すると、現状の学区制においては、進学先高等学校の選択の幅が他の地域に比べ狭い状況にあると考えております。このことから、本年5月16日に市教育委員会から県教育委員会に対し、本市生徒が高等学校へ進学する際の選択肢の拡大について検討いただくことと入学者選抜における地域間での公平性の一層の確保のため、各高等学校の募集人員及び学区を含めた全県的な公立高等学校入学者選抜のあり方の検討について要望を行ったところでございます。また、市長は、5月23日に開催されました平成28年度知事・市町村長会議において、学区制に関する問題提起と要望を県に対し直接行われたと承知しております。今後におきましても、本市の中学生の進路選択に支障が生じないよう、高等学校入試の状況を的確に捉え、各中学校においては、より一層きめ細やかな進路指導に努めるとともに、県教育委員会に対し、必要な働きかけを行ってまいりたいと考えております。
 続きまして、2学期制についての御質問でございますが、本市における2学期制は、子供たち一人一人の個性を大切にしたきめ細やかな指導や適正な評価を行うことを目的とし、平成17年度から県下に先駆けて実施しております。この2学期制の導入により、始業式や終業式の回数が減ることなどで、年間20時間程度の授業時数が確保できることや学習に対する評価期間が長くなり、児童・生徒に対する適正な評価や指導ができることなどの効果が上がっていると認識しております。2学期制の導入から10年が経過し、教育現場にも2学期制が定着していると認識しておりますが、他方で全国的にも、また徳島県内においても、通知表やテストの回数が少ないことに対する保護者の不安などから3学期制に戻す自治体もございます。本市といたしましても、10年を経た今、学期制のあり方については改めての検証が必要であると考えております。また、国においては、平成32年度からの新学習指導要領の本格実施を目指し、現在改訂作業を進めているところですが、小学校における外国語教育の充実のため、授業時数をふやす方向での検討がなされており、本市におきましても、授業時数拡充に向けたさらなる取り組みが必要となってまいります。市教育委員会といたしましては、次期学習指導要領への対応を含め、授業時数の拡充や学期制のあり方等について総合教育会議での場で御議論をいただくとともに、学校関係者や保護者、有識者の御意見などをお聞きし、検討を行ってまいりたいと考えております。

〔19番 三津良裕君 登壇〕
◆19番(三津良裕君) 予算の中の委託先の選定方法についてどのように選定しているのかお伺いしました。関係法令に基づき、予定委託料が50万円以上は原則一般競争入札や指名競争入札の方法で委託先の選定を行っている。50万円未満は競争の原理が働く見積もり合わせなどの方法により随意契約で委託先を選定を行っているとのことであります。また、指定管理者の選定などは、プロポーザル方式などで委託先を選定しているとのことであります。一般の工事請負契約の締結、例えば学校給食センターの新築工事などについては、地方自治法第96条議会の議決を求めるとして細かく1件ごとに議案として提出されてまいります。一方、この委託料については、委託先の選定方法は、法令に基づいてであり、法令等の規定がない限り、委託料がどれほど多額でも議会の議決を伴わず、一般競争入札や指名競争入札の方法で委託先が決まってしまっているということと私は理解しております。理解できますが、私が申し上げたいのは、予算審議のときに委託事業と委託予算額だけで審議していますので、その後委託先の選定方法や委託先が決定すれば、決算審査まで待たずに決定の都度随時にそのことを議会に報告できないかということであります。
 御答弁により再問いたします。

 次に、バス路線について現状をお聞きしました。徳島バスの自社路線、徳島バスに補助金を出しての協定路線、鳴門市からの委託運行の地域バス路線があり、バス路線全体の利用者は年々増加していて、内訳として現金利用者数は横ばいではあるが、高齢者等無料優待券の利用者は増加しているとのことでありました。
 さて、鳴門市の自動車保有台数の推移、特に普通車、小型車、軽四輪車の合計台数ですが、平成18年度には3万3,456台、昨年の平成27年には3万5,964台であります。この10年間で内訳として普通車が816台の増加、小型車は逆に2,656台の減少、一方軽四輪車、軽四は4,348台の増加であります。これは、鳴門市の道路事情とバス路線の不備な点を反映していると私は思います。また、平成27年度で高齢者の運転免許保有割合は、高齢者数が1万7,813人に対して60%の1万743人が運転免許を高齢者の方、お持ちです。これから5年後、10年後、15年後、将来間違いなく高齢者の運転者が減少していきます。そして、その移動手段に市内バス路線を頻繁に使うようになることでしょう。こうした見通しの中で、今のバス路線でいいのかどうかであります。これからも乗車料金だけで運営できない中、路線の行き渡っていない地域、またバスの便数、バスの形態、協定路線か地域バスか検討しなければなりません。鳴門市のこれからのバス事業、バス路線について、将来の見込み、5年後、10年後の対応をどのように考えているのでしょうか、お伺いします。
 以上、御答弁により再問いたします。

〔市長 泉 理彦君 登壇〕
◎市長(泉理彦君) 本市におけるバス路線の将来見込みとその対応についての御質問でございますが、本市の人口は、総人口では減少しておりますが、逆に高齢者人口は増加しており、バス利用者が漸増している一因となっていると考えております。しかしながら、昨年度策定した人口ビジョンでは、高齢者人口も平成32年度には減少に転じる見込みであり、一方では、鳴門市総合戦略において、さまざまな定住人口対策の取り組みを推進しているところであります。したがいまして、さらに先の利用者見込みに関しましては、その効果や団塊の世代の高齢化、自動車運転免許証返納者の増加など、総人口だけでは想定できない人口の変遷等も見きわめる必要があると考えております。こうした中、市内のバス路線の利用者は、年間50万人を超えておりますが、現状で見ますと、乗車料金のみで経費が賄える、または賄える可能性のある路線はないのが実情であり、まずはその安定維持を図る必要があると考えております。そのため、その存廃が徳島バスの経営判断に委ねられている自社路線は、県を初め、その路線に関係する市町村と緊密に連携する必要があり、徳島県生活交通協議会において、バス会社との意見交換や市町村間の情報交換を行うことにより、路線維持を図ってまいりたいと考えております。
 また、協定路線につきましては、いかに本市の補助金を抑制しながら効率的かつ効果的に運行ができるかを検討する必要があります。こうしたことから、非常に厳しい環境ではありますが、事実上、唯一の選択肢である徳島バスと協議をする中で、費用の抑制を図ってまいりたいと考えております。
 一方、地域バス路線につきましては、プロポーザル方式により、委託業者を決定しているところでありますが、過去2回において最終的に提案書を提出した事業者は1社でありました。こうしたことから、安全性を確保しながら、適切な競争が促せるよう、その方式においてもさまざまな検討をしてまいりたいと考えております。
 さらに、事業効果と収入確保の観点から見ると、いずれの路線も利用者数が乗車定員までには至っておりませんので、今議会へ御提案させていただいている運転免許を自主返納した高齢者に対する支援制度など市民の方々のニーズ等を把握しながら、できるだけ多くの皆様に御利用いただけるよう努めてまいりたいと考えております。こうした取り組みを行う中で、5年後、10年後、それぞれバス事業を取り巻く環境や利用者のニーズの動向も見きわめながら、例えば地域住民が主体となり運営するコミュニティーバスや一時的に必要なデマンド交通、交通量の少ない地域でのフリー乗降の可能性を調査研究するなど、適宜利用の状況とかかる費用等を勘案しながら、適切に対応してまいりたいと考えております。

〔事業推進監[地方創生担当]兼企画総務部長 林 泰右君登壇〕
◎事業推進監[地方創生担当]兼企画総務部長(林泰右君) 予算執行段階における議会への説明についての御質問でございますが、委託料には公の施設の管理や庁舎の警備及び清掃の委託、専門的知識を必要とする試験、研究、調査などの委託に要する経費などがございます。まず、公の施設の管理として、地方自治法に基づく指定管理者制度がございますが、委託先に関しましては、予算議案として、債務負担行為を議会でお認めいただいた後に、公募プロポーザル方式により選定委員会において指定管理候補者を選定し、指定管理者の指定について議会の議決を経て決定されております。このように、指定管理者の指定を初め、事務の委託など、法令等の規定に基づき議会の議決が必要な事案につきましては、議会に事前審議をお願いいたしております。また、議会の議決は不要であっても、業務の性質上、入札事務に寄らず、公募プロポーザル方式による事業者選定を行った委託業務については、選定結果について市公式ウエブサイトにおいて公表を行っております。今後におきましても、適切かつ誠実に市政に関する説明責任を果たしてまいりたいと考えております。

〔19番 三津良裕君 登壇〕
◆19番(三津良裕君) それぞれ御答弁いただきまして、登壇、第3回目ですので、意見、要望をつけて質問を締めさせていただきます。
 委託料につきましては、予算審議のときに委託先が未定の委託料について、委託先が決まるときに法令等の規定に基づき必要な事案については議会に事前審査をお願いしている。また、公募プロポーザル方式での選定結果は、鳴門市の公式ウエブサイトに公表しているとの御答弁でありました。全ての委託料について、その委託方法が必ず適正かつ誠実であるとの前提でありますが、後々の決算審査のときまで全ての委託料が公開されないよりも、委託先が決まり次第公開したらどうですかという提案であります。検討の余地があろうかと思いますので、御検討ください。
 次に、バス路線については、コミュニティーバスやデマンド交通、フリー乗降の可能性の調査研究など適切に対応していきたいとの御答弁がありました。要望といたしましては、鳴門市のバス路線を徹底的に分析し、鳴門市全体を網羅するようなバス路線として構築していただきたいと思います。今、乗客数が少ないから、道路が狭いから入りにくい、入り組んでいるからなどの理由で路線から外れている地域があります、区域があります。停留所まで長い地域もあります。また、これから高齢化が進む中、自動車を運転しなくなる年齢の方々がふえてまいります。その方々は、市内の移動においてバスを利用したいとバス路線の充実に期待しております。市民の要望に応えられるバス路線となりますように、将来的な御検討をいただきたいと思います。
 次に、2学期制についてですが、全国の約20%の自治体で2学期制を採用しております。残りの約80%の自治体では、まだまだ3学期制が続いております。鳴門市では、日本の風土に合った3学期制を2学期制に変更してから10年たちます。その成果はあったのでしょうか。教育とは、徳育、知育、体育であります。その実践には、制度が必要であり、情緒が必要であり、環境が必要であります。制度に無理があったり、急激に環境を変えたりすると、必ず子供たちの情緒が育たなくなります。学期の始めには、必ず始業式があり、終わりには終業式がある。先生は教壇という一歩上の場所に立って子供たちを教え導いてこそ先生であり、給食はトラックで配ってくるものではなく、自校方式でもって身近な調理員さんがつくった食事をいただいてこそ食の教育であります。また、卒業式から蛍の光や仰げば尊しの歌が消えてから何年もたちます。出席者全員が、親子が、教職員が、地域の方々が、子供たちとともに小学校6年間、中学校3年間の日々を思い出に、心に刻みながら、周りの方々に感謝する式、卒業式であります。全員がともに歌える歌、蛍の光や仰げば尊しでありました。その風景が消えてしまいました。今の学校は、多くの古きよき環境が失われつつあります。そう思われてなりません。そのひずみがじわじわっとあらわれて、事件や事故につながっていくのではないでしょうか。まずは3学期制に戻して、学校の環境を安定させることであると思います。

 次に、学区制については、平成28年5月16日、ことしの5月16日に、鳴門市教育委員会から徳島県教育委員会に高等学校の選択肢の拡大と全県的な選抜のあり方の検討について要望したとのことであります。また、市長におかれましては、5月23日に開催された平成28年度知事・市町村会議において、学区制に関する問題提起と要望を県に対して直接行われたとの御答弁でありました。鳴門市は、徳島県教育委員会に対し、これからも徹底的に繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し提案や要望を行っていくべきであります。子供たちの受験の時期は、人生においてその瞬間しかありません。全日制普通科を全県1区にすべきであり、徳島県立高校でありながら、徳島県の中で制限されて受験できない高校があるというならば、県立という看板にはなりません。徳島県の学区制のような制度がいかに矛盾に満ちた不公平な制度であるか、徳島県教育委員会はどうしてわからないのでしょうか。鳴門市からもっともっと強く要望していきましょう。このように、県立全日制普通科高等学校の学区制の問題、課題について検討することは、徳島県教育委員会の所管であるといっても、徳島県下市町村全域にわたる広域的な行政課題であり、私たち鳴門市にとって最も重要な行政課題であります。これからの行政は、広域連携行政というのが重要なポイントになると思います。第1回定例議会の会派代表質問において、水道事業、消防、ごみ処理、火葬場、病院、道路管理、鉄道、バスなどそれぞれについて鳴門市と他の市町村との連携的な行政運営について広域行政の実態と今後の方向性についてお伺いしました。その質問の中で、例えば水道事業については、浄水場の改築に当たり、近隣市町村との間で広域化すること、水質管理、水量の管理などについても上流の市町村と広域に連携することが大事なことであると申し上げました。そのときの御答弁は、今年度より浄水場の近い北島町と検査費用の削減を図るため、原水の水質検査の一部について業務の連携を始めたところであります。今後も現在策定中の水道事業ビジョンの目標実現に向けて、推進すべき施策の一つである広域化や業務の共同化についての調査検討を引き続き行ってまいりたいとの見解でありました。私たちの会派のメンバーと他の会派の有志の方々ともどもに、北島町の町長さんや議会の方々とお会いして、水道事業について広域に連携していきましょうとのお話し合いをしてまいりましたが、今期定例会に開会日に市長の所信の中で、広域化の一環として、北島町から浄水場の共同建設、維持管理等で連携を図るいわゆる共同化についての申し入れがあり、検討するため担当者レベルの会を設けることとしましたとの御報告がありました。これからの広域行政の方向性を指し示すまことに時期を得た事業であると喜ばしいことであり、大いに賛同いたします。
 最後に、昨日、台風16号の接近に伴い、大雨により新池川や旧吉野川の水位が氾濫注意水位に達して河川に接する多数の地区に避難準備情報が発令されました。見て回りますと、大津町の徳永、吉永あたりのなると金時の畑が水没して、民家が孤立しているところもありましたが、あの大雨があと何時間か降り続いていたらどうなっていただろうかと恐ろしくなってまいります。大雨に伴う河川の水量、市内の水路、農業用水路の変化について、十分に調査して、氾濫させないような対策をとっていかなければなりません。ここ最近、全国各地に想定外と思われるような災害が発生しております。確かに自然のことですから、想定外があるでしょうが、きのうのきょうであります。情報を十分に集約して、分析して、次の大雨に備えるべきであります。きのうの夕方、台風一過、青空が少し見えました。誰もがほっとしました。大雨も河川の氾濫警戒もなかったように思いがちです。しかし、今こそ対応策を考える絶好の時期ではないでしょうか。きのうの対応策の報告を待っております。
 以上で会派創心クラブの代表質問を終わります。
難中の難。一休さんの話。20230531。 2023/05/31
一休さんに、こんな(有名な)話があります。

ある老人が、一休さんを訪ねてきて、
「一休さん、私は今年80になるので、先が短いように思われてはなりません。どうか、もう少し長生きができるように、ご祈祷をお願いします」
と言いますと、一休さんは、
「そうか、お前さんは、どのぐらいまで生きたいんじゃ」
と問われました。
「そうですなぁ、何とか百歳ぐらいまで、お願いできますまいか」
「ふぅむ、たったそれだけでよいのか、はなはだ欲が少ないのう。それでは、百歳以上は願わぬのじゃな」
「え、待って、待ってください、和尚さま、百歳限りでよいというのではございませぬ。思い切って、百五十歳までお願いいたします」
「おお、そうかそうか百五十歳か、どうもお前さんは欲が少ないのう、それでは百五十歳の年末には死ななければならぬが、それでよいのじゃな」
「……。では…、そうでございます、なんとか三百歳までお願い申し上げます」
「どうもお前さんの欲の少ないのには驚いた。なぜ一生 死なない祈禱を願わぬのか」
老人は驚いて、
「これはまことに耳よりな話をうけたまわるものでございます。そんなご祈祷がありますか」
「あるともあるとも、釈迦如来のご説法じゃ、それによって安心を得るのじゃ」
と、詳しく仏教を説き示された、ということです。

再び、蓮如上人の【御文章】に曰く、

仏教の【目的】、人間に生まれてきた【目的】とは、
ただふかく ねがふべきは後生なり また たのむべきは 弥陀如来なり 信心決定してまいるべきは 安養の浄土なり
(よくよく、後生のことを阿弥陀佛にお頼みして信心決定し死して後には必ずや極楽に行くこと、が【目的】である)

『あなたが、このたび、人間に生まれてきたのは、【この「目的」】のためです。人間に生まれて、人間としての命ある間に、必ずや、私(釈尊)の教えを聴いて、必ずや、人間に生まれてきた【この「目的」】を果たしてください。』
と、説いています。

しかし、この【目的】を果たすこと、解決すべきことが、難しい、といわれています。
難中の難。経典に説かれていること。20230526。 2023/05/26
仏語弥勒・
如来興世・難値難見・
諸仏経道・難得難聞・
菩薩勝法・諸波羅蜜・得聞亦難・
遇善知識・聞法能行・此亦為難・
若聞斯経・信楽受持・難中之難・無過此難・
是故我法・如是作・如是説・如是教・
応当信順・如法修行・


仏語弥勒・
 仏、弥勒に語る。
如来興世・難値難見・
 如来の興世、値い難く見え難い。
諸仏経道・難得難聞・
 諸仏の経道、得難く聞き難し。
菩薩勝法・諸波羅蜜・得聞亦難・
 菩薩の勝法、諸波羅蜜、聞くことを得ること亦難し。
遇善知識・聞法能行・此亦為難・
 善知識に遇い、法を聞き能く行ずること、此亦難しと為す。
若聞斯経・信楽受持・難中之難・無過此難・
 若し斯の経を聞きて、信楽し受持すること、難中の難、此に過ぎて難きは無からん。
是故我法・如是作・如是説・如是教・
 是の故に我が法、是くのごとく作し、是くのごとく説き、是くのごとく教う。
応当信順・如法修行・
 応当に信順して法のごとく修行すべし。


釈尊が弥勒菩薩に仰せになった。
「如来がお出ましになった世に生れることは難しく、その如来に会うことも難しい。
また、仏がたの教えを聞くことも難しい。
菩薩のすぐれた教えや六波羅蜜の行について聞くのも難しく、善知識に会って教えを聞き、修行することもまた難しい。
ましてこの教えを聞き、信じて、たもち続けることは、もっとも難しいことであって、これより難しいことは、他にない。
そうであるから、わたしはこのように仏となり、さまざまなさとりへの道を示し、ついにこの無量寿仏の教えを説くに至ったのである。
そなたたちは、ただこれを信じて教えのままに修行するがよい」

   佛説無量壽経 巻下より
この世で 一番難しいこと 20230524。 2023/05/25
「仏教」とは、「仏」の「教え」です。
  「仏」とは、悟りを開かれた「釈尊」のことです。
  「教え」とは、悟りを開かれた「釈尊」の「教え」です。

その「教え」は、経典(一切経)として残り、伝わってきています。

 仏説摩訶般若波羅蜜多心経 仏説無量寿経 仏説観無量寿経 仏説阿弥陀経 華厳経 維摩経 理趣経 仏遺教経 仏垂般涅槃略説教誡 大般涅槃経 法華経 地蔵菩薩本願経 仏説延命地蔵菩薩経 仏説観弥勒菩薩上生兜率天経 仏説薬師如来本願経 等々

 膨大な数になります。

この経典(一切経)が、「釈尊」の「教え」です。

この「教え」(経典)は、膨大な数ですが、説いていることは、【唯、一点】です。

 仏教の「目的」とは、
  人間に生まれてきた「目的」とは、

を説いています。

つまり、『あなたが、このたび、人間に生まれてきたのは、【この「目的」】のためです。人間に生まれて、人間としての命ある間に、必ずや、私の教えを聴いて、必ずや、人間に生まれてきた【この「目的」】を果たしてください。』
と、説いています。

ですから、『あなたが、このたび、人間として生まれてきて、【この「目的」】を果たさずして、死んだのでは、今度は、再び、いつ、何年後に、何千年後に、何億後に、人間に生まれてきて、【この「目的」】を果たせるのでしょうか。』

過去の「聖徳太子、最澄上人、空海上人、法然上人、親鸞上人、日蓮上人」などの方々が、心から、必死になって、叫ばれているのです。

では、具体的に、【この「目的」】とは、………。

 蓮如上人の【御文章】電光朝露の章(一帖目 第十一通)に、

ただふかく ねがふべきは後生なり また たのむべきは 弥陀如来なり 信心決定してまいるべきは 安養の浄土なり

他力の大信心の次第を よく存知したらんひとに あひたづねて 信心決定して その信心のおもむきを 弟子にも をしへて もろともに 今度の一大事の往生を よくよく とぐべきものなり

と、あります。

これが、仏教の【目的】、人間に生まれてきた【目的】と、説いています。

しかしながら、この【目的】を果たすこと、解決すべきことが、難しいのです。

この世で、一番 難しいことなのです。

     ………、と経典に、説かれています。
この世で 一番難しいこと、とは ? 20230517。 2023/05/17
ここで 皆さんに 質問です。

この世で 一番 難しいこと とは、何でしょうか。

この世 人間世界で 一番 難しいこと とは、何でしょうか。

人間に 生まれてくること
150歳まで 健康的に 生きること
宝くじの一等に 何回も連続して 当たること

それ以上に 難しいこと と言えば さぁて 何でしょうか。
第1回(令和5年3月)定例議会 20230221 答弁。@財政状況について ➁行財政改革について ➂特別会計について ➃広域行政の推進について 2023/03/31
【初 問】
1.財政状況について
(質 問)
現状の認識と課題について。
またその課題の解決策をどのように令和5年度当初予算に反映したのか。
(答 弁)
財政状況について。
現状の認識と課題についてですが、歳入の根幹となる市税が人口減少や地価の下落などの影響により減少傾向にあること、歳出面では、社会保障関係費や公共施設の維持管理費の増に加え、新庁舎整備事業や文化会館などの大規模事業に取り組んでいることから、投資的経費や物件費の増額も見込まれています。
さらに、今後において、先の大規模事業に係る市債の償還も始まることから、依然として厳しい財政状況が続くものと認識いたしております。
こうした状況は、令和5年度から8年度までを計画期間とする「シン・スーパー改革プラン」の収支見通しに反映しており、計画を着実に実行することで、将来にわたり、持続可能な財政運営を図るとともに、新たな財政需要にも的確に対応するため、計画期間中には、2年に一度、収支見通しの見直しを行うこととしています。

次に、こうした課題への令和5年度当初予算での対応についてですが、まず、歳入の確保として、地域資源を最大限活用した返礼品開発や、情報発信の強化などによる、「ふるさと納税寄附金」の推進を図るとともに、新庁舎整備事業などの大規模事業には、基金を有効活用することなどにより、安定的な財政運営に必要な財源の確保に取り組んでいます。
 また、歳出抑制の取組みでは、当初予算編成の前段階には、事務事業の改廃・見直しの検討を進めるとともに、業務手順の見直しを促進することにより、人件費等の抑制に繋がる改善も進めています。
さらに、予算編成過程においては、「あらたな なると」のまちづくりに必要な施策に予算の重点化を図るとともに、投資的経費においては、事業の緊急性、必要性などから、事業の取捨選択による精査を行ったほか、経常的な経費へのマイナスシーリングも設定し、引き続き、事務事業を精査したところです。
 特に、投資的経費については、国の令和4年度第2次補正予算で対応可能な事業は、令和4年度に前倒しの上、市債の活用では、交付税措置などの条件が、より有利な補正予算債を活用するなど、歳出予算の縮減を図るとともに、将来負担の軽減にも繋がるよう対応しております。

1.財政状況について
(質 問)
市税収入の現状をどのように認識し、対応するのか。
(答 弁)
市税の現状についてですが、
主な市税の令和3年度決算額と5年前の決算を比較すると、個人市民税については、平成29年度決算額、約25億8,800万円に対し、令和3年度決算では、約24億6,800万円と、額にして、約1億2,000万円、率にして、約5パーセントの減となっております。
主な減少要因としましては、人口の減少に伴う、納税義務者数の減と考えております。
次に、法人市民税については、平成29年度決算額 約7億3,900万円に対し、令和3年度決算では、約6億3,800万円と、額にして、約1億100万円、率にして、約14パーセントの減となっております。
法人市民税の減少の大きな要因としては、税制改正により、令和元年度から法人税割の税率が、12.1パーセントから8.4パーセントに引き下げられたことが挙げられます。
次に、固定資産税については、平成29年度決算額 約36億300万円に対し、令和3年度決算では、約34億4,400万円と、額にして、約1億5,900万円、率にして、約4パーセントの減となっております。
課税の基準となる土地の価格は、依然として下落が続いており、これに伴い、課税額も減少傾向となっています。
これに加え、令和3年度の固定資産税の減少については、新型コロナウイルス感染症対策として実施された約1億1,500万円の課税免除が大きく影響を与えております。
市税収入全体でも、平成29年度決算額 約75億6,000万円に対し、令和3年度決算では、約71億9,500万円と、約3億6,500万円の減となっており、人口の減少や地価の下落の影響が大きいものと認識しております。
 なお、税制改正や新型コロナ対策による市税の減収については、県や国からの交付金により措置されています。

続いて、市税の現状への対応についてですが、
令和5年度当初予算では、新型コロナウイルス禍からの企業業績の回復を見込み、法人市民税などの増額により、対前年度当初予算比3.6%増の70億4,100万円としていますが、コロナ以前の税収までの回復は見込めない現状となっております。
こうしたことから、本市の対応といたしましては、「サテライトオフィスなどの企業誘致推進事業」、「アフターコロナ・事業者支援・パッケージ事業」、「『半農半X』推進シェアハウス事業」、「なると まるごと 子育て応援パッケージ事業」など、令和5年度当初予算に計上した各事業も効果的に推進することにより、地域経済の活性化や雇用の拡大、交流人口や移住者の増加、若年層の定住促進等を図ることで、市税の増加にも繫げてまいりたいと考えております。

1−2.行財政改革について
(質 問)
 委託事業の事業費は、どのように積算され、予算として、最終的な金額の決定はどのようにしているのか。
また、令和2年度と3年度において、委託事業の総額と件数、そのうち、随意契約の状況について。
(答 弁)
 まず、委託事業費の積算と予算額の決定についてですが、
 本市が外部に委託する事業は、その内容が技術面などで専門的な業務の場合や、比較的軽易な業務であっても直営より効率的な場合、さらに民間の活力を活用する方がより効果的な場合など、個々の業務内容に応じて委託しております。
 この委託事業費の積算は、国等が示す積算単価基準や、本市が作成する業務仕様書により市職員において積算するほか、専門的な業務などについては、事業者から参考の見積もりを徴取の上で、これまでの業務状況や実績を勘案して積算する手法があります。
こうして積算された委託事業費については、予算編成過程において、委託する内容に対し、適切な積算となっているかどうか精査した上で、最終的な委託事業の予算額を決定しております。

次に、令和2年度及び3年度の委託事業の件数と総額、またそのうち随意契約の状況についてですが、
随意契約は、「地方自治法施行令」及び「鳴門市契約に関する規則」の規定に基づき、委託の場合、予定価格が50万円以下の場合や、50万円を超える場合にあっても施行令の規定に該当する場合には、随意契約によることができるとされています。
令和2年度では、一般会計及び特別会計の委託事業として、1,083件、総額 約26億5,000万円となっており、そのうち随意契約によるものは、979件、約21億100万円、金額ベースでは全体の約79%となっております。
また、令和3年度では、1,153件、総額 約26億6,200万円となっており、そのうち随意契約によるものは、1,068件、約22億600万円であり、金額ベースでは全体の約83%となっております。
特に、令和3年度におきましては、専門性の高い「新型コロナウイルス・ワクチン接種事業」において、市内の各医療機関に委託したことから、令和2年度と比較して、随意契約による割合が高くなっています。

3 特別会計について
【質問】
一般会計から特別会計への繰出金の内容と状況について
【答弁】
 ➀ 国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計について、いくつかご質問をいただいております。
 まず、一般会計から特別会計への繰出金額についてですが、令和3年度におきましては、
国民健康保険事業特別会計への繰出金は、低所得者の保険料の軽減措置を補うために繰り出す保険基盤安定繰出金など6億3,044万2,538円、
後期高齢者医療特別会計への繰出金は、同様の保険基盤安定繰出金など2億6,288万2,384円、
また、介護保険事業特別会計への繰出金は、介護給付費にかかる一般会計負担分など10億7,275万9,000円となっております。

【質問】
 次に、2025年問題を踏まえた特別会計の健全化に対する考え方と対策について、
A 全国的に少子高齢化が進む中、団塊の世代が後期高齢者を迎える令和7年に向けては、医療や介護などの社会保障費の増大が、2025年問題として懸念されております。
B 本市の人口構造におきましても、平成30年3月末時点においては、65歳以上の高齢者数は19,269人、高齢化率は33.2%、また、75歳以上の後期高齢者数は9,575人となっておりましたが、
令和4年12月末時点においては、高齢者数は19,454人、高齢化率は35.5%、後期高齢者数は10,149人とそれぞれ増加しており、特に後期高齢者数が増大しているところでございます。
C こうした状況に伴い、
国民健康保険における1人あたりの医療費は、
平成30年度の41万755円から令和3年度には42万8,024円となり、
後期高齢者医療制度では、
平成30年度の109万8,178円から令和3年度には112万3,181円となっております。
D また、介護保険制度におきましても、
介護給付費が平成30年度の約57億1千万円から、令和3年度には約60億2千万円となるなど、今後も、医療費・介護給付費の増加傾向が続くことが想定されることから、元気な高齢者づくりが必要であると認識しております。
E 本市では、このような状況に対応するため、
従前より市民の健康寿命の延伸を図る健康増進計画を推進するとともに、高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を3年ごとに策定し、こうした状況を見据えた各種施策の展開を図っており、高齢になり、介護や医療が必要な状況になっても、住み慣れた地域で尊厳をもって暮らしていくことができる「地域包括ケアシステム」の構築に取り組んでおります。

F 主な取り組み内容といたしましては、病気の早期発見、早期治療といった一次予防はもとより、生活習慣病や重症化予防に向けた各種施策を実施するとともに、自立支援に向けた地域ケア会議の開催や、いきいきサロン活動の普及啓発、フレイル予防推進事業の展開などを積極的に推進してまいりました。
G さらに今年度より、新たに、医療保険・介護保険・介護予防事業・各種健診などのデータを活用した、介護予防DX推進事業に取り組んでおり、介護予防事業の効果検証を行うとともに、本市高齢者の特性・課題の分析を行い、分析結果やエビデンスに基づく事業展開を図るなど、高齢者の自立支援・重度化防止に向けた取り組みを進めているところでございます。
H 今後においても、こうした取り組みを継続して実施するとともに、保険料収入の安定的な確保や医療費・介護給付費の適正化などを推進することにより、特別会計の健全化に取り組んでまいります。

1 広域行政の推進について
(答弁)
まず、本市における「広域行政」の現状についてですが、事務事業によっては行政区域を越えた広域的な取り組みにより、市民サービスの向上や事務の効率化が図られることから、本市においても国や県、近隣市町の動向や広域化のメリット、デメリット等を勘案しながら、広域行政の推進に取り組んでおります。

「水道事業」は、市町村経営と独立採算が原則とされておりますが、人口減少等により小規模事業体の経営が困難になると見込まれるなか、国は事業統合や経営の一体化、施設の共同化など多様な広域連携手法による運営を推進しております。
 本市でも、旧吉野川を挟んだ対岸にあり、老朽化や耐震性能など共通の課題がありました本市と北島町の浄水場について、共同で整備した場合の建設費や維持管理費などの削減効果が期待できることや、施設の共同化を図る場合には国の有利な財源が利用できることなどから、「鳴門市・北島町共同浄水場整備事業」を推進しているところであります。

次に、「消防」の状況につきましては、平成20年に徳島県の消防広域化推進計画により、県内1消防本部の計画が発表されましたが、平成31年に徳島県消防広域化推進計画を改訂し、県内1消防本部から県内5ブロックとし、5消防本部へ段階的な広域化に変更されました。
 また、それと併せて消防指令センターの共同運用案が、徳島県から示され、
令和17年度を目指し取組むこととなりました。

次に、「ごみ焼却場」や「火葬場」は、市単独で運営しており、現在、必要な修繕等を実施し、安定的に稼働できていることから、今後も引き続き、適切な維持管理に努めることにより、安定稼働を続けていきたいと考えております。

次に、「病院」に関する取り組みにつきましては、本市では、救急医療体制において、一般的な疾病や外傷等に対処する診療時間外の初期救急医療体制として、鳴門市医師会にご協力をいただき、夜間・休日当番医制を実施しております。
 こうした体制で対処できない重篤な救急患者については、徳島県の東部U2次救急医療圏において、鳴門病院のほか、東徳島医療センター、きたじま田岡病院、兼松病院、稲次病院、小川病院に診療を担っていただいております。
 さらに、2次救急医療で対処が困難な場合は、3次救急医療体制として、徳島県立中央病院、徳島赤十字病院などの救命救急センターが受け入れる位置付けとなっております。
 今後におきましても、こうした市域を超えた体制を通じて、市民の生命を守ってまいりたいと考えております。

次に、「道路管理」につきましては、道路法第3条の規定により、道路の種類は国道、県道、市道に分かれており、それらの認定及び維持管理は、各道路管理者が行うこととなっております。
 また、道路灯や防犯灯などの道路の附属施設についても、各管理者が必要に応じて設置や管理を行うこととなっており、その区分けがなされているところであります。
 今後も整備において連携が必要となる場合につきましては、適宜協議等を行い、対応に努めてまいりたいと考えております。

次に、「鉄道」につきましては、JR四国が本市に係る鳴門線及び高徳線の一部を運行しており、高徳線については、高松駅から徳島駅までの複数の市域を跨ぐ広域的な路線となっており、ビジネスシーンをはじめとする、様々な場面で利用されております。
 しかしながら、JR四国の経営状況は非常に厳しい状況が続いており、今後も路線を維持していくためには、JR四国だけでなく、行政や関係団体等との連携が不可欠であるため、本市といたしましては、令和4年7月に「JR鳴門線に関する意見交換会」を開催するなど、鉄道路線の活用についての機運醸成に努めております。

最後に、「バス事業」につきましては、市町を跨ぐ広域的な路線として、徳島駅から小鳴門橋、鳴門公園等を結ぶ徳島バスの「自社路線」と、鳴門駅から東かがわ市や板野町へ運行している徳島バス「協定路線」があり、年間数十万人以上の利用があります。
 バス路線の広域的な連携につきましては、「徳島県生活交通協議会ワーキング部会」において、バス会社や市町村間での情報共有、意見交換などを定期的に実施しております。

 また、「鳴門市地域公共交通計画」を策定する中で実施した市民アンケートや利用実態調査において、徳島市や板野郡内の地域へのアクセス性の課題について、ご意見をいただいておりますので、今後、鳴門市地域公共交通計画に基づく施策を推進していく中で、地域間交流の基盤となる公共交通体系の整備に努めてまいります。
第1回(令和5年3月)定例議会 20230221 質問。@財政状況について ➁行財政改革について ➂特別会計について ➃広域行政の推進について 2023/03/31
【質問】財政状況について
1−1−(1)財政状況 現状の認識と課題について
1−1−(2)財政状況 課題への令和5年度当初予算での対応について
1−1−(3)財政状況 市税収入の現状をどのように認識し対応するのか

 議長より登壇の許可をいただきましたので、会派創心クラブを代表して、通告に従って質問いたします。
 1つ、市長の政治姿勢について、要旨といたしましては、鳴門市の財政状況について、行財政改革について、特別会計について、お伺いいたします。
 2つ目に、広域行政について、広域行政の推進について、お伺いいたします。

 今期第1回定例会は、令和5年度の予算審議の定例会であります。
 新庁舎整備事業、公共交通対策事業、地域活性化、中心市街地活性化、観光振興、文化振興、農業・林業・水産業振興、福祉・介護保険制度の充実、子育て支援の充実、教育環境の充実、また都市環境の整備、地域支援事業、そしてボートレース事業、水道事業など、総額293億4千万円の予算案が提出されました。
 そしてまた、この1月17日で阪神・淡路大震災から28年となり、3月11日には東日本大震災から11年目となることから、災害に強いまちづくりへの取り組みとして防災意識の高揚を図りつつ、津波避難施設の整備、公共施設の耐震化など、重要課題が山積みされております。
 市民の生命を守る行政こそが最大の課題であります。これらの課題克服に向けての事業が予算化されています。

 ➀ そこで質問ですが、このたびの令和5年度当初予算において、鳴門市の現状と課題をどのように認識しているのでしょうか。
 ➁ そして、その課題をどのように解決しようとして令和5年度の予算に反映しているのでしょうか。重点を置いた課題にどのように取り組もうとするのでしょうか、質問します。
 ➂ 次に、予算案の歳入と歳出の内訳を見てみますと、鳴門市の財政状況は、なかなか厳しいものがあると思われます。
 このたびの予算総額、29,340,000千円の、
 歳入の内訳として、市税は70億4千100万円で、令和4年度の予算額、68億700万円から、2億3,400万円増加していまして、自主財源が118億3,000万円、自主財源は全体の予算の40.3%ですが、それも繰入金の25億7,600万円を引きますと、自主財源が92億5,400万円となり、自主財源は、全体の予算の31,54%となります。
 そして、歳出の義務的経費の人件費、扶助費、公債費の合計は135億300万円で、自主財源の118億3,000万円をはるかに上回っております。
 そこで質問ですが、
このたびの令和5年度当初予算において、鳴門市の財政状況は依然として楽観視できる状況ではないと見受けられますが、この市税収入の予算の内容について、どのように認識し、対応していくのでしょうか、質問いたします。
 以上、御答弁により再問いたします。

【質問】行財政改革について
1−2−(1)行財政改革 これまでの取組について
1−2−(2)行財政改革 委託事業費の積算と予算額の決定について

 次に、鳴門市はこれまでスーパー改革プランに基づいて行財政改革を行ってきておりますが、さまざまな分野での経費削減の余地も少なくなってきている様子でありまして、より一層の難しい財政運営を迫られております。
 そこで質問ですが、これからも、ますます行財政改革への取り組みが必要であると思われますが、かといって重要な事業は進めていかなければなりません。
 今後において事業の優先順位をつけた取捨選択が必要であると思いますが、行財政改革に、これまで、どのように取り組んできたのでしょうか。
 そして、今後の見通しについて、どのように取り組んでいくのか、質問いたします。
 以上、御答弁により再問いたします。

 次に、委託事業費の積算と予算額の決定について
 当初予算の委託料について、であります。
 委託料については、予算審議の際に、委託内容である事業名と委託の予算額は提示されますが、委託先については未定が数多く見受けられます。
 委託先が未定である中、予算が可決、承認されていくのであります。

 今年度令和5年度の当初予算から、一般会計予算の中で幾つか事業名と委託料を申し上げますと、
企画総務部では、情報化推進費の中で
「新庁舎における庁内ネットワーク関連機器等移設及び構築業務」に、47,101千円、
庁舎管理費の中で、「新庁舎電話設備整備業務」に50,000千円、
税務課、固定資産税課税費の中で「デジタル空中写真撮影及びデジタルオルソ画像作成」に12,430千円
新庁舎建設事業費、「新庁舎サイン設計・製作設置業務」に68,000千円、また「造作什器制作設置業務」に57,000千円
などがあります。
 また、企業会計では、モーターボート競走事業会計では、「大型映像装置ユニット更新業務」に680,000千円
などがあります。
 何点が、ちょっと上げてみたのですが、以上のように予算審議のときに委託先の決まっていない、委託先未定の委託料予算を審議してまいります。

【質問】行財政改革 委託事業費の積算と予算額、金額の決定について
 委託事業の事業費は、どのように積算され、予算として、最終的な金額の決定はどのようにしているのでしょうか。
また、令和2年度と3年度において、委託事業の総額と件数、そのうち、随意契約の状況をそれぞれお答えください。
 以上、御答弁により再問いたします。

【質問】特別会計について
1−3−(1)特別会計 一般会計から特別会計への繰出金の内容について
1−3−(2)特別会計 2025年問題に対する考え方と対応について

 次に、一般会計から特別会計への繰出金の内容と状況について
 2025年問題を踏まえた、特別会計の健全化に対する考え方と対策について、質問いたします。
 以上、御答弁により再問いたします。

【質問】広域行政の推進について
2−1−(1)広域行政の現状と推進について
 最近は、各自治体では人口が減少しており、一方、新しい道路や新しい橋が整備されるなど、他の市町村との交流、行き来が簡単になり頻繁になりました。
 多くの方々が他の市町村に自家用車で通勤したり、買い物にも出かけたりしております。個人からすれば、自宅のある自治体よりも近隣の自治体に親しみがあったりする方が多くなってきております。
 このような現状の中で、行政事業を広域で行っていくことは、時代の流れであると思います。
 以前に、本市における広域行政の現状と考え方について、質問しましたが、ご答弁では、
 本市におきましては、厳しい財政事情の中、より一層の事務の効率化や行政コストの削減が求められておりますが、一方では多様化する市民ニーズや増加する広域的な課題に的確に対応する必要があり、そのために広域行政の推進は有効な手法の一つであると考えており、これまでの鳴門市の取り組みとしては、一部事務組合として、市町村税等の滞納整理の共同処理を行う滞納整理機構を持つ徳島県市町村総合事務組合、広域連合として、後期高齢者医療給付等の共同処理を行う徳島県後期高齢者医療広域連合、県が主体となり、旧吉野川流域の市町村の下水道の終末処理を行う旧吉野川流域下水道事業などの広域的な取り組みを行ってきており、一定の成果を上げているところであります、とのご答弁でありました。

 ここで質問です。改めて、水道事業、消防、ごみ処理、火葬場、病院、道路管理、鉄道、バス、それぞれについて、鳴門市の広域行政の実態と、鳴門市はこれからどのようにされるのか、その現状と方向性をお伺いいたします。

 御答弁により再問いたします。
仏教の「目的」と、人間に生まれてきた「目的」。その➂。 2023/02/11
その「目的」は、
 蓮如上人の【御文章】電光朝露の章(一帖目 第十一通)には、

ただふかく ねがふべきは後生なり また たのむべきは 弥陀如来なり 信心決定してまいるべきは 安養の浄土なり
(よくよく、後生のことを阿弥陀佛にお頼みして、信心決定し、死して後には、必ずや極楽に行くこと、が目的である)

他力の大信心の次第を よく存知したらんひとに あひたづねて 信心決定して その信心のおもむきを 弟子にも をしへて もろともに 今度の一大事の往生を よくよく とぐべきものなり
(善知識に遇って、信心決定し、死して後には、必ずや極楽に行くこと、が目的である)

と、あります。

永平寺の雲水の方に、問い聞いてみたいです。
これが、仏教の「目的」、人間に生まれてきた「目的」ですか、そして、その「目的」を達成する、【唯一絶対の方法】なのですか、と。
仏教の「目的」と、人間に生まれてきた「目的」。その➁。 2023/02/07
「目的」を、蓮如上人の【御文章】から見てみましょう。

 御文章 電光朝露の章
(一帖目 第十一通)
それ おもんみれば 人間はただ 電光朝露の ゆめまぼろしの あひだの たのしみそかし
 たとひまた 栄華栄耀にふけりて おもふさまのことなりといふとも それはただ 五十年乃至百年のうちのことなり もし ただいまも 無常のかぜきたりて さそひなば いかなる病苦にあひてか むなしく なりなんや まことに死せんときは かねて たのみおきつる妻子も 財宝も わが身にはひとつも あひそふこと あるべからず されば死出の山路のすえ 三塗の大河をば ただひとりこそ ゆきなんずれ これによりて ただふかく ねがふべきは後生なり また たのむべきは 弥陀如来なり 信心決定してまいるべきは 安養の浄土なりとおもふべきなり これについて ちかごろは この方の念佛者の坊主達 佛法の次第 もてのほか 相違す そのゆえは 門徒のかたより ものをとるを よき弟子といひ これを信心のひとといへり これ おほきなる あやまりなり また弟子は 坊主に ものをだにも おほくまいらせば わがちから かなはずとも 坊主のちからにて たすかるべきやうにおもへり これも あやまりなり かくのごとく 坊主と門徒のあひだにおいて さらに當流の信心の こころえの分は ひとつもなし まことにあさましや 師弟子ともに 極楽には 往生せずして むなしく 地獄におちんことは うたがいなし なげきても なほ あまりあり かなしみても なほ ふかくかなしむべし しかれば 今日よりのちは 他力の大信心の次第を よく存知したらんひとに あひたづねて 信心決定して その信心のおもむきを 弟子にも をしへて もろともに 今度の一大事の往生を よくよく とぐべきものなり あなかしこあなかしこ 文明五年九月中旬

何とも言えない、難解な「お言葉」です。

73歳で大病した父の【願い】、大手術の後、退院して、私に「やり遺したことがある、一緒に四国八十八カ所を回りたい」との【願い】を聞いてから、なぜ一緒に、なのか、なぜ「四国お遍路」なのか、と思いつつ、色んな「仏教書」を読みふけりました。

歎異抄、徒然草、方丈記、そして、御文章など。

それらには、何とも言えない、「生き方、生き様、死に方、死に様」がありました。
人生、これから、という二十代の私は、複雑な心境になっていきました。
余命三年と宣告(主治医から私だけが聞いていた)されている父を毎日見ながら、あの夏の時に見た永平寺の雲水の姿が浮かんできたのです。
仏教の「目的」と、人間に生まれてきた「目的」。その@。 2023/02/04
「仏教」とは、「仏」の「教え」です。
  「仏」とは、悟りを開かれた「釈尊」のことです。
  「教え」とは、悟りを開かれた「釈尊」が、「教え」られたことです。
これが、「仏教」です。

その「教え」は、経典(一切経)として残り、伝わってきています。
  仏説摩訶般若波羅蜜多心経 仏説無量寿経 仏説観無量寿経 仏説阿弥陀経
  華厳経 維摩経 理趣経 仏遺教経 仏垂般涅槃略説教誡 大般涅槃経
  法華経 地蔵菩薩本願経 仏説延命地蔵菩薩経 仏説観弥勒菩薩上生兜率天経
  仏説薬師如来本願経 等々 膨大な数になります。
これが「釈尊」の「教え」です。

この「教え」(経典)は、膨大な数ですが、説いていることは、【唯、一点】です。
    仏教の「目的」とは、
    人間に生まれてきた「目的」とは、
を説いています。

『あなたが、このたび、人間に生まれてきたのは、【この「目的」】のためです、
  人間としての命ある間に、必ずや、私の教えを聴いて、
    必ずや、その「目的」を果たしてください。』
と、説いています。 

『あなたが、このたび、人間として生まれてきて、【この「目的」】を果たさずして、
  死んだのでは、今度は、いつ、その「目的」を果たせるのでしょうか。』

過去の「聖徳太子、最澄上人、空海上人、法然上人、親鸞上人、日蓮上人」そして「明治天皇」などの方々が、心から、必死になって、叫ばれています。
   (この方々の著作からも、真剣な叫びが、伝わってきます。)
第4回(令和4年12月)定例議会 20221208 答弁。@環境行政について ➁水産業の振興について 2023/01/23
【答 弁】
 まず「搬入路」についてですが、災害時の対応を行う上でも、搬入路の必要性は十分認識しております。
 しかしながら、搬入路の整備には、相当な事業費を要するなどの課題があり、現時点では具体的な方法を見出せておりませんが、引 き続き検討をしてまいりたいと考えております。
 
 次に、「用地の境界確定」についてですが、クリーンセンターの用地は、周辺の環境保全や緩衝帯の確保などを考慮し、約56ヘクタールを取得いたしております。
 この用地の境界につきましては、施設建設と並行しながら確定作業を進め、用地の周囲7.08キロメートルの内、 約3.6キロメートルの境界確定を終えておりました。
 残りの約3.5キロメートルの部分につきましては、財産保全の観点から、令和2年度に約175メートルの境界確定を行いました。
 その後も引き続き地権者と交渉しており、今年度中に一部境界立会を実施する予定としています。今後についても、同意の頂けたところから、順次、境界を確定していきたいと考えております。

 次に、「次期候補地」についてですが、現在のクリーンセンターは、施設稼働後15年目を迎えておりますが、必要となる修繕等を適切に実施することにより、安定的な稼働を行えております。
 引き続き、現施設を適正に管理することで、安定的な稼働を継続させたいと考えており、次期候補地についての検討はいたしておりません。

【答 弁】
 まず、「火葬業務の民間委託」についてですが、これまで、火葬場の民間委託については、「スーパー改革プラン」や、「スーパー改革プラン2020」に基づき、簡素で効率的な行政運営を目指し、定員の適正化を図るため正規職員の退職者の不補充を継続するとともに、民間委託することについて検討してきました。
 現在は、正規職員2名と会計年度任用職員2名の計4名で年間900件あまりの火葬業務を行っておりますが、本年度末には、正規職員2名が定年退職を迎え、正規職員が不在となることから、令和5年度から火葬業務を民間委託することとしております。
 民間委託に際しては、故障など緊急時への対応や、疾病等による欠員発生時への対応などを考慮し、より安定的な業務が継続できるよう努めてまいりたいと考えております。

 次に、「火葬場運営の広域化」についてですが、本市の火葬場は、平成18年度から平成19年度の2か年計画で、建物本体の耐震化を図るとともに、環境面に配慮した最新鋭の大型火葬炉4基を設置する全面改修を行いました。
 現在の施設は、全面改修後15年が経過しておりますが、必要となる修繕等を適切に実施することにより安定的な稼働を行えていることから、現在のところは、新たな施設を建設し、広域的に火葬施設を運営することについては検討いたしておりません。

【答 弁】
 道の駅「くるくる なると」で販売されているわかめ商品についてですが、開駅当初は、一部、鳴門わかめ以外を原料にした商品があったところ、5月下旬より切り替えを順次行い、現在、全種類が鳴門わかめを原料にした商品となっております。
 また、本施設の商品選定については、管理運営に係る業務仕様書に記載している、・「地場産品の販売を通じた地域の魅力のPR」・「地場産品を原料としたオリジナル商品の開発」・「他地域からの調達も含めた、消費者ニーズに対応した十分な品揃えの確保に努める」等の方針に基づき、実施しているところです。
 こうした方針に基づき、本施設については、「ここにしかないもの」と「十分な品揃え」がある、地域住民・観光客が共に楽しめる、「体験型食のテーマパーク」をコンセプトに施設運営を行っております。
 なお、消費者ニーズを踏まえた十分な品揃えを行う点については、施設の賑わい創出のほか、利用者の客単価を上げることで、利益を生み出し、その利益によって、全国の消費者に最も魅力を伝えるべきコンテンツである、本市の地場産品のPRや地場産品を活用したオリジナル商品の開発等に再投資を行う、自立・自走が可能な、先進的な道の駅のビジネスモデルを採用したものです。
 今後におきましても、より消費者ニーズを踏まえた、十分な品揃えに努めるなど、採用しているビジネスモデルを踏まえ、引き続き訴求力の高い施設運営に、鋭意、努めてまいりたいと考えております。

【答 弁】
 「鳴門わかめ」ブランドを守るための取り組みについてのご質問ですが、徳島市の仲卸業者が中国産わかめを「鳴門産」と偽って表示・販売したことにつきましては、「鳴門わかめ」ブランドのイメージ低下を招く行為であり、市内の生産者や加工業者への影響が懸念されております。
 現在、徳島県が生産者や加工業者に風評被害等、その影響について聞き取り調査を行っており、県と情報共有を図りながら、現状把握に努めているところです。
 本市では、このような事案を未然に防止するため実際に市場に流通している「鳴門わかめ」について、炭素・窒素・酸素・水素の4つの安定同位体比により生産地を判別する科学的産地判別分析を定期的に実施しております。
 本調査については、職員の県外出張等を利用し、県外流通品を中心に調査するとともに、時期ごとのわかめの出荷量を考慮し、今後もより効果的なタイミングで継続的に実施してまいります。
 また、産地名の不適正表示防止対策の強化に向けては、適正な食品表示と加工履歴管理を備えた加工業者を県が認定する「鳴門わかめ認証制度」の認定業者を増やしていくことも重要であります。
 今後におきましても、県や漁協、鳴門商工会議所、認定業者で組織する「鳴門わかめ認定業者連絡会議」と連携しながら、認証制度の普及・定着をさらに推進するとともに、県内外でのPRキャンペーンなど、「鳴門わかめ」ブランドを守るため、関係者一丸となって取り組んでまいります。
第4回(令和4年12月)定例議会 20221208 質問。@環境行政について ➁水産業の振興について 2023/01/23
 議長より登壇の許可をいただきましたので、通告に従って質問します。
 今回の質問のキーワードは「広域」であります。
 行政の、自治体の業務として、事業施設の利用者は、そのほとんどが、その自治体の住民だ  けに止まらす、市外、県内、時には国外も含めた「広域」であります。例えば、鳴門市には、立岩に、県立の鳴門総合運動公園 鳴門・大塚スポーツパーク、陸上競技場・ポカリスエットスタジアム、野球場・オロナミンC球場、体育館・アミノバリューホール、ソイジョイ武道館、そして、鳴門ウチノ海総合公園がありますが、利用する場合、私たち鳴門市民だけに限定されず、鳴門市外、徳島県内の人たちなど、広く、多くの皆さんに利用されています。
 また、例えば、ボートレース鳴門の舟券は、松茂町、北島町、藍住町などの近隣の方々はもちろんのこと、広く、日本全国のボーレース・ファンの方々から、購入されています。

 今回の質問は、鳴門市という自治体の枠にとどまらず、これからの行政事業の方向性、その地域を拡大した「広域」であります、「広域行政」をキーワードに、質問します。

1つに、環境行政について、
質問の要旨は、クリーンセンターについては、クリーンセンターへの搬入路について、クリーンセンターの敷地の境界線の確定について、クリーンセンターの次期候補地の選定について。
火葬場については、民間への事業委託について、火葬場の広域行政について。

2つに、水産業の振興について、
質問の要旨は、鳴門産わかめについては、道の駅「くるくる なると」で販売されている鳴門産以外の商品について、鳴門ブランドを守るための支援について、であります。

【質 問】
 最初に、クリーンセンターについて、クリーンセンターへの搬入路であります。これは平成15年9月第3回定例会から今まで、何度も何度も質問してきました。なぜなのか。それは、当初に予定されていた搬入路の工事が完成していないからであります。
 当初と言いますと、平成15年9月、第3回定例会において、当時の市長は、所信表明の中で、次のように申されました。
 搬入路につきましては、北灘町櫛木の国道からのルートを予定しておりました。しかし、相当の期間を要することが予想され、平成18年度の操業開始までに完成が見込めないことから、当分の間、工事用の進入道路を拡幅し、搬入路として使用したいと考えています。
 その所信表明を受けて、次のように質問しました。
 市長は、平成11年5月、改めて、ごみ処理施設の建設候補地15カ所を比較検討して、さらに平成11年11月には、建設候補地を板東中谷と瀬戸町浦代の2カ所に絞りまして、この2カ所の比較検討を、財団法人とくしま地域政策研究所に委託しました。
 そして、平成12年2月28日、鳴門市・藍住町環境施設組合議会の平成12年 第1回定例会において、比較検討された結果を尊重して、建設予定地は瀬戸町浦代地区に決定すると決断した、と報告して、この時点で瀬戸町浦代が再度、建設予定地として決まったのであります。
 この選定において比較検討された項目、1つは、工事費、2つにごみの収集効率性、3つに、それぞれの建設場所への進入道路の建設費、そして参考として環境関係の調査がありまして、その結果、総合評価において、大麻町の中谷地区と比べて、瀬戸町浦代地区が優位な候補地であると評価されて、再度、瀬戸町浦代地区が、建設予定地に決まったのであります。

 比較検討した、瀬戸町浦代と板東中谷、それぞれの建設場所への進入道路の建設費ですが、
 瀬戸町浦代の建設場所への進入道路の建設費は、国道11号線の櫛木からの進入道路980メートルと、県道亀浦港櫛木線からの進入道路480メートル、この2本の道路の、工事費が約8億2,000万円。
 大麻町中谷地区の建設場所への進入道路の建設費は、工事費が約20億5,000万円。
 瀬戸町浦代の工事費が、約8億2,000万円。
 大麻町中谷地区の工事費が、約20億5,000万円、であります。

 このように評価され、この進入道路の建設費・工事費を比較検討しても、瀬戸町浦代が候補地として優位である、ということが提示され、瀬戸町浦代が再度、建設予定地として決定したと、そういう経緯なのであります。進入道路の建設費を比較して、低い方の瀬戸町浦代に決定したのです。
 この進入道路の建設費というのは、候補地を決定的にした、それほど大事な、大事な比較検討項目だったのであります。

 しかしながら、その後、建設スケジュールを精査し、再検討した結果、工事等に相当な期間を要し、平成18年度中の操業開始までに完成を見込めないので、工事用進入道路を拡幅して搬入道路として使用します、となったのです。
 搬入道路の建設費が高額だから、相当な事業費を要するから、予定していた搬入路を作らないというのではないのです。
 操業開始に間に合わないから、当分の間、工事用進入道路を搬入路とします、ということだったのです。

 そこで、では、その当分の間とはどのぐらいの期間なのでしょうか、。いつになったら、搬入路を作るのですか、との質問に対して、当分の間とは、工事が完成するまでです、との御答弁がありました。
 そして、今でも、その「当分の間」が、操業開始から15年を経過した今でも、ずっと続いていて、工事は未完成のままであれます。

 ここで、再度の質問ですが、平成18年度中の操業開始までに完成を見込めなかった、国道11号線、櫛木からの道路980メートル、搬入路工事の現状 見通しと今後について、どのようになっているでしょうか、お伺いいたします。

【質 問】
 次に、クリーンセンターの敷地の境界線についてであります。
 この件につきましても、平成15年9月の議会から何回も境界線の課題について質問し、意見を申し上げてきました。
 これも当初からの経緯を、ここで、もう一度振り返ってみます。

 鳴門市は、平成10年5月から6月にかけて、鳴門市土地開発公社が、国への補助申請に急を要するということで、三井建設から登記簿上の面積で購入いたしました。
 その当時から境界が確定していない土地がありましたという見解です。
 このような取引では、国への補助申請に急を要するということで、三井建設から登記簿上の面積で購入したとはいえ、その後に、早急に、土地の売り手である三井建設は境界の確定に立ち会い、境界を確定させる義務があると思いますが、それがいまだに、停滞しています。
 その上に、このまま、いまだ半分近くの境界が確定しない不自然な状態で放置しておけば、鳴門市の市有財産として保全上、将来的にもますます問題が広がります。周辺の地権者の方々に早急に歩み寄って境界を確定できるよう努力していただきたい、このような意見を申し上げたのであります。
 その後、地図の混乱地であることや、隣接地の権利関係の複雑さ等から、境界確定の作業が進まず、今になっても残りの未確定の境界線が全く確定しておりません、との御答弁もありました。
 残っている約50%弱の境界確定について、現状の問題点なりと今後の方針について質問いたします。

【質 問】
 次に、クリーンセンターの次期候補地の選定について、であります。
 現在のクリーンセンターは、施設稼働後15年目であります。まだ15年目なのか、もう15年目なのか、思い返せば、15年以上も前に、ごみ焼却施設が老朽化してきて、今日にでも操業がストップかもしれない状態の中で、早急に、新たな焼却場の建設の必要性に追い立てられ、瀬戸町浦代と板東中谷を比較検討する用地選定に費やした時間と費用、混乱など、また、今でも、未だに搬入路を当初計画どおりの整備さえも、できないような状況であり、当初に予定していた道路の工事費、つまり建設予定地が瀬戸町浦代地区に決まった項目である工事費を、今になって、相当な費用であると言いながら、具体的な方法がないから工事に取りかかれない現状であります。
 そこで、今後の何年間か、また、何十年間かの間に、現在のごみ焼却施設の耐用年数が、過ぎていったり、老朽化していったりして、新しいごみ焼却施設の建設を考えるとなった時に、どのようにすればいいのでしょうか。
 今のうちに、今から、広域行政を視野に入れて、次の、新たなクリーンセンターの次期候補地の選定に向けて、その準備、検討してみては、どうでしょうか。

 御答弁により、再問します。

【質 問】
 次に、水産業の振興について、として、鳴門産わかめについて、道の駅「くるくる なると」で販売されている鳴門産以外の商品について、お伺いします。

 今年 令和4年2月29日、四国で89番目、徳島県では18番目となる道の駅「くるくる なると」がオープンしました。

 オープンから大盛況であります。駐車場がいつも満杯になるなど、市内、市外の方、また県外の方にも旅行者の方にも大好評であります。
 しかし、この前の6月17日、6月27日の徳島新聞に報道されたように、外国産、韓国産もしくは中国産ワカメを原料とした加工品が売られていて、5月下旬から、販売を中止した、との報道がありました

 その記事によりますと、
【鳴門市と指定管理者によると、販売を中止したのは和風わかめスープやふりかけなど。鳴門市の指定管理者の子会社が企画したものでは、韓国産もしくは中国産を原料とする商品5種類の販売を取りやめた。
現在。取リ扱っているワカメ関連商品については、鳴門産を含む国内産に切り替えた。関係者からの指摘を受けて、取り扱うのはそぐわないと判断した】 との報道でありました。

 道の駅「くるくる なると」のパンフレットには、
【私たちは、鳴門の美味しさで、世界に愛と笑顔と元気を伝えたい、私たちは、鳴門産食材のおいしさ、厳しくも豊かな自然、生産者の真摯なこだわり、今日(こんにち)まで息づく歴史と伝統、人の温かさと聡明さを再発見し、笑顔になれる時間を提供します。とあります。

 にもかかわらず、道の駅「くるくる なると」で、交流拠点施設で売られていた外国産わかめの加工品販売を色々な関係者から指摘を受けて中止するという問題が起きたのです。

 ここで質問ですが、このような事の経緯について、この施設での商品の選定について、鳴門市と指定管理者の管理運営はどうなっているのでしょうか。そして、その後にどのように改善されたのか、お伺いします。

【質 問】
 次に、水産業の振興について、として、鳴門産わかめについて、鳴門ブランドを守るための支援について、であります。

 これも、11月18日付の徳島新聞に報道された、わかめ鳴門産偽造、徳島市の仲卸業者による鳴門わかめの産地偽装事件について、この経緯はどういうことだったのでしょうか。

 何度も何度も頻繁に起こる、ワカメの鳴門産偽装、こういう事件が起こるたびに、今まで積み重ねてきた鳴門ブランドが、一気に信用なくしてしまいます。
 この鳴門ブランドを大切にして、真面目に、真面目に取り組んできた、守ってきたワカメ関係会社や生産者、販売者の方々の落胆ぶりはいかがなものかと思います。

 鳴門市として、鳴門わかめブランドを守るためにどのように取り組んでいるのか、お伺いします。

以上、ご答弁より、再問します。
真の幸福とは。➄。20221107。 2022/11/07
わが子が、毎日元気よく、学校(保育所、幼稚園、小・中学校)に通い、元気よく、我が家に帰ってくること。

持っていた「株」が予想以上に「上がり」、大儲けをしたこと。

ご近所と仲良く「あいさつ」をして、家族円満、親戚・友達と笑い話が絶えないこと。

流行りの高級車を買って、乗り回せること。

などなど。

皆さんは、「どれが真(まこと)の幸せ」と思いますか。

世の中での【成功】ですか、【地位】や【財産】を得ることですか、
むろん、これらは、人生において、
誰もが「求める幸せ」ではありますが、

仏教(悟りを開かれたお釈迦【仏】の【教】え)では、
真の幸福とは、経典に【願い】として あるように、

 我等と衆生と皆共に佛道を成ぜんこと
 往生安楽国
 共生極楽成仏道
 願生安樂國
 我等与衆生 皆共成仏道
 一家面々現世安穏、後生極楽
であります。(真の幸福とは。➃。を参照してください)

仏教(悟りを開かれたお釈迦【仏】の【教】え)が明かに説いた、
真の幸福とは、【極楽成仏】であり、【往生安楽国】であり、【後生極楽】であります。
(真の幸福とは。➂。を参照してください)

すなわち、
 「大涅槃」と呼ばれる
 『真の安心』を 得ることであり
 その人の一生が 
 たとえ 
 どのようなもので あったとしても
 全ては
 人生の最期に
 この『真の安心』を 得た姿で
 生涯を終えられるかに
 かかっているのです

毎日、私たちは、経典を唱えつつ、
そうなるように、【願】っているのです。

私と一緒に四国八十八カ所を回りたい、と【願った】こと、
そのことを、73歳で大病した父は「やり遺したこと」と言いましたが、
なぜ一緒に、なのか、
なぜ「四国お遍路」なのか、
と思いつつ、回りましたが、

その答えは、

【人生の最期に 『真(まこと)の安心』を 得た姿で
 生涯を終えられる 『真(まこと)の安心』を
【願うこと】だったのです。

ならば、二人で、無事に、四国八十八カ所を回り終えましたが、
人生の最期に『真(まこと)の安心』を得られるのでしょうか。

すなわち、回り終えることを、【結願】と言いますが、

無事に回り終えたならば、

人生の最期に、必ずや、『真(まこと)の安心』を得られるという【願】が、

成就するのでしょうか。
真の幸福とは。➃。20221018。 2022/10/18
 それでは、日本の仏教各宗派では「真の幸福の理(ことわり)」をどの様にお唱えしているのでしょうか。今までに、日本各地のいろいろな寺院を参詣して、その事務所・売店で購入してきた「勤行集」に、その「理(ことわり)」を訪ねてみます。

真言宗 廻向文
願わくは 此の功徳を以て 普(あまね)く 一切に及(およぼ)し
我等と衆生と皆共に 佛道を成ぜんことを

浄土宗 総回向偈
願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国

浄土宗 総願偈
衆生無辺誓願度 煩悩無辺誓願断
法門無尽誓願知 無上菩提誓願証
自他法界同利益 共生極楽成仏道

浄土真宗
願以此功コ 平等施一切 同發菩提心 往生安樂國
世尊我一心 歸命盡十方 无碍光如来 願生安樂國

浄土真宗 領解文
もろもろの雜行雜修自力のこころをふりすてて 一心に阿弥陀如来 我等が今度の一大事の後生 御たすけ候へと たのみ申して候 たのむ一念のとき 往生一定 御助け治定と存じ このうえの稱名は 御恩報謝と存じ よろこび申し候 この御ことわり聴聞まうしわけ候こと 御開山聖人御出世の御恩 次第相承の善知識のあさからざる御勧化の御恩と ありがたく存じ候 このうへは さだめおかせらるる御おきて 一期をかぎり まもり申すべく候

天台宗 総回向文
願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成仏道

天台宗 四弘誓願
衆生無辺誓願度 煩悩無量誓願断
法門無尽誓願知 無上仏道誓願成

天台宗 回向文
又願わくは 此の勝縁に依って、一家面々現世安穏、後生極楽、如来大悲、哀愍護念

永平寺 回向
願はくは 此の功徳を以て 普く 一切に及ぼし
我等と衆生と皆共に 佛道を成ぜんことを

法隆寺 太子和讃
况や塔寺の御名を聞き 一花の供養する人も 順次往生疑はず 一佛淨土に生るべし
願我命終時 盡除諸障碍 面見阿彌陀 往生安樂国

法隆寺 回向
願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成仏道
真の幸福とは。➂。20221017。 2022/10/17
 その後、父は、介護は必要でしたが、寝たきりにはならず、母や孫二人と共に家族でお寺参りを繰り返しながら、宣告された3年を超えて、17年間、一緒に暮らしました。享年91歳でした。

 父は、私と一緒に四国八十八カ所を回ることで、私に何を伝え、何を残したかったのでしょうか。

 それは、『菩提心』であった、と思います。

 そして、この間に、仏教とは「仏の教え」であり、仏とは「仏陀、釈尊」のことであり、釈尊が説かれた教えが、今でも一切経という「経典」として残されていて、真言宗や天台宗、浄土真宗などの日本の各宗派は、どの宗派とも、釈尊の残された一切経「経典」を基本として存在しているので、宗派は違っていても、全部「仏陀、釈尊の教え」に従っているから、どの宗派も「存在する『目的』は、すべて「『同じ』である、『共通』している」と教えられました。

 それでは、各宗派の『共通』する「存在『目的』」とは、何でしょうか。

 その答えとして、あるお寺でいただいたパンフレットに、次のようにありました。

 私たちは 
  何のために生まれたのでしょうか
 私たちは
  死んだらどこへ行くのでしょうか
 真(まこと)の幸福とは 何でしょうか

   これらの問いに対する理(ことわり)を
   明らかにしたものが 仏教です

 仏教が明かした 真の幸福とは
 「大涅槃(だいねはん)」と呼ばれる
 『真の安心』を 得ることであり
 その人の一生が
 たとえ
 どのようなもので あったとしても
 全ては 人生の最期に
 この『真の安心』を 得た姿で
 生涯を終えられるかに
 かかっているのです
真の幸福とは。➁。20221017。 2022/10/17
 我が家の菩提寺は、四国八十八カ所霊場 第21番の太龍寺、和食の悉地院です。
 私と一緒に四国八十八カ所を回りたい、そのことを、73歳で大病した父は「やり遺したこと」と言うのです。
 なぜ一緒に、なのか、なぜ「四国お遍路」なのか、と思いつつ、『あと、三年』を知らない父を助手席に乗せて、順番に回りました。

 私と「仏教」との出遭いは、私のお勤めとして、小さい時から「お茶とう」と言って、毎朝一番の「お番茶」を仏壇にお祭りすることでした。
 仏壇には、遺影があります。昭和19年2月5日、海飛操縦士として、20歳で戦死した長男の軍服姿の写真です。父、42歳にして、戦争で若き息子を亡くしたのです。それを毎朝、詳しいことを知らずして、何となく見ながら、手を合わせていました。

 中学校の頃から、自然と「般若心経」を唱えるようになりました。その後、23歳の夏、永平寺に参詣した時にいただいた「修證義」を手にするまで、お経と言えば「般若心経」それだけでした。
真の幸福とは。➀。20221016。 2022/10/16
 23歳の夏。縁あって、永平寺に参詣(観光気分でした)しました。
 全体の大きさ、広さに感動しながら、見て回りました。長い木造りの階段をあがったり、座禅して、警策(きょうさく、けいさく)で肩を打たれたり、途中で、雲水の方とすれ違って、その清々しい姿に、立ち止まって見とれてしまったりしました。
 帰り際に、「私は、ここで、あのような雲水になりたい」と思ってしまいました。

 その時は、そのまま帰ってきましたが、「雲水になりたい」という気持ちは、その後もずっと私の心に住みついていました。

 25歳の時、父が難病(ガン)になりました。放射線治療を受けながら、付き添う中で、医師から『あと、三年です』と宣告されました。
 手術の後、父が「やり遺したことがある」と言うのです。一緒に四国八十八カ所を回りたい、と言うのです。それで、大学に残り弁護士への司法試験に準備していましたが、帰ってきて、地元の信用金庫に就職し、介護を始めました。

 それから、土曜日の昼から(半ドン、昼から休み)日曜日にかけて、一番さんから、車で回ったのです。

 三年の期限付きの「死出の旅路への助走」が始まったのです。
第3回(令和4年9月)定例議会 20220915 質問と答弁。C子育て支援について 2022/09/15
【質 問】子育て支援について
   教育行政になりますが、いじめ・不登校について、
   無園児対策、就学前の教育施設の利用状況について、
   奨学金制度、就学援助、及び、鳴門市独自の奨学金制度について、

いじめ・不登校について
 幼稚園や小学校、中学校、高等学校の中で、教室や廊下、体育館や校庭で、いじめが、繰り返し、繰り返し続けられています。今、この瞬間にでも、誰かがいじめを繰り返し、誰かがいじめられています。
 いじめを受けている子どもが、「保護者、家族の人に余計な心配をかけたくない」との思いや、「保護者、家族の人や、先生に相談していることが知れたら、さらにいじめがエスカレートするかも知れない」との思いから、誰にも相談できず、絶望感や無力感に陥り、自ら生命を絶つ、自殺する、といった極めて深刻な問題も起こります。
 教育委員会は、このようないじめの現状をどのように把握しているのでしょうか。そして、いじめを解決したり、また、いじめを予防したり、根絶、なくしたりするための対策、いじめの防止に向けた対応策をどのようにしているのでしょうか、●質問します。

 また、現在の子どもたちには、学校以外で、インターネットや携帯電話を使ったいじめ、ネットいじめといわれますが、インターネットの上で、匿名でもって、いじめの相手を誹謗中傷、悪口を言って攻撃するのです。その言葉の中には「死ね」とか、「おまえを無視する」とか、かなり厳しい言葉が行き交っているというのが現状であります。
 これら、いじめの現状について、いじめの防止に向けた対応策について、その実態を教育委員会としては、どのように把握して。どのように対応しているのでしょうか、●質問します。

 そして、不登校について、その現状と、どのように対応しているのでしょうか、対応策について●質問します。

次に、無園児対策について、であります。
 鳴門市の就学前教育・保育施設の利用状況等について、そして、保育所や幼稚園等を利用していない、または何らかの事情があって利用ができていない就学前の子ども、いわゆる無園児がいるご家庭に対する支援について、●質問します。

次に、奨学金制度等について、質問します。
 就学援助費の内容と現状についてですが、小・中学校の義務教育において、経済的な理由によって就学困難な児童生徒に学用品費等の援助を行う就学援助費について、●質問します。

 次に、高校入学時の奨学金の支給について、そしてまた、高校進学する全世帯への奨学金の給付について、● 質問します。

【答 弁】
まず、本市のいじめについての現状ですが、本市の令和3年度のいじめの実態調査では、小学校274件、中学校71件のいじめが認知されております。
いじめに対しては、各学校において、アンテナを高くして、認知を進め、
早期に適切な対応を学校全体で行うことにより、重大事案となる前に、解決を図ることが重要であると認識しております。
そのため、教育委員会との連携の下、校長を中心として、学校全体で積極的に対応することで、早期解決を図るよう取り組んでいるところです。

次に、いじめの防止に向けた対応策についてですが、本市では、「鳴門市いじめ防止基本方針」に基づき、「校内いじめ対策組織」を各小中学校に設け、学校全体で対応できる体制をつくることで、普段から子どもや保護者との良好な関係性を築くとともに、子どもの話に耳を傾け、丁寧な聞き取りに努めることで、深刻な事態が生じる前に、解決することができるように取り組みを進めています。

また、本市では、毎年7月と12月の年2回いじめアンケート調査を実施することや、全ての小中学校で「いじめ防止子ども委員会」を設け、子どもたちが自らの活動により、いじめ防止につながる取組を実施しています。
近年、急速なSNSの普及により、子ども達を取り巻く環境は大きく変わっています。SNSを利用した「ネットいじめ」など、隠れたいじめがあるかも知れないという前提に立ち、早期発見の体制と相談できる体制を充実させ、いじめの積極的な認知に努め、いじめを見逃さない学校づくりに取り組んでまいります。

また、いじめの解消には、教職員の対応だけでは解決が困難な場合があり、社会全体で取り組んでいく必要があることからスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、警察、鳴門教育大学等と携して、いじめの実態に応じた支援を行っており、これらの取組を継続することにより、いじめの解決を図ってまいります。

次に不登校についての現状と対策についてですが、本市における不登校児童生徒の人数は、令和4年6月末時点で小学生9人、中学生20人となっています。
不登校状態にある児童生徒への支援策といたしましては、本市が設置しております、適応指導教室「うず潮教室」において、子どもたちが学校に登校することも含めて、自らが主体的に考え、社会的に自立することを目指して支援しております。

現在「うず潮教室」には、小学生8名、中学生15名が入級しており、教室が手狭になっていることや、入級に関する相談も増えていることから、暫定的な措置といたしまして、本年7月に隣接する旧教育委員会棟1階へ教室を移転しております。

「うず潮教室」では、個々のペースにあった自主活動や学習を行うことを通して、様々な悩みや不安を抱えた子どもたちにとって居心地の良い、安心感のある居場所と学びの場になっています。

不登校は、子どもが抱える多様な要因や背景により結果として不登校状態になっているものであり、不登校自体をネガティブに捉えるのではなく、学校・家庭・地域が、児童生徒の心に寄り添った支援をしていくことが求められております。

その一つとして、1人1台タブレット端末を活用して、学校以外の場所でも授業の様子を見たり、場合によっては参加したりできるオンライン学習の実施も検討しております。

市教育委員会といたしましては、今後ともいじめの解決や不登校への対応を重要な課題として捉え、学校及び児童生徒、保護者に対し早期かつ適切な支援を行うとともに、子どもたちが喜んで通うことのできる魅力ある学校づくりを進めてるとともに、多様な学びの場の提供をしてまいりたいと考えております。

次に、本市の就学前教育・保育施設の利用状況等について、ですが、本年5月1日時点における就学前教育・保育施設や本市に報告があった認可外保育所を含めた利用児童数は、0歳から5歳児が、1,433人であり、3月末時点での就学前人口1,756人と比較した場合の割合は81.6%、その内3歳から5歳児は人口986人に対し、954人の利用となっており、3歳児以上で比較した割合は96.8%と、施設の利用率は高くなっております。
こうした背景には、本市では、 第2子以降の無償化等、市独自に保育料や給食費の軽減を実施していることや 女性の就業率が全国と比較しても高い中、待機児童も発生していない状況であり、保育ニーズに対応した受け入れ施設数を確保できている といった要因があるものと考えられます。
今後においても、教育・保育施設の受け入れ体制の確保並びに保育士の処遇改善などをはじめとした就学前教育・保育の質の確保に取り組んでまいります。

次に、「無園児」に対する対策についてですが、
保育所や幼稚園等を利用していない、または何らかの事情があって利用ができていない就学前の子ども、いわゆる無園児がいるご家庭に対する支援については、これまで、乳幼児全戸訪問事業や、市内7か所で実施する地域子育て支援拠点事業、鳴門市版ネウボラ、民生委員の訪問等の実施により、子育て家庭に寄り添った相談対応や居場所の確保に取り組んでまいりました。
今後においては、来年4月に創設される国の「こども家庭庁」の動向を注視しつつ、家庭と行政、地域が繋がりを保ちながら、子育て家庭の孤立を防ぐとともに子どもの健全な発達に資するため、教育・保育施設での利用児童以外の預かりや児童発達支援など、先進事例も参考に検討を進めてまいりたいと考えております。
また、現在、新公立保育所を建設している、健康福祉交流センターを中心とする周辺エリアを子育て支援の拠点として、今後「こども家庭センター」を設置し、相談機能の充実を図るとともに、保育所等を利用されていない子育て世帯の方が気軽に利用できるエリアとして活用していくことを検討しているところであり、こうした取組を進めることにより、無園児のご家庭に対する支援の充実に努めてまいります。


次に、就学援助費の内容と現状についてですが、就学援助費につきましては、経済的な理由によって就学困難な児童生徒に学用品費等の援助を行い、小中学校における義務教育の円滑な実施を図るものです。対象者は本市に住所を有する児童生徒の保護者で、生活保護法に規定する要保護者に準ずる程度に生活が困窮しており、市教育委員会が受給を必要と認定した方です。
令和2年度に就学援助を認定する基準について、生活保護基準の1.2倍から1.3倍に引き上げ、支援を拡充いたしました。現在、受給者は、令和4年9月1日現在で、小学生218名、中学生131名で計349人であり、学用品費をはじめ、通学用品費、修学旅行費など、11の支給費目に基づいて援助しております。
とりわけ、今年度からオンライン学習通信費については、世帯ごとではなく児童生徒一人当たりに支給することで手厚く支援させていただいており、子どもたちの学びの機会をできる限りサポートしたいと考えております。

次に、奨学金制度についてですが、本市の奨学金制度につきましては、平成23年度より対象を生活保護世帯、若しくは非課税世帯であり、かつ母子・父子・児童・障がい者世帯で世帯条件を満たす方について、高校入学時に奨学金として10万円を支給してまいりましたが、世帯条件により困窮していても対象外となる場合もあり、該当する世帯数が減少してきている状況です。
子どもの貧困対策や子育て支援施策を充実することが求められる中、対象者を拡大したいと考え、本定例会に条例改正及び関連予算の議案を提案しております。
具体的には、就学援助の対象者と同程度まで所得条件・世帯条件を緩和することで、これまでより多くの世帯に奨学金10万円を給付いたします。
また給付の時期を例年高校進学した年の夏ごろにしておりましたが、その手続きを前倒しし、4月又は5月に支給することにより、入学準備にかかる費用を支援できるようにするとともに、申請時の添付書類を省略できるようにすることで手続の簡素化を行うなど、困窮世帯の就学に伴う負担の軽減を図り、子ども達への支援を行ってまいります。

次に、高校進学する全世帯への奨学金の給付についてですが、現在、本市の「なるとまるごと子育て応援パッケージ事業」におきまして、「子育て応援手当」として、高校生相当の子どもを養育する家庭に対し、一人あたり年間3万円を給付することとしており、現在給付のための準備を進めております。こうした取組に加え、この度、「なるとまるごと子育て応援パッケージ事業」の一つとして、さらに、奨学金制度を拡充し、市民の皆様の高校進学を支援させていただくなど、子育て支援施策を拡充しております。
今後、さらに少子化が進む中、市民の皆様が本市に居住しながら安心して子育てをし、教育が受けられるよう、その時々にふさわしい支援のあり方について、引き続き研究してまいりたいと考えております。

【意見 要望】 いじめ 不登校 就学援助 奨学金制度
 ご答弁では、本市の令和3年度のいじめの実態調査では、小学校274件、中学校71件のいじめが認知されているとのことでした。
 先生方が解決し、私たちが解決し、子どもたち、いじめる側もいじめられる側もお互いが命の尊厳、クラスメートであるということの誇りを一生持ち続けるような学校、家庭、地域でありますように、我々も総力挙げて子どもたちの命を守り抜いていこうではありませんか。それを、強く、強く、願っています。

 そして、本市における不登校児童生徒の人数は、令和4年6月末時点で小学生9人、中学生20人となっています。不登校自体をネガティブに捉えるのではなく、学校・家庭・地域が、児童生徒の心に寄り添った支援をしていくことが求められており、その一つとして、1人1台タブレット端末を活用して、学校以外の場所でも授業の様子を見たり、場合によっては参加したりできるオンライン学習の実施も検討しております、とのことです。

 次に、本市の就学前教育・保育施設の利用状況等について、ですが、
 0歳から2歳児 「無園児」は、291人、この家庭に対する支援について、
 3歳から5歳児 「無園児」は、32人、この家庭に対する支援について、
 乳幼児全戸訪問事業や、市内7か所で実施する地域子育て支援拠点事業、鳴門市版ネウボラ、民生委員の訪問等の実施により、子育て家庭に寄り添った相談対応や居場所の確保に取り組んでいるとのことで、ありました。

就学援助費の内容と現状についてですが、経済的な理由によって就学困難な児童生徒に学用品費等の援助を行い、令和2年度に就学援助を認定する基準について、生活保護基準の1.2倍から1.3倍に引、支援を拡充し、学用品費をはじめ、通学用品費、修学旅行費など、11の支給費目に基づいて援助、とりわけ、今年度からオンライン学習通信費については、世帯ごとではなく児童生徒一人当たりに支給する、とのことであります。

 次に、高校進学する全世帯への奨学金の給付についてですが、
現在、高校生相当の子どもを養育する家庭に対し、一人あたり年間3万円を給付することとしており、さらに、奨学金制度を拡充し、市民の皆様の高校進学を支援させていただくなど、子育て支援施策を拡充しております、とのことでありますが、今後も、安心して子育てをして、安心して教育が受けられるよう、手厚い、心温まる奨学金の支援を広げていただきたいと、要望します。

 以上で、質問を終わります。
第3回(令和4年9月)定例議会 20220915 質問と答弁。➂公園整備事業について 2022/09/15
【質 問】 次に、公園整備事業について、
公園の遊具の整備について、公園のトイレの整備について、質問します。
 鳴門市には、総合公園や運動公園、緑地、街区公園など、多種多様な公園があります。
 先日、これらの公園を見て回りましたが、それぞれに応じて、すばらしい運動施設やトイレ設備、駐車場があり、ほとんどの公園は、きれいに樹木が剪定され、遊具のメンテナンスなどの維持管理もできていましたが、何カ所ですが、樹木の剪定などの管理状態が悪い公園や、公園の内側に雑草が生い茂り、鉄棒やブランコなどの遊具も老朽化している、そのような状態の公園もありました。
 児童遊園は、全部で38か所ですが、この内で、ブランコ、滑り台などの遊具が老朽化している児童遊園がありました。
 ここで、ある児童遊園の遊具についての事例を紹介しますと、
 そこの児童遊園の遊具3点、ブランコ、ジャングルジム、4人乗りブランコが、今まで、ペンキ塗りなどして補修管理していましたが、いよいよ古くなって、さびが出て、今にでも壊れそうな危険な遊具なので、鳴門市に撤去してほしい、と申し出たのですが、鳴門市にその遊具についての関係書類がなく、その遊具をこの児童遊園に、いつ、誰が設置したのか、不明なため、鳴門市では対応できない、撤去の処理はできないということで、鳴門市からの費用ではなく、町内会が多額の費用を出して、古くなった危険な遊具を撤去した児童遊園があります。
 鳴門市に遊具についての関係書類がないとは、どういうことなのでしょう。遊具の管理は、どうなっているのでしょうか。
 さて、ここで質問ですが、公園にあるブランコ、滑り台などの遊具の管理方法、修理や撤去処理、処分の方法について、その費用負担について、また、公園内の遊具の不具合が原因で、利用者がケガをした場合の補償はどうなるのでしょうか。●質問します。

 次に、撫養第三公園について、汽車公園、であります。
 汽車公園という愛称で親しまれているこの公園には、ブランコと四人乗りブランコ、滑り台があります。中心には、大きな木が一本あり、外装が美しいドイツ風の建物のトイレがあります。樹木や雑草の刈り込みが、きれいにできていました。
 この公園のメインは、SL、C-11型66号 蒸気機関車です。以前は、子どもたちや蒸気機関車のファンの観光客などが、運転席に乗っていましたが、私も運転席に乗り込んで、「出発進行、前方、よし」などと言って、運転士体験をさせてもらいましたが、今では、外側も内側も錆びだらけで、朽ちているところもあり、周囲は「立ち入り禁止」のロープが張り巡らされています。
 設置されている蒸気機関車の横に、「私の履歴とごあいさつ C-11型66号 蒸気機関車」の看板があります。
 その履歴を紹介しますと、製造が昭和10年3月18日、使用開始が昭和10年4月5日、配属箇所は松山機関庫、広島、秋田、山形、多度津など、それぞれの機関区、そして昭和45年3月に徳島気道車区の小松島支区が最後となっています。総走行距離が1,733,901km、地球約42周、走行した蒸気機関車です。
 そして、あいさつ文では、
「昭和45年4月23日、鳴門市民のお招きにより当地にまいりました。余生をこの撫養第三公園で静かに過ごしたいと思います。現役時代の35年間を回顧すれば感慨無量なものがございます。どうか皆さん、私を可愛がって下さい。」
という、このC-11型66号 蒸気機関車からのあいさつ文がありまして、
 その下に、
「35年間もの長い間、日本の国のために働いたC-11型66号 蒸気機関車が鳴門市にまいりました。市民の皆さん、その功をしのび大切に保存しましょう。 昭和45年5月5日 鳴門市長 谷光次」
 このような、市長のあいさつ文があります。
 昭和45年5月5日 こどもの日に、鳴門市に来て、ここに安置され、子どもたちのアイドルとなったのです。
 それが、今の、さびれた姿を見たら、当時の谷光次市長さんは、どの様に思われるでしょうか。
 公園の整備として、この大切な蒸気機関車をどの様に維持していくのでしょうか。●質問します。

 次に、公園の中のトイレの整備について、また、公園周辺の公衆トイレの整備について、質問します。
 公園のトイレは、多くは、清掃されていると見受けられますが、一部には、清掃されていないかのような状態のトイレもあります。
 トイレの清掃など整備について、どのように管理しているのでしょうか。
 そしてまた、地域の方や公園の利用者から、新たに、トイレの設置の要望がある場合は、どのように対応されるのでしょうか。●質問します。

【答 弁】
まず、都市公園や児童遊園における遊具の管理についてですが、
市が管理している公園は、都市公園が48か所、児童遊園が38か所となっており、そのうち遊具があるのは、都市公園で31か所、児童遊園で30か所あります。
遊具の維持管理につきましては、年度当初において職員が点検を行うとともに、日常的な状況把握については、自治振興会等のボランティアにお願いしており、遊具に不具合が認められた場合には、市が修繕または撤去することとしております。

なお、撫養第3公園、いわゆる汽車公園のSLにつきましては、昭和45年に現在の位置に展示して以来、広く市民の皆様に親しまれておりますが、車体の塗装が経年劣化により傷んでいることから、今後は四国旅客鉄道株式会社等の意見を伺いながら対応してまいりたいと考えております。
また、本年7月にはSL展示場の屋根にも腐食した部分が確認されたことから、安全対策として、展示場付近を立ち入り禁止としており、現在、専門業者と屋根の修繕方法について検討を行っているところです。
今後も、地域の皆様にご協力いただきながら、利用者が安全で快適に楽しめるような公園の維持管理に努めてまいります。

次に、遊具の不具合により利用者がケガをされた場合の補償についてですが、市が設置した遊具に瑕疵があった場合には、市が賠償責任を負うことになり、その際発生する賠償金は「市民総合賠償補償保険」の保険金で支払うこととしております。
なお、自転車やスケートボード等で転倒してケガをしたなど、自己の行為が原因となった場合は、補償の対象ではありません。

次に、トイレの新設についてですが、本市の公園の屋外トイレの設置につきましては、「遠方からの利用者が多い公園」、「野球場やサッカー場といった長時間滞在する施設がある公園」、「トイレの必要性が高い公園」に設置しており、街区公園や児童遊園など比較的面積規模の小さい公園には原則として設置しないこととしております。
現在の屋外トイレの設置状況につきましては、都市公園は48箇所の内15箇所、児童遊園は38箇所の内1箇所の合計16箇所に設置しております。
そのため、新設トイレの設置については、こうした考え方を踏まえ、対応してまいりたいと考えております。

【意見 要望】公園整備事業について
 今回は、公園の遊具とトイレに特定して、質問しましたが、子どもたちが家族連れで利用する公園でも、一年を通して、安全管理や清掃の管理が十分でないことが、わかりました。
 さらには、いつも要望していますが、立岩の徳島県鳴門総合運動公園、その外側の道路のうち、正面の道路から渦潮高校方面に向けての街路樹の雑草の剪定を、これを1年間通してやっていただきたい。1年じゅう、です。先日、高校総体の開催前に、刈り込み剪定がされましたが、すぐに元通り、草ぼうぼうです。
 次に、妙見山公園の観光地図、看板ですが、その中で、古い表記のままがありますから、最新版の表示にするとか、または、きれいに塗り替えてください。ごく通常の、当たり前の管理をやっていただきたい。この状態のままだと、観光客の皆さんに、失礼であります。
 十分に対応いただきますよう、お願い申し上げます。
 意見・要望とします。
第3回(令和4年9月)定例議会 20220915 質問と答弁。➁コンベンション・ビューロー事業について 2022/09/15
【質 問】次に、コンベンション・ビューロー事業について
 コンベンションとは、研修会、展示会、見本市、大規模な会議、学会、イベントなどのことであり、それらの誘致のための支援活動をしたり、情報提供したりするのが、ビューローであります。
 私は、平成9年 第3回定例会、また平成10年 第4回定例議会において、鳴門市コンベンション・ビューローについて質問し、設置の提案をしました。
 これからの鳴門市は、今までの観光都市・鳴門を発展させて、コンベンションを積極的に鳴門市に誘致することによって、人の交流、情報の交流、経済の交流を中心とした交流の観光都市・鳴門、そのような都市を目指しましょうと、このような意味を込めまして、鳴門市コンベンション・ビューローの設立を提案したのであります。
 その頃は、地域振興対策として、人と経済が交流するコンベンションの誘致が注目され始めていたのです。
 特に地域経済への波及効果、例えば宿泊、食費、土産などにおいて、コンベンションでは、観光の約二・二倍の経済効果があると試算されていて、そのため大規模な大会を、鳴門市で開催してもらおうと、期待がかけられました。
 その後、平成12年4月、鳴門市がその設立資金の半分を出資した第三セクターとしての「鳴門市観光コンベンション株式会社」が設立されました。
 全国から多くの観光客を集める鳴門海峡の渦潮の町・鳴門市ですが、観光だけでなくて、これからは各種のスポーツ大会、研修会、研究大会、それらの中国・四国大会や全国大会を、鳴門市の方から積極的に誘致したり、勧誘したりして、多くの人に鳴門市に集まっていただきたい、そして、鳴門の市民の皆さんと交流を深め、大会や研修会の前後に、市内の観光をしてもらいたい、そのような営業活動を「鳴門市観光コンベンション株式会社」に期待したのであります。
 ここで、質問ですが、現在の、コンベンション誘致事業の現状と課題について、●お伺いします。
 そして、コンベンションの実例として、この度の高校総体でどれくらいの方が、どれくらいの泊数、宿泊したのか、●お伺いします。

【答 弁】
まず、全国高等学校総合体育大会についてですが、徳島県内で7月23日から8月9日まで全国高等学校総合体育大会が開催され、県内全体では、監督、選手、運営スタッフ等合わせ約15,000人が参加されました。本市におきましても、陸上競技等様々な競技が行われ、開催中は多数の関係者が訪れております。
 なお、本市において把握している開催期間中の関係者の市内宿泊数は、約5,700泊となっており、市内宿泊施設からは、「開催期間中は多くの方が宿泊され、ほぼ満室であり、経済効果もあった」などの声がございました。

次に、コンベンション誘致事業についてですが、コンベンションビューロ-とは、コンベンションを誘致し、開催支援する公的機関で、本市におきましては、コンベンションを誘致し、交流人口の増加や、地域活性化を目的に、平成12年度に本市の第3セクターとして「鳴門市観光コンベンション株式会社」を設立し、現在までコンベンションの開催支援活動、本市の観光案内、地場産品などの紹介を行っていただいております。また、さらなる誘致を進めるため、平成14年度より「鳴門市コンベンション開催支援助成金交付要綱」を定め、鳴門市内又は徳島県内で開催される研修や会議、スポーツ等の競技大会にかかる宿泊費等の助成を行っており、「鳴門市観光コンベンション株式会社」と連携して行うことにより、これまでも一定の成果が出ております。
なお、昨年度のコンベンション実施状況は、スポーツ大会等が5件、助成金については56万円、前年度比較で3件、助成金については31万円の増加となっております。
これは、新型コロナウイルス感染症の影響により、全国においてスポーツ大会や合宿の実施が減少する中においても、本市が令和2年度に設立した「NARUTOスポーツコミッション」により積極的なスポーツ大会や合宿を誘致した成果であると認識しております。
今後におきましても、「鳴門市観光コンベンション株式会社」と連携し、新型コロナウイルスの感染状況を考慮しながら、時代に即した積極的な誘致活動を継続的に行い、交流人口の増加及び経済活性化に繋げてまいります。

【意見 要望】 コンベンション・ビューロー事業について

 高校総体では、開催期間中の関係者の市内宿泊数は、約5,700泊となっており、市内宿泊施設からは、「開催期間中は多くの方が宿泊され、ほぼ満室であり、経済効果もあった」などの声があり、とのことで、コンベンションとしていい成果であったと思います。

 また、新型コロナウイルス感染症の影響により、全国においてスポーツ大会や合宿の実施が減少する中でも、「NARUTOスポーツコミッション」により積極的なスポーツ大会や合宿を誘致した成果であった、とのことであり、これからの鳴門市のコンベンション・ビューロー事業の方向性、スポーツ大会や合宿の誘致の方向性が現れていると思います。今後、ますますの成果を期待しています。
第3回(令和4年9月)定例議会 20220915 質問と答弁。➀世界遺産登録事業について 2022/09/15
観光行政について
  世界遺産登録事業について
    鳴門海峡の渦潮の世界遺産登録について、
    四国八十八カ所霊場の世界遺産登録について、
    板東俘虜収容所関係資料の世界の記憶への登録事業について、

【質 問】
 今から24年前になりますが、平成10(1998)年3月14日に、「鳴門海峡を世界の自然遺産にする会」の発会式が「ホテル南海」でありました。市議会から発起人として、参加しました。
 そのとき出席された多くの方々は、鳴門海峡の渦潮を世界の自然遺産といってもなかなか難しいのではないか、というような意見でした。世界遺産、また自然遺産ということに対しての認識が、まだまだひくかったのです。
 それから、今年で24年、これまで、官民挙げて、様々な取り組みがされてきました。
 平成26年7月には、鳴門市うずしお観光協会や鳴門市観光コンベンション株式会社が中心となり、鳴門海峡の渦潮を世界遺産にする会が発足しています。
 今こそ、鳴門海峡の渦潮の世界遺産化に向けて、実現化に向けて、大いなる機運が高まっているのです。
 鳴門海峡の渦潮の世界遺産登録に向けて、現在の進捗状況はどのようになっているのでしょうか。これからの方向性はどうなのでしょうか、●質問します。

 次に、四国八十八カ所霊場ですが、毎年全国から、また世界各国から多くの巡礼者が訪れています。平和と安らぎの祈りをささげつつ、四国を回っておられます。
 中国の僧侶や企業経営者の四国霊場巡礼団が、鳴門市の1番札所から県内の札所めぐりをしたり、また外国人の方が歩き遍路をしています。
このように、国内、国外から、四国遍路について、四国八十八カ所霊場について、益々の注目を浴びております。

 この四国霊場は、弘法大師 空海上人が弘仁6年、西暦815年に開創されました。それから、開創から1,200年以上も経過しています。
 その間に、四国八十八カ所霊場の巡礼は、お接待と呼ばれる地域の人々のさまざまな支援を受け、地域と一体となった遍路文化として形成されてきました。遍路は、宗教や性別、国境の枠を超え、それぞれの思いで巡礼する生きた伝統であり、世界に誇るべき文化遺産であります。

 平成27年4月には「四国遍路」〜回遊型巡礼路と独自の巡礼文化〜が、文化庁の日本遺産に認定されました。5月には四国4県及び関係市町村、四国八十八カ所霊場会などを構成員とする四国遍路日本遺産協議会が設立されました。

 平成27年6月16日、鳴門市議会では、世界遺産登録を目指す鳴門市議員連盟を設立しました。
 鳴門市にとって、鳴門海峡の渦潮と四国八十八カ所霊場と遍路道の世界遺産化とは、平和と友好のシンボルとして、次なる世代への義務なのであります。
 ここで質問ですが、四国八十八カ所霊場と遍路道の世界遺産登録に向けて、現在の進捗状況はどのようになっているのでしょうか、これからの方向性はどうなのでしょうか、●質問します。

次に、「板東俘虜収容所関係資料」の世界の記憶への登録事業について、であります。
 第1次世界大戦当時、板東俘虜収容所のドイツ兵の方々との温かい交流がありました。
 1918年、大正7年6月1日には、初めてベートーヴェン交響曲第九が演奏されました。初めて演奏された曲はこれだけでなく、シューベルトの鱒とか、いろいろな曲もありますが、何といいましても、この第九が有名になり、全国からファンが鳴門市に来られています。

 第九日本初演の地、四国札所の一番さん・霊山寺の前での演奏会、という写真もあります。その他に、ディ・バラッケを代表とする関係資料724点、鳴門市にとりましては、もう最高の宝であります。
 鳴門市ドイツ館に保存されている板東俘虜収容所資料を「世界の記憶」へ登録することについて、現状はどのようになっているのでしょうか、どのような取り組みを行っているのでしょうか、●質問します。

【答 弁】
 鳴門海峡の渦潮の世界遺産登録に向けた取組みについてですが、世界遺産登録に向けては、平成26年に発足した兵庫県知事及び徳島県知事を会長とする「兵庫・徳島『鳴門の渦潮』世界遺産登録推進協議会」を中心に、関係団体との連携のもと、各種取組みを進めております。
具体的には、世界的な普遍的価値や世界的唯一性を立証するため、兵庫県が自然分野、徳島県が文化分野を担当し、自然分野では、渦潮の規模や多様性、地形など、文化分野では、鳴門の渦潮に関する「芸術・文学」「観光・往来」「生業(なりわい)」などの学術調査を中心に進めているところです。
 また、様々な学術調査を進める中で、文化面においては、徳島県だけでなく、淡路島の文化や歴史と鳴門の渦潮の関係性についても調査する必要があったことから、令和2年4月に徳島県と兵庫県の専門家で淡路島を調査する「『鳴門の渦潮』調査研究プロジェクト実行委員会」を立ち上げ、今年度中に報告書を取りまとめる予定としております。
 さらに世界遺産登録に向けては、行政のみならず、地域の方々と一丸となって世界遺産登録への機運を高める必要があると考えており、積極的に普及啓発活動に取り組んでおります。
昨年度においては、渦潮の発生過程や種類などを紹介する子供向けパンフレットの作成や県内各地でのパネル展、海岸清掃を行う「クリーンアップ大作戦」などを実施しており今年度においても、引き続き、様々な普及啓発に取り組む予定としております。
 今後におきましても、関係団体と連携し鳴門海峡の世界遺産登録に向け、学術調査や機運醸成のための普及啓発活動など、各種取組みを推進してまいります。

次に、「四国遍路」についてですが、市では、平成22年に四国四県をはじめ、58の市町村や経済団体、大学など、産官学民連携で設立された「四国遍路世界遺産登録推進協議会」を通して世界遺産登録に向けての様々な取組みを行っております。
 この協議会では、専門部会を立ち上げ、その普遍的価値を証明するための学術調査や保存管理に係る検討、さらに普及啓発や環境整備に取り組んでおります。
 市内におきましても、これまでに「道案内表示シート」の設置をはじめ、「遍路道とトイレ位置案内図」の作成や「トイレ表示ステッカー」の貼付のほか、構成員による道路・遍路道の整備や清掃活動など様々な活動を行っております。
 今後も「四国遍路」の文化的価値を国内外に向けて情報発信することで、遍路文化への理解や地域住民の意識の高揚を図り、世界遺産登録への機運の醸成につなげてまいりたいと考えております。

次に、「板東俘虜収容所関係資料」についてですが、令和3年7月に ユネスコから新しい指針が示され、募集が再開されたことから、同年10月に「世界の記憶 国内案件に関する審査委員会」へ申請書を提出いたしましたが、残念ながらユネスコ本部への推薦は見送られることとなりました。
 市では、これまでにも、周知啓発を図るため、ディ・バラッケを代表とする関係資料724点を「鳴門市ドイツ館板東俘虜収容所資料Web」に掲載し、内容の充実を図るとともに、これまで見ることができなかった資料のレプリカを作成し、展示するなどの施策を講じてまいりました。
 今後につきましても、次回の申請が予想される令和5年に向けて、機運の醸成を図るとともに県やドイツ側と連携しながら調査研究を深め、登録を目指してまいりたいと考えております。

【意見 要望】 鳴門の渦潮 四国遍路 世界遺産 登録 鳴門市ドイツ館板東俘虜収容所資料
 令和2年4月に徳島県と兵庫県の専門家で淡路島を調査する「『鳴門の渦潮』調査研究プロジェクト実行委員会」を立ち上げ、今年度中に報告書を取りまとめる予定としており、行政のみならず、地域の方々と一丸となって世界遺産登録への機運を高めるため、積極的に普及啓発活動に取り組んでいる、とのこと、
 平成22年に四国四県をはじめ、58の市町村や経済団体、大学など、産官学民連携で設立された「四国遍路 世界遺産 登録推進協議会」を通して世界遺産登録に向けての様々な取組みを行っている、とのこと、
 ディ・バラッケを代表とする関係資料724点を「鳴門市ドイツ館板東俘虜収容所資料Web」に掲載し、内容の充実を図るとともに、これまで見ることができなかった資料のレプリカを作成し、展示するなどの施策を講じて、次回の申請が予想される令和5年に向けて、機運の醸成を図るとともに県やドイツ側と連携しながら調査研究を深め、登録を目指している、とのこと、ありました。
 世界遺産に登録するという資源を、後世に残すべき資源を、3つも持つ鳴門市、日本有数の平和と友好の都市である鳴門市を誇りに思います。
 これから世界遺産化、世界の記憶への登録に向けて、官民挙げて取り組んでまいりましょう。そして、ますます、すばらしい観光都市・鳴門にしていこうではありませんか。
77回目 広島原爆の日。20220806。 2022/08/07
令和4年(2022年)8月6日。

広島市の平和記念公園で「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)。

原爆投下時刻、8時15分。黙とう。

4978人の追加、総計 33万3907人が記帳された原爆死没者名簿を原爆慰霊碑の石室に奉納。

子ども代表の「平和への誓い」朗読。

  「平和への誓い」

あなたにとって大切な人は誰ですか。
家族、友達、先生。
私たちには、大切な人がたくさんいます。
大切な人と一緒に過ごす。笑い合う。
そんな当たり前の日常はとても幸せです。
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。
道に転がる死体。死体で埋め尽くされた川。
「水をくれ」「水をください」という声。
大切な人を一瞬で亡くし、当たり前の日常や未来が突然奪われました。
あれから77年たちました。
今この瞬間も、日常を奪われている人たちが世界にはいます。
戦争は、昔のことではないのです。
自分が優位に立ち、自分の考えを押し通すこと、それは強さとは言えません。
本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心を持ち、相手を理解しようとすることです。
本当の強さを持てば、戦争は起こらないはずです。
過去に起こったことを変えることはできません。
しかし、未来は創ることができます。
悲しみを受け止め、立ち上がった被爆者は、私たちのために、平和な広島を創ってくれました。
今度は私たちの番です。
被爆者の声を聞き、思いを想像すること。
その思いをたくさんの人に伝えること。
そして、自分も周りの人も大切にし、互いに助け合うこと。
世界中の人の目に、平和な景色が映し出される未来を創るため、私たちは、行動していくことを誓います。

   令和4年(2022年)8月6日

     こども代表

      広島市立幟町小学校6年 バルバラ・アレックス

      広島市立中島小学校6年 山崎鈴
「原爆の日」命を返せ。20220806。 2022/08/07
広島、被爆から、77年。

今年の夏も、今年の「8月6日」も、また、暑いです。

今年の蝉が、鳴いています。けたたましく、鳴いています。わずか七日の命を、鳴いています。

「ピカッ」の瞬間に、亡くなった人々、亜熱帯のジャングルで亡くなった人々、太平洋の海上で亡くなった人々、悲惨な攻撃を受けて亡くなった沖縄の人々、多くの人々が、亡くなりました。

  戦争で…。

友の特攻機を見送り、次の出陣を待つ人々、毎日の空襲におびえる人々、国中どこもかも、「自分の命、自分の人生」の明日を、無条件に、絶たれていました。

  戦争で…。

誰が、何のために、核を持ち、兵器を持ち、軍隊を持ち、人を殺す「準備」をしているのでしょうか。

誰が、何のために、短い一生(どんなに生きても、200年は生きられないのに)を、「殺し合い」のために、生きなければならないのか。

薄っぺらい赤い紙きれ一枚で、「殺し合い」を命令した「国家」、その「国家」を牛耳ってきた者たち…。
過ぎてしまえば、すべてが「権力(仮の、虚構の強制力)」の「嘘」であります。

日本の歴史も、世界の歴史も、平和と戦争の繰り返しで、過ぎてきました。
戦争すれば、平和を望み、平和になり、平和な日々を過ごしつつ、その内に「我欲」が増大すれば、戦争の無意味さと悲惨さを知らなかったり、忘れたりした者が、「武力」で物事を解決しようと画策します。

  人の命、人生、たったの60年、70年、80年…。

誰にでも、どんな人にでも、絶対に備わっている、必ず「死ぬ」という事実を軽んじて、相手の命を、「武力」で抹殺しようとする「狂気」の集合体を作り出す「時代の空気」を、作り出すのは、誰だ。

  命を返せ、命を返せ。

我が兄(大正14年5月22日生まれ)は、昭和19年2月5日 軍用機にて戦死。

お盆が、近づきました。
夏には、死ぬを想う。20220806。 2022/08/06
 黙祷

コロナ禍の中、多くの行動制限の中で、「不自由」な心身を経験しつつ、二年余りが経過しました。

その「不自由」な心身から解放され、しかし、それは心身が消滅することを意味する「お悔やみ」が、連日、伝えられてきます。

戦争での消滅と、平和時の日常での消滅、【8月6日】は、様々な「死」の形を痛感させられる「日」であります。

どのような人にでも、全員に「唯一の共通項目」である「生まれて、生きている以上は、遅かれ早かれ、必ず【死ぬ】」ことを、想う「日」です。

亡くなった、ご先祖を想い、両親を想い、親しかった人を想い、兄弟姉妹を想い、そして、戦争や災害や不慮の事故や不治の病で亡くなった人を想い、そしてまた、亡くなった、自分の時代とともに過ごしてきた著名人や芸能人を想い、謹んで哀悼の意を表する「日」であります。
                           
日々の世が平穏であれ、親しき人が朗らかで、みんなが笑顔であれ、と祈ります。